金属屋根は、住宅や商業施設など様々な建築物で使用される人気の屋根材です。
軽量で耐久性が高く、施工が容易な特徴があります。
しかし、金属屋根には複数の種類があり、それぞれ特徴や価格が異なるため、選択に迷う方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、金属屋根の種類・耐用年数・張り方など、などについて、詳しく解説します。
金属屋根の選択を検討している方や、既に金属屋根を使用している方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
金属屋根の種類
金属屋根には、以下のような種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛でコーティングされた鋼板で、優れた耐食性と耐久性を持っています。
軽量で加工性に優れ、さまざまな形状の屋根に対応できます。
住宅・商業施設・工場など幅広い建築物で使用されており、耐久性が高くメンテナンスが容易であるため、長期的な使用に適しています。
コストパフォーマンスに優れており、人気の金属屋根材といえます。
カラー鉄板
カラー鉄板は、着色された亜鉛メッキ鋼板で、多様な色や形状が選べます。
価格が比較的安価で施工が容易なため、住宅や小規模な商業施設で多く使用されています。
豊富なカラーバリエーションがあるため、建物のデザインに合わせた選択が可能です。
ただし、耐久性は金属屋根の中でも低めな種類なので、定期的なメンテナンスが必要です。
価格は金属屋根材の中は最も安価なため、予算を抑えたい方におすすめです。
ステンレス鋼板
ステンレス鋼板は、クロムとニッケルを含む耐食性の高い鋼板で、長期の耐久性が期待できます。
高級感のある外観が特徴で、高級住宅や商業施設などでも使用されます。
耐久性が非常に高いことで沿岸部のような金属が腐食しやすい環境で使用されることが多く、メンテナンスの手間が少ないため、長期的な使用に適しています。
初期コストは高めですが、長期的なメンテナンスコストを考慮すると経済的です。
銅板
銅板は、自然な経年変化により独特の風合いを生み出す屋根材で、耐久性に優れています。
高級住宅・寺社仏閣・歴史的建造物などで使用されることが多く、時間とともに深みのある緑青色に変化するため、建物の格式を高く演出できます。
耐久性は非常に高く、耐食性や耐熱性にも優れているため、100年以上の長期使用も可能です。
初期コストは高いですが、長期的な価値を維持できます。
チタン
チタンは、軽量で耐食性と耐久性に極めて優れた屋根材です。
沿岸部や腐食性の高い環境で使用されることが多く、高級住宅・商業施設・美術館などで使用されます。
耐食性が非常に高く塩害や酸性雨に強いため、長期的な使用に適しています。
また、軽量で建物の構造体への負担が少ないメリットがあります。
価格は金属屋根材の中では高価な部類に入るため導入の初期コストは高いですが、長期的なメンテナンスコストを抑えられます。
アルミニウム
アルミニウムは軽量で耐食性に優れた屋根材であり、リサイクル性も高いです。
耐食性が高く比較的メンテナンスが容易なことで、住宅・商業施設・工場など、幅広い建築物で使用されています。
軽量で建物の構造体への負担が少なく、リサイクル性が高いため、環境にも優しい屋根材といえます。
比較的コストパフォーマンスに優れた選択肢といえます。
屋根材によって特性が異なるため、建物の用途や環境条件などを考慮して、適切な種類を選択することが重要です。
また長期的な使用を考えると、初期コストだけでなく、メンテナンスコストも考慮する必要があります。
専門家のアドバイスを参考にしながら、最適な材料を選択しましょう。
例えば、沿岸部や腐食性の高い環境では、ステンレス鋼板やチタンなどの高耐食性の材料がおすすめです。
一方、予算を抑えたい場合は、カラー鉄板やアルミニウムなどの選択肢もあります。
す。
金属屋根の耐用年数を種類ごとに紹介
金属屋根の耐用年数は、使用する材料や環境条件、メンテナンスの状況などによって異なります。
以下は、各種金属屋根の一般的な耐用年数です。
材質 | 耐用年数 |
ガルバリウム鋼板 | 30〜50年 |
カラー鉄板 | 20〜30年 |
ステンレス鋼板 | 40〜60年 |
銅板 | 30〜45年 |
チタン | 50〜60年 |
アルミニウム | 30〜50年 |
ただし、これらの耐用年数は、適切な施工とメンテナンスを前提としています。
定期的な点検や補修を怠ると、耐用年数が短くなる可能性があります。
特に金属屋根は、経年劣化により、塗装の剥がれや腐食などの問題が発生することがあります。
早期に発見し、適切な処置を行うことが、耐用年数を延ばすポイントです。
また、環境条件も耐用年数に大きな影響を与えます。
沿岸部や工業地帯など、腐食性の高い環境では、耐用年数が短くなる傾向があります。
金属屋根の耐用年数を最大限に引き出すためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
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金属屋根の張り方
金属屋根の張り方には、以下のような方法があります。
縦葺き・横葺き
縦葺きは、屋根材を屋根の勾配に沿って上から下へ重ねていく方法です。
雨水の流れが良く、防水性に優れているため、勾配のある屋根に適しています。
また、縦方向の伸縮に対応しやすいメリットもあります。
一方で横葺きは、屋根材を横方向に重ねていく方法です。
施工が容易でコストが比較的安価であるため、広く採用されています。
ただし、雨水の流れは縦葺きに比べて劣るため、勾配が緩やかな屋根に適しています。
縦葺きと横葺きは、屋根の勾配や建物の用途、予算などを考慮して選択します。
一般的に、勾配が急な屋根には縦葺きが、勾配が緩やかな屋根には横葺きが用いられます。
折板
折板は、屋根材を折り曲げて重ねる張り方です。
連続した溝を形成することで優れた防水性と強度を実現しており、大型の建築物や工場などで多く使用されています。
折板は、屋根材の継ぎ目が少ないため、防水性に優れています。
また、屋根材の強度が高いため、大スパンの屋根にも対応できます。
施工には専門的な技術が必要ですが、耐久性と防水性に優れた屋根を実現できます。
折板を採用することで、建物の信頼性を高めることができるでしょう。
金属屋根の張り方は、建物の規模・形状・用途などに応じて選択します。
それぞれの特徴を理解し、最適な方法を採用することが重要です。
金属屋根で行われる工事や修繕方法などを紹介
金属屋根では、以下のような工事が行われます。
部分補修
金属屋根の一部に損傷や劣化がある場合、部分的な補修工事を行います。
損傷部分を切り取り、新しい屋根材を溶接や接着剤で固定します。
部分補修は小規模な工事ですが、屋根の耐久性を維持するために重要です。
損傷を放置すると、雨漏りや腐食などの問題につながる可能性があります。
塗装
金属屋根の塗装は、防錆や美観の維持を目的として行われます。
塗装の種類には、アクリル樹脂塗料・ウレタン樹脂塗料・フッ素樹脂塗料などがあります。
塗膜が劣化すると雨水が浸入しやすくなって腐食などの問題が発生しますが、定期的な塗装によって