「ベランダの防水塗装って、実際いくらかかるの?」
そんな疑問を持つ方は多いはずです。防水塗装は、雨漏りや建物の劣化を防ぐために非常に重要なメンテナンス作業のひとつですが、施工費用については情報があいまいで判断しづらいという声も多く聞かれます。
この記事では、ベランダ防水塗装にかかる平均的な費用相場をはじめ、使用される工法ごとの特徴と価格帯、実際の見積もりの内訳、さらにDIYと業者依頼の費用差や注意点についても詳しく解説していきます。
後悔しない施工を行うためには、「安いだけ」で選ばず、必要な工程や保証の有無を理解したうえで業者を選ぶことが大切です。初めて防水塗装を検討している方にもわかりやすく解説します。
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目次
ベランダ防水塗装の費用相場はいくら?(ベランダ 防水工事 費用)
防水塗装の価格は、工法の種類やベランダの面積、劣化の進行状況、現場の条件(階数・形状)などによって変動します。ここでは、まずおおまかな費用の目安を押さえておきましょう。
ベランダ防水塗装の平均費用|ベランダ 雨漏り 修理 費用の目安も紹介
一般的な戸建住宅のベランダ(5〜10㎡)における防水塗装の費用は、約5万円〜10万円程度が相場とされています。
ただし、ベランダが広く20㎡を超えるようなケースや、既存の防水層が剥がれていたり下地の補修が必要な場合は、15万〜30万円前後になることもあります。
アパートやマンションのベランダ、バルコニーなどは足場が必要になる場合もあるため、その分費用が上乗せされる傾向があります。
㎡単価の目安とその内訳|防水塗装 単価を詳しく解説
費用は基本的に「施工面積×単価」で算出され、一般的な㎡単価の目安は3,000円〜10,000円**程度です。使用する防水材や塗料のグレード、職人の技術料、施工環境に応じて変動します。
内訳としては以下のような項目が含まれます
- 材料費(ウレタン・FRP・シートなど)
- 人件費(職人の作業代)
- 養生・清掃費、出張費などの諸経費
- 足場代(2階以上の高所作業の場合)
施工内容により「下地処理費」や「補修費」が別途かかることもあります。
面積・状態・階数による価格差
以下の条件によって費用は上下します。
- 面積が狭いほど単価が高くなる(固定費の影響)
- 下地が劣化しており補修が必要な場合
- 2階以上で足場の設置が必要な場合
- 複雑な形状(段差・隅・配管周りなど)のあるベランダ
見積もりを取る際は、ベランダの形状や劣化状態の写真を用意しておくとスムーズです。
工法別に見る防水塗装の費用と特徴|FRP防水 相場や価格比較も
防水塗装には複数の工法があり、それぞれ費用・耐用年数・適した使用条件が異なります。主に以下の3つがベランダ防水で用いられています。
ウレタン防水の費用と特徴(最も一般的)
- 費用目安:4,000〜7,000円/㎡
- 耐用年数:10〜12年
- 特徴:
- 液体状の塗料を塗り重ねて形成する柔軟性の高い防水層
- 複雑な形状にも対応可能
- 屋上・ベランダ・バルコニーなど幅広く使用される
- 施工に数日間を要するが、重ね塗りで補修しやすい
FRP防水の費用と特徴(耐久性重視)
- 費用目安:5,000〜9,000円/㎡
- 耐用年数:10〜15年
- 特徴:
- ガラス繊維強化プラスチックで形成される強靭な防水層
- 高耐久・高強度で、車の荷重がかかる場所にも対応
- 施工が早く、1日で完了することもある
- ただし、ひび割れやすい下地には不向きな場合も
シート防水の費用と特徴(大型ベランダ向き)
- 費用目安:3,000〜6,000円/㎡
- 耐用年数:10〜15年
- 特徴:
- 塩ビやゴム製のシートを接着・固定して施工
- 大面積・平滑な構造に向いており、工期が短い
- 施工環境に制限があることもあり、一般住宅では採用率はやや低め
工法別比較表
工法 | ㎡単価目安 | 耐用年数 | 特徴 |
---|---|---|---|
ウレタン防水 | 4,000〜7,000円/㎡ | 10〜12年 | 柔軟性が高く、最も多く使われる |
FRP防水 | 5,000〜9,000円/㎡ | 10〜15年 | 硬くて丈夫、施工が速い |
