
笠木の防水工事とは?役割や構造について教えて!笠木の上から防水はできる?
笠木の防水工事は、建物の屋根やバルコニーなどに設置された笠木と呼ばれる部分の防水を行う工事です。
笠木は屋根の外側やバルコニーの縁などに取り付けられ、雨水や湿気から建物を守る役割を果たしています。
しかし、長年の使用や劣化によって防水性能が低下し、雨漏りの原因になることがあります。
本記事では笠木の防水工事について詳しく解説し、雨漏りが起こる原因や費用の目安についても紹介します。
建物の維持管理に役立つ情報をお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
笠木とは?
笠木(かさぎ)とは、建物の手すりやパラペット(立ち上がり部分)などの最上部に設置される部材のことを指します。主に金属、コンクリート、木材などの素材で作られ、建物の構造を保護する役割を果たします。特に屋上やバルコニーの手すり部分に取り付けられることが多く、防水性や耐久性を向上させる重要な建築部材です。
笠木は以下のようなさまざまな素材で作られており、建物のスタイルやデザインに合わせて選ばれる場合が多いです。
- 木製
- 金属(ステンレス・アルミ・銅・ガルバリウム鋼板)
- モルタル
- セメント
屋根の軒先やバルコニーの縁などに取り付けられることが多く、主に雨水や日光から建物を守るほか、建物の外観を美しく仕上げる役割も担っています。
笠木は建物の外観を演出する重要な要素であり、適切な管理や補修が欠かせません。
笠木の役割
笠木は建物にとって重要な役割を果たしています。笠木の主な役割は、以下のようなものです。
美観の向上
笠木は、建物のデザインを整える重要なパーツです。特に金属製やタイル張りの笠木は、スタイリッシュな外観を演出することができ、高級感を持たせるデザイン要素としても機能します。また、手すり部分の仕上げ材としても使われ、建物全体の統一感を保つ役割を果たします。
保護機能
笠木は、建物のパラペットや手すりの最上部を覆い、雨水や紫外線から構造を保護する役割を担います。外部に直接さらされる部分であるため、劣化しやすいコンクリートや木材を守り、建物の長寿命化に貢献します。
防水効果
笠木には、雨水の浸入を防ぐ防水機能も備わっています。特に、屋上やバルコニーの手すり部分は雨風に直接さらされるため、適切な防水処理が施されていないと、雨漏りの原因となる可能性があります。シーリング処理や防水シートの設置によって、水の侵入を防ぎ、建物の内部を保護します。
通気性の確保
通気性を考慮した笠木設計を行うことで、湿気がこもりにくくなり、結露やカビの発生を防ぐことができます。特に木造建築の場合、湿気がたまりやすいため、適切な笠木の設置によって内部の通気性を確保することが重要です。
構造強化
笠木は、パラペットや手すりの構造強化にも寄与します。特に金属製の笠木は、補強材としての役割も果たし、建物全体の耐震性や耐久性を向上させる効果があります。適切な固定方法と防水処理を施すことで、より長持ちする建築構造を維持できます。
笠木から雨漏りが起こる原因
笠木はほとんどの場合、ガルバリウム鋼板・アルミ・ステンレスなどの金属でできており、笠木の下には防水施工が施されています。
しかし、さまざまな要因で雨漏りが起こることがあります。
笠木は金属製で防水施工されているはずなのに、なぜ雨漏りが起こるのでしょうか。
ここからは、その原因について見ていきましょう。
笠木が適切にメンテナンスされていないと、雨漏りの原因となる可能性があります。特に、以下のような問題が発生すると、建物内部へ水が浸入しやすくなります。
ビスや釘の隙間からの浸入
笠木の固定に使用されるビスや釘の周囲に隙間があると、そこから雨水が侵入し、内部の防水層を劣化させる原因となります。特に、施工不良や経年劣化によってビスの緩みや隙間ができると、防水機能が損なわれるため注意が必要です。
ジョイント部や外壁とのシーリングの劣化
笠木のジョイント部や外壁との接合部分には、シーリング材が充填されていますが、経年劣化によりひび割れや剥離が発生します。シーリングの隙間から水が侵入すると、雨漏りだけでなく外壁の内部腐食の原因にもなるため、定期的なメンテナンスが必要です。
笠木の劣化や変形
笠木は雨風や紫外線の影響を受けやすいため、劣化や変形が起こりやすい箇所です。
特に浮きやすい形状であり、劣化が進むと雨水の浸入口となります。
錆による穴の発生
金属製の笠木は、雨水にさらされることで錆が発生しやすく、劣化が進むと穴が開くことがあります。 穴が開くとそこから水が侵入し、防水層や建物内部にダメージを与える可能性があるため、定期的な塗装や防錆処理が重要になります。
