東京都では、高度経済成長にあたる時期に建てられたマンションやビルの老朽化が深刻化しており、大規模修繕を行う必要性が高まっています。
しかし初めて大規模修繕工事を行う場合、業者選びや施工の流れがわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、東京都のおすすめ大規模修繕業者5選に加え、業者選びのポイントや施工の流れについても徹底解説します。
また、東京都ならではの大規模修繕補助金・助成金制度についてもご紹介しておりますので、これから大規模修繕を検討している方は、ぜひ参考としてお役立てください。
目次
東京都のおすすめ大規模修繕業者・会社5選
東京都には、数多くのマンションやビルが立ち並んでいます。
これらの建物は長年風雨や日光にさらされているため、定期的に大規模な修繕工事を行う必要があります。
大規模修繕は建物の寿命を延ばすだけでなく、住環境の改善にもつながる重要な工事です。
しかし東京都には大規模修繕業者・会社が数多く存在するため、どこに依頼すればいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、東京都のおすすめ大規模修繕業者・会社を5つご紹介します。
新東亜工業
新東亜工業は、職人の総合工事店です。
お客様と直接対話し、各種工事を全て職人による自社施工で行っている為、管理会社や下請け企業などに関わる全ての中間マージンが不要です。
また、塗料販売店の大浦屋を子会社に持っている為、「大幅なコスト削減」を実現しております。
社名 | 株式会社新東亜工業 |
代表者 | 高井強 |
設立 | 2012年1月 |
資本金 | 8,000万円 |
所在地 | 東京都墨田区向島3-22-12 栗原ビル2F |
対応エリア | 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県など |
おすすめポイント | 仲介マージン0・保証が10年間 |
東京都での施工事例
【管理組合様】東京都江東区Cマンション 大規模修繕工事
【管理組合様】東京都大田区Mマンション
東京都での口コミ
以前から外壁劣化や水回りの問題があったので、ビル全体の大規模修繕をお願いしました。
修繕業者の選定には、かなりの時間をかけて検討しましたが、良い業者を選択できたと思います。また騒音や粉塵など懸念しておりましたが、配慮が十分にされていたので信頼できました。
引用:Googleより
最初に電話で問い合わせた時から、防水工事とは?修繕とは?みたいな状態だった素人の自分にも丁寧に説明してくれた。
東京にある他の業者と比較したが、この会社の説明が一番納得できた。綿密な現地調査を経て、予算や悩みに合わせた提案してくれた点が良かったと思う。
外壁塗装にも対応してもらえるみたいなので、機会があれば依頼してみよう。
引用:Googleより
新東亜工業はこんな方におすすめ
- 施工に関して長期間保証してほしい
- できるだけコストを削減したい
- 技術力の高い業者へ依頼したい
カシワバラ・コーポレーション
プラントの「塗装」で培った技術力とノウハウを活かした修繕メンテナンスで、建造物の資産価値を高めます。
創業時より構築してきた地域のネットワークを活かし、そこに住む人のニーズに応える形で、マンション大規模修繕や法人向けのオフィスや店舗・個人向けの戸建・集合住宅などの内装リフォーム・リノベーションまで、幅広く手がけています。
社名 | 株式会社 カシワバラ・コーポレーション |
代表者 | 柏原 伸介 |
創立 | 1949年3月1日 |
資本金 | 250,100千円 |
所在地 | 東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス18F |
対応エリア | 東京都・神奈川県・千葉県・山口県など |
おすすめポイント | 超高層マンションにも対応 |
東京都での施工事例
※施工事例はありません
東京都での口コミ
リノベーションの相談をしたところレスポンスがすごく早かったのに驚きました。
引用:Googleより
リノベーションの設計からお願いしました。私が行っていたゴルフ練習場の施工を見て美しくオーナーに誰が施工したかを聞きお願いしました。デザイン性は高く感度の高い話もしてくれました。またプラント工事から培われた技術力と信用はリノベーション工事になっても丁寧な施工に出ています。お願いしてよかったです。またスタッフの方々も優しい感じで丁寧に進めてくれました。現在もアフターで色々ご相談させて頂いておりますが実に丁寧に対応してくれております。感謝です。
引用:Googleより
カシワバラ・コーポレーションはこんな方におすすめ
- 工事中の生活に配慮してほしい
- 超高層マンションに対応してほしい
- 修繕計画に関するアドバイスを受けたい
建装工業
掛け替えのない資産として快適な環境・状態を保つためには、早期の計画が何よりも不可欠といえます。
創業以来100年を超え、マンションリニューアル分野で30年を越える豊富な実績と信頼を持つ建装工業は、マンションの総合施工業者として、居住者の皆様のあらゆるご要望・ご期待に万全のクオリティーでお応えいたします。
社名 | 建装工業株式会社 |
代表者 | 髙橋 修身 |
創設 | 明治36年 |
資本金 | 3億円 |
所在地 | 東京都港区西新橋3-11-1 |
対応エリア | 全国 |
おすすめポイント | 長年の歴史による施工実績の豊富さ・施工技術の高さ |
東京都での施工事例
※施工事例はありません。
東京都での口コミ
エアコンの排水パイプをバケツで受けるようにしていたら‼️写真のように排水が流れるように❗️人手間かけてくれていた
工事項目にない事なのに‼️感動しました
プロの職人の心息を垣間見た‼️ありがとうございます☺️
職人さんあなたは❗️素晴らしい‼️
引用:Googleより
建装工業はこんな方におすすめ
- 豊富なノウハウから施工提案をしてほしい
- 地方のマンションにも対応してほしい
- 塗装技術の高い業者へ依頼したい
マリオン株式会社
マンションや建物がいつまでも安全で快適な住空間を維持するためには、定期的な補修・補強を行う大規模修繕が不可欠です。
マリオンでは、お見積もりから施工、お引き渡しまで、すべてを一貫して行うため、何か問題が発生した際も迅速に対応ができます。
東京都内から近郊まで、お客様の立場に立ってストレスフリーな大規模修繕工事を進めていくのがマリオンの特長です。
社名 | マリオン株式会社 |
代表者 | 藤巻 甲樹 |
設立 | 2006年7月10日 |
資本金 | 1億円 |
所在地 | 埼玉県朝霞市上内間木377-19 |
対応エリア | 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県など |
おすすめポイント | ワンストップサービスでスピーディーな対応 |
東京都での施工事例
コンクリート造モルタル外壁の鉄筋爆裂補修
東京都での口コミ
この会社は日本で一番いい会社です
引用:Googleより
マリオン株式会社はこんな方におすすめ
- 一貫対応してくれる業者に依頼したい
- オンラインで相談したい
- コストを削減したい
東京都の大規模修繕補助金制度
築25年以上経過したマンションやビルは、経年劣化により大規模修繕が必要となる場合があります。
東京都では、マンションやビルの長寿命化を促進するため、大規模修繕工事に対する補助金制度を設けています。
この制度は、都内にある築25年以上経過したマンションやビルを対象とし、一定の基準を満たした工事に対して補助金を交付するものです。
補助金の額は、工事内容や規模によって異なり、最大で2,000万円が交付されます。
補助金の交付を受けるためには、事前に東京都へ申請を行い審査を受ける必要があります。
補助金の活用方法は、修繕工事費用の支払い・借入金の返済・修繕積立金の積み増しなどがあります。
補助金制度の詳細や活用の相談については、東京都住宅政策本部内の「東京都マンションポータルサイト」ページを参照してください。
補助金制度を活用することで、マンションやビルの修繕費用の軽減と建物の資産価値向上に繋げることができます。
分譲マンション計画修繕調査支援制度
分譲マンションの適正な維持管理の促進を目的として、建物の共用部分の外壁塗装や屋上防水、バリアフリー化など、計画的に改良・修繕する管理組合に対し、(独)住宅金融支援機構と連携した助成(利子補給)を実施するものです。
なお、太陽光発電設備設置工事も融資の対象となります。
詳しくは、東京都マンションポータルサイト内「分譲マンションの修繕への助成(マンション改良工事助成制度)」をご確認ください。
アスベスト対策費助成制度
吹付材としてアスベストが使用されていた・使用されている可能性がある建物について、アスベスト含有量率調査やアスベスト含有吹付材の除去など、工事費用の一部を助成する補助金です。
各自治体によって補助要件や金額が異なるため、制度を利用する際はあらかじめ確認しておくようにしましょう。
詳しくは、東京都都市整備局が発表している「東京都内アスベスト補助制度一覧(調査・分析)」(PDF)をご確認ください。