シート防水 | 3,000〜6,000円/㎡ | 10〜15年 | 工期短め、大面積に向く |
ベランダ防水塗装の見積もり内訳とチェックポイント|防水塗装 価格 比較のポイント
業者から見積もりをもらったら、以下の点を確認しましょう。
基本構成(㎡単価×面積+諸経費)
見積書は「施工面積 × 単価」の計算が基本ですが、その他に以下が加わることが多いです:
- 養生費(塗装範囲以外を保護)
- 下地補修費(クラック・浮きなど)
- 清掃費・ごみ処分費
- 保険料や管理費(会社による)
下地処理や補修費が加算されるケース
既存の防水層が著しく劣化していたり、コンクリートのひび割れや浮きが見られる場合、 下地の補修費(数千〜数万円)が発生することがあります。
業者に確認すべき項目リスト
- 使用する塗料・防水材の製品名とグレード
- 工程の内容と日数(例:3回塗り、養生時間)
- 保証の内容と年数(5〜10年が多い)
- 万が一のアフター対応(再施工・修繕費用)
DIYと業者依頼の費用比較
防水塗装を検討する際、「自分でやれば安く済むのでは?」と考える方も多いかもしれません。確かに、DIYなら材料費だけで施工できるケースもありますが、その一方で施工ミスや早期劣化などのリスクも伴います。
ここでは、DIYと業者依頼それぞれの費用や手間、仕上がりの違いなどを比較しながら、どちらが本当にコストパフォーマンスに優れているかを解説します。
DIYでかかる材料費と手間
DIYで防水塗装を行う場合、必要な材料は比較的安価に手に入りますが、作業工程や精度には十分な注意が必要です。特に、下地処理が不十分だと効果が半減するため、安易な判断は避けたいところです。
ホームセンターや通販で手に入る防水塗料を使えば、材料費は1〜3万円程度で済むことがあります。 ただし以下のような手間やリスクもあります。
- 塗りムラや剥離のリスク
- 下地処理不足による施工不良
- 労力や時間がかかる
- 保証がなく、再施工時に二重コストになる
プロに任せるメリットと安心感
業者に依頼する場合はコストはかかりますが、その分仕上がりの品質や耐久性、保証面などで大きなメリットがあります。安全性の確保や万が一のトラブル時の対応もスムーズで、安心感を重視する方には特におすすめです。
- 専門知識に基づいた下地処理・仕上げ
- 施工保証が付くことが多く安心
- 万が一の不具合にも対応してくれる
- 足場・高所作業にも対応可能
結果的なコスパを比較すると?
初期費用ではDIYの方が安く見えますが、失敗や短期間での再施工のリスクを考慮すると、長期的にはプロに任せる方が費用対効果は高くなるケースが多いです。安さだけで判断せず、10年後の満足度も意識して選びましょう。
一見、DIYの方が安く済むように見えますが、 施工ミスで再工事が必要になったり、早期に劣化した場合、 結果的にプロに任せた方がトータルコストが抑えられるケースも多いです。
ベランダ防水塗装の費用に関するよくある質問(FAQ)
Q
防水塗装とトップコートの違いは?
A
防水塗装は水の浸入を防ぐ「主層」であり、トップコートはその上に塗って紫外線や摩耗から保護する「仕上げ層」です。
Q
賃貸やマンションでも塗装できる?
A
共用部分であれば管理会社やオーナーの許可が必要です。専有部分の場合でも、契約内容により制限があるため事前確認をしましょう。
Q
見積もりが極端に安い業者は大丈夫?
A
安すぎる見積もりは、下地処理や材料品質が不十分な可能性があるため、施工内容をよく確認し、必ず複数社比較しましょう。
Q
助成金・保険は使える?
A
地域によってはリフォーム助成金の対象になることがあります。また、自然災害による破損であれば火災保険が適用される場合もあります。
まとめ
- ベランダ防水塗装の費用は、面積・工法・現場状況により異なります。
- 一般的な費用は5〜10万円程度(5〜10㎡)、㎡単価は3,000〜10,000円が目安。
- ウレタン・FRP・シートなどの工法ごとに、価格と特徴を比較して選ぶことが重要です。
- 見積もりでは材料・工程・保証の詳細を必ず確認し、複数社から相見積もりを取りましょう。
- DIYは一時的に安く済むこともありますが、失敗リスクや耐久性の観点からプロ施工が安心です。
長く快適に暮らすためにも、ベランダの防水塗装は信頼できる業者にしっかり任せて施工してもらいましょう。