笠木の劣化が招くトラブル
建物のベランダやバルコニーに取り付けられている笠木は、雨風や紫外線などの自然の影響を受けやすい部位です。
そのため、劣化が進むとさまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。
ここからは木造建築と鉄筋コンクリート建築に分けて、笠木の劣化からくるトラブルを見ていきましょう。
木造建築で笠木の劣化が招くトラブル
木造建築では、笠木の劣化が直接的に構造材の腐食につながることがあります。特に、雨水が侵入すると木材が腐朽し、カビの発生やシロアリ被害のリスクが高まります。また、湿気がこもることで、木材の強度が低下し、建物全体の耐久性が損なわれる可能性もあります。
- 腐朽や割れによる雨漏り…木材は水分を吸収しやすく、経年劣化により腐朽や割れが生じると、雨水が浸入しやすくなるのが特徴です。特に笠木の接合部分や表面の塗装が劣化すると、雨漏りが発生しやすくなります。
- 虫害やカビの発生…劣化した木材は、シロアリをはじめとする虫やカビの発生源となりかねません。特に湿気の多い環境や水漏れがある場合は、虫やカビが繁殖しやすくなります。
- 強度低下による安全性の低下…木材の劣化により笠木の強度が低下すると、建物全体の安全性が損なわれる恐れがあります。特に風雨にさらされやすい高所に設置されている笠木は、劣化による倒壊の危険性が高まります。
- 外観の損傷…木材の表面が劣化すると、外観の美観が損なわれる可能性があります。特に木材の色あせや割れが目立つと、建物全体の印象が悪くなりかねません。
これらのトラブルを防ぐためには、定期的な塗装や補修が必要です。また、劣化が進んだ場合は早めの交換が必要となります。
鉄筋コンクリート建築で笠木の劣化が招くトラブル
鉄筋コンクリート(RC)建築においても、笠木の劣化が深刻な問題を引き起こすことがあります。 例えば、シーリングの劣化や笠木の隙間から水が侵入すると、コンクリート内部の鉄筋が錆び、コンクリートの爆裂(剥離)を引き起こすことがあります。これにより、外壁の耐久性が低下し、建物の構造そのものに影響を与える可能性があるため、早期の対策が重要です。
- 錆による劣化…鉄筋部分が錆びると笠木の強度が低下し、建物全体の安全性が損なわれる恐れがあります。特に錆による劣化は内部から進行するため、外部からは見えにくいケースも少なくありません。
- コンクリートのひび割れや浮き…コンクリート部分が劣化すると、ひび割れや浮きが生じる可能性があります。これにより雨水が浸入しやすくなることが、雨漏りにつながる原因のひとつです。
- 外観の劣化…コンクリートの表面が劣化すると、外観の美観が損なわれる可能性があります。特にコンクリートのひび割れや浮きが目立つと、建物全体の印象が悪くなります。
- 耐久性の低下…劣化した笠木は耐久性が低下し、修復や交換が必要となる可能性が高まります。特に高所に設置されている笠木は交換作業が難しいため、コストがかかる場合が多いのが特徴です。
これらのトラブルを防ぐためには、定期的な点検や補修が欠かさないようにしましょう。
笠木における防水工事の種類
笠木の防水工事には、劣化の程度や施工方法に応じてさまざまな種類があります。適切な工法を選ぶことで、雨漏りの防止と建物の耐久性向上が可能になります。
シーリング工事
笠木のジョイント部分や外壁との接合部にシーリング材を充填し、隙間からの水の侵入を防ぐ工事です。
- 適用範囲:軽微な劣化やひび割れ補修
- メリット:施工が比較的容易でコストが低い
- デメリット:経年劣化しやすく、定期的なメンテナンスが必要
防水シートの設置
防水シート(塩ビシート・ゴムシートなど)を笠木部分に施工し、防水性能を向上させる方法です。
- 適用範囲:広範囲の防水が必要な場合
- メリット:耐久性が高く、シーリング工事より長持ちする
- デメリット:施工費が高くなる場合がある
保護コーティングの施工
金属製の笠木には、防水性能を向上させる防水塗装やコーティングが行われることがあります。
- 適用範囲:金属製・コンクリート製の笠木の劣化防止
- メリット:塗膜が防水性を高め、劣化を遅らせる
- デメリット:定期的な塗り替えが必要
メンテナンス
定期的な点検と簡単な補修を行うことで、防水層の寿命を延ばし、雨漏りリスクを低減できます。
- 適用範囲:軽度の劣化が見られる場合
- メリット:コストを抑えながら長期的なメンテナンスが可能
- デメリット:根本的な補修にはならない場合もある
交換工事