バリアフリー整備助成制度
建物のバリアフリー化は主に施設や店舗・医療機関などに対して助成されることが多くありますが、自治体によってはマンションへの助成を行っている場合もあります。
介護保険法に基づいた助成となるため、まずはお住まいの自治体やケアマネージャーへ相談しましょう。
壁面緑化助成
開発による緑地減少や地球温暖化への対策として、一部の自治体では壁面や屋上の緑化へ助成を行っています。
自治体ごとに制度内容が異なるため、東京都「東京の緑」サイト内「緑を保全・創出するための助成制度」ページにて詳細を確認してください。
東京都での大規模修繕工事業者・会社の選び方
満足できる大規模修繕工事の実現には、施工にあたる業者選びが非常に重要です。
しかし実際には多くの業者が存在していることで、どこに依頼すべきか迷われる方も少なくありません。
大規模修繕は頻繁に行う工事ではないため、希望する施工内容とともに以下のような面からも依頼先を検討しましょう。
大規模修繕・改修工事の施工実績数
大規模修繕業者を選ぶ際には、施工実績数を確認することが重要です。
施工実績数が多い業者は、豊富な経験とノウハウを有しており、さまざまなマンションやビルの規模や構造に対応することができます。
また、実績豊富な業者は、施工事例や顧客からのレビューなどを公開していることが多く、事前に業者の技術力や対応力を確認することができます。
大規模修繕は高額な工事となるため、信頼できる実績豊富な業者を選ぶことが重要です。
施工実績数は、業者の信頼性の指標の一つとして活用しましょう。
経営状態が安定している
経営状態が安定しているマンションの大規模修繕業者は、工事途中で倒産するリスクが低く、万が一のトラブルが発生しても補償を受けられる可能性が高いです。
また、経営状態が安定している業者は、一般的に技術力や経験も豊富であるため、安心して工事を任せられます。
経営状態が安定しているかどうかを確認するポイントは、以下の通りです。
- 会社のホームページや決算公告で会社の規模や実績を確認する
- 信用調査機関に問い合わせ、会社の財務状況や信用度を調査する
- 発注する前に見積書や契約書の内容をしっかりと確認する
- 保証期間やアフターサービスについても確認する
経営状態が安定しているマンションの大規模修繕業者を選ぶことで、安心安全な工事が行われ、マンションの寿命を延ばすことができます。
見積書の記載が明確
大規模修繕は多額の費用がかかるため、見積書の記載が明確かどうかは重要なポイントです。
見積書には、工事内容・数量・単価・諸経費などが記載されている必要があります。
また、工事の保証期間やアフターサービスの内容も明記されていることが望ましいでしょう。
見積書の内容が不十分な場合は、業者が工事内容を十分に把握していない、価格を不当に吊り上げる目的で故意に不明瞭にしている可能性も考えられます。
そのため、見積書は工事内容や費用の確認だけでなく、業者選びの際の重要な判断材料となります。
見積書の内容が不明瞭な場合は、業者に質問したり別の業者に見積もりを依頼したりするなどして、慎重に検討することをおすすめします。
見積書に記載されているべき詳細項目は、以下の通りです。
- 工事内容
- 工事数量
- 単価
- 諸経費
- 工事の保証期間
- アフターサービスの内容
これらの項目が全て網羅されていれば、工事内容や費用の内容を把握することができます。
また内容に疑問点があれば、業者に質問をして回答を得ることでも業者選択の手助けになるでしょう。
ただし正確に比較するためにも、相見積もりを行う際は工事内容や使用する資材の種類・量が同じになるようにしましょう。
保証・アフターサービス
大規模修繕には多額の費用がかかるため、工事完了後も安心できる保証体制が整っている業者を選ぶことが大切です。
施工瑕疵保証だけでなく、アフターサービスも充実しているか確認しましょう。
アフターサービスとして、定期的な点検やメンテナンスを行ってくれる業者なら、安心感が高まります。
保証・アフターサービスの内容は業者によって異なるため、納得できる内容の保証が付帯されているかを確認したうえで、業者を選びましょう。
工事の取り組み方針が整備されている
大規模修繕工事は、マンションの価値を維持し、資産価値を高めるために必要な工事です。
そのため、工事の取り組み方針が整備されている業者を選ぶことは、失敗しないための重要なポイントとなります。
整備されている取り組み方針には、以下のような項目があります。
- 長期修繕計画に基づいた計画的な工事の実施
- 住民への説明会やアンケートの実施など、情報共有の徹底
- 工事の進捗状況を報告し、住民とのコミュニケーションを密にする
- アフターメンテナンス体制が整っている
これらの取り組み方針が整備されていることで、住民は安心して工事を任せられます。
また、工事の透明性が高まることで、住民と業者の信頼関係が築きやすくなります。
現場監督の対応力や人柄
大規模修繕工事において、現場監督の対応力や人柄は重要な要素です。
工事期間中は、現場監督と直接コミュニケーションを取りながら進めていくため、信頼関係の構築がスムーズな進行に繋がります。
- 説明のわかりやすさ:専門用語を多用せず、わかりやすく説明してくれるかどうか。
- 質問への対応:質問に対して丁寧に、根拠をもって答えてくれるかどうか。
- 問題解決能力:トラブルが発生した場合に、迅速かつ適切な対応を取れるかどうか。
- コミュニケーション能力:住民の意見や要望を積極的に聞き、真摯に対応してくれるかどうか。
- 人柄:誠実で信頼できる人物かどうか。
現場監督は、工事の責任者であり、住民との窓口でもあります。
工事期間中は、さまざまな問題が発生する可能性があるため、そのような状況下でも、住民と協力して解決できるよう、対応力と人柄が優れた現場監督を選ぶことが重要です。
また、事前に現場監督に会って話をする機会があれば、上記のようなポイントをチェックしてみましょう。
実際に話をしてみて「信頼できる」と思えるかどうかが大切です。
マンション・ビル大規模修繕工事の実施タイミング・時期
大規模修繕工事は、マンションやビルの寿命を延ばし快適な住環境を維持するために、適切なタイミングで行うことが重要です。
一般的には、築後12~15年を目安に最初の大規模修繕工事を行い、その後は10~15年ごとに定期的に行う必要があります。
ただし以下の場合には、計画よりも早い時期に大規模修繕工事を行う必要があります。
- 外壁や屋根にひび割れや剥落などの劣化が見られる
- 雨漏りや漏水が発生している
- 鉄筋コンクリートの腐食が進んでいる
- 設備機器の寿命が近づいている
大規模修繕工事の工事期間は、規模や内容によって異なりますが、一般的には数か月から1年程度かかります。
小規模な修繕や一部のみの補修のタイミングも加味する必要があるため、どのようなタイミングで行うかは建物を調査したうえで計画することが重要です。
東京都での大規模修繕工事の費用相場
東京都での大規模修繕工事の費用相場は、建物の規模や築年数、施工内容によって大きく異なります。今回は1m2あたりの相場を紹介します。
一般的には、以下の表を参考にすると良いでしょう。
規模 | 築年数 | 費用相場 (円/㎡) |
---|---|---|
小規模 | 20年以下 | 1,500〜2,000 |
小規模 | 20年以上 | 2,000〜2,500 |
中規模 | 20年以下 | 2,000~5,000 |
中規模 | 20年以上 | 2,000~8,000 |
大規模 | 20年以下 | 10,000~15,000 |
大規模 | 20年以上 | 15,000〜 |
大規模修繕工事の流れ
マンションやビルの大規模修繕工事は、主に以下の流れで行われます。
- STEP
修繕委員会の発足
管理組合内で修繕委員会を設置し、工事の準備を開始します。
- STEP
現状把握・劣化診断
建物の劣化状態を調査し、修繕が必要な箇所を特定します。
- STEP
予算・工事計画の検討
修繕計画を立て、概算予算を検討します。
- STEP
施工会社選定
複数の施工会社から見積もりを取り、最適な会社を選定します。
- STEP
総会で決議
管理組合の総会で工事計画と予算を承認します。
- STEP
工事説明会
居住者に対して工事内容やスケジュールを説明します。
- STEP
契約・着工
施工会社と契約を結び、工事を開始します。
- STEP
工事完了・検査
工事が完了したら、検査を行い、問題がないか確認します。
以上のステップで大規模修繕工事は行われます。
大規模修繕工事は、管理組合が主体となって行われるため、管理組合の方は工事開始から終了までの大まかな流れは把握しておくと安心です。
よくある質問
大規模修繕工事を計画する際には、多くの疑問や不安が生じることでしょう。
工事期間や費用をはじめ、工事中の生活への影響や補助金・助成金の利用方法など、大規模な工事ならではの質問や不安も少なくありません。
ここでは大規模修繕工事を行うにあたり、多く寄せられる質問について回答しております。
これらの情報をもとに、安心できる大規模修繕工事を進めましょう。
Q
中規模修繕工事や小規模修繕工事とは?
A
中規模修繕工事や小規模修繕工事は、建物の劣化や機能不全を改善するために必要な修繕作業を指しますが、大規模修繕に比べて規模や範囲が限定されています。
いずれの工事も日常的なメンテナンスを補完し、建物の寿命を延ばすために欠かせないものです。
このうち中規模修繕工事では、共用部の廊下やエントランス・外壁の部分的な塗装や補修が含まれます。
また小規模修繕工事は、クロスの張替えや窓ガラスの交換・軽度の漏水修理などがあります。
Q
大規模修繕工事の予算が不足した場合の対処法は?
A
大規模修繕工事の費用が不足した場合、その対処は慎重かつ計画的に行う必要があります。
不足する事態とならないよう計画することが重要ですが、どうしても不足してしまう場合は以下の5点を検討しましょう。
- 長期修繕計画の見直し:計画を見直し、優先順位を再評価したうえで優先順位の高いものを優先する
- コスト削減を図る:工事範囲や使用資材の見直しを行い、コストの縮小を図る
- 融資の利用:返済計画を立て、住民の同意を得たうえで銀行や金融機関の融資を受ける
- 助成金や補助金の活用:決められた大規模修繕工事に対し助成金や補助金の申請を行う
- 修繕積立金の増額:理事会や総会で同意を得たうえで、住民が負担する修繕積立金を増額する
Q
相見積もりをすると金額に差が出るのはなぜ?
A
同じ条件で相見積もりを行っても、提示される金額に差が生じることは珍しくありません。
発注する資材の仕入れ値や技術面の差をはじめ、付帯するサービスの違いや工事を行う時期によっても費用に違いが出るでしょう。
また施工エリアや競合他社の有無によっても費用は異なるでしょう。
いずれの場合でも、ご自身の希望する施工内容であるかやオーバースペックでないか、担当者の対応などを加味したうえで、総合的に判断するようにしましょう。
Q
においや騒音が気になるのですが…
A
大規模修繕では、足場を組んで塗装や補修を行うため、騒音やにおいが少なからず発生します。
そのような場合でも、養生シートの設置やにおいが低減された塗料の選定などで対策を行うことが可能です。
施工中に不安や疑問が発生した場合には、施工業者へ相談することで対策できる場合もあるため、遠慮せず伝えましょう。
東京都大規模修繕工事のまとめ
大規模修繕工事は、建物の寿命を延ばし、資産価値を維持するために重要な工事です。
大規模な工事となることから、修繕費用に関しては計画的に準備しておく必要がありますが、どうしても不足してしまう場合は銀行や金融機関から融資を受けたり、工事内容の見直しや優先順位の変更が必要となるケースもあるでしょう。
また施工を依頼する業者選びに関しては、希望する施工や修繕が必要な部分へ適切に対応してもらえるかや、見積りの金額や内容が妥当かも検討して契約を進める必要があります。
さらに施工のタイミングや最終的な費用に関しても、納得できる業者へ依頼することが重要です。
今回の記事では、東京都でおすすめの大規模修繕工事業者・会社を5つご紹介しました。
いずれも大規模修繕工事の実績が豊富で、提案力やスピーディーさに定評がある業者ばかりですので、これから依頼先の選定を控えている方は、相談してみてはいかがでしょうか。