劣化が進行し、防水工事では対応できない場合は、笠木自体を交換する工事が必要になります。
- 適用範囲:重度の劣化や破損が見られる場合
- メリット:新しい笠木にすることで耐久性が向上
- デメリット:コストが高く、工期が長くなる
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笠木に行う防水工事の流れ
笠木の防水工事は、建物の雨漏りや劣化を防ぐために重要な工程です。適切な施工を行うことで、建物の耐久性を維持し、将来的な修繕コストを抑えることができます。以下は、一般的な笠木の防水工事の流れです。
1. 現地調査と診断
まず、笠木の劣化状況を詳細に確認し、防水処理の必要性を判断します。
- シーリングの劣化や剥がれがないかチェック
- 笠木表面のひび割れや錆の有無を確認
- 既存の防水層や下地の状態を調査
2. 補修方法の選定
現地調査の結果に基づき、最適な補修方法を決定します。
- 軽度の劣化:シーリング補修やコーティング処理
- 中度の劣化:防水シートの設置や部分補修
- 重度の劣化:笠木の交換工事
3. 下地処理
防水効果を最大限に高めるため、施工前の下地処理を行います。
- 劣化したシーリングの除去と清掃
- ひび割れ部分の補修
- 金属部の錆除去やコンクリート表面の補強
4. 防水施工
選定した補修方法に基づき、防水工事を実施します。
- シーリング工事:目地や接合部に防水シーリング材を充填
- 防水シート施工:防水シートを接着し、隙間を防ぐ
- 保護コーティング:塗装やトップコートで防水性能を向上
5. 仕上げと最終チェック
施工完了後、仕上がりの確認と最終点検を行います。
- 施工箇所に隙間や剥がれがないかチェック
- 水をかけて漏水テストを実施(必要に応じて)
- 施工後のメンテナンス方法を確認
6. 施工完了・保証対応
防水工事完了後、業者による保証内容やアフターケアの確認を行います。適切なメンテナンスを実施し、定期的な点検を行うことで防水効果を長持ちさせることができます。
笠木の防水工事別の費用目安
笠木の防水工事は、施工方法や使用する材料、劣化の進行度によって費用が異なります。以下では、主な防水工事の種類ごとの一般的な費用相場を紹介します。
工事内容 | 費用目安(1mあたり) | 特徴 |
---|---|---|
シーリング補修 | 1,500円~4,000円 | 劣化したシーリングの打ち替えや補修 |
防水シート施工 | 5,000円~10,000円 | シートを接着し、防水性を強化 |
保護コーティング | 3,000円~7,000円 | 金属やコンクリートの耐久性向上 |
コーキング補修 | 1,500円~3,500円 | 笠木の隙間をシーリング材で補修 |
笠木の部分交換 | 10,000円~20,000円 | 劣化が進行した箇所のみ交換 |
笠木の全面交換 | 20,000円~40,000円 | 新しい笠木へ交換し、防水性能を回復 |
費用に影響する要因
- 施工範囲の広さ:工事範囲が広くなると、材料費や人件費が増加。
- 使用する防水材の種類:高耐久の防水シートや特殊コーティングは費用が高め。
- 劣化の進行度:軽微な補修なら安価、交換が必要な場合は高額に。
- 施工業者の選定:業者ごとに見積もりが異なるため、比較が重要。
コストを抑えるポイント
- 定期的な点検を実施し、早期補修を行うことで大規模修繕を回避する。
- 複数の業者から見積もりを取り、最適な施工プランを選定する。
- 助成金や補助金制度が活用できるか確認する。
笠木の防水工事は、適切な施工を行うことで、雨漏りや建物の劣化を防ぎ、長期的なメンテナンスコストを抑えることが可能です。状況に応じた最適な工法を選択し、建物の耐久性を維持しましょう。
まとめ
笠木は、美観の向上・建物の保護・防水効果など、多くの役割を持つ重要な部材です。しかし、劣化すると雨漏りや建物の腐食を引き起こす可能性があるため、定期的な点検とメンテナンスが不可欠です。
特に、シーリングの劣化や錆の発生は防水性能の低下を招くため、早期の補修が必要です。防水工事には、シーリング補修・防水シートの設置・コーティング施工・交換工事などがあり、劣化の進行度に応じた適切な対策が求められます。
また、防水工事の費用は施工方法や建物の状態によって異なるため、専門業者に現地調査を依頼し、最適な補修方法を選定することが重要です。
定期的なメンテナンスを行うことで、笠木の耐久性を向上させ、建物全体の寿命を延ばすことができます。
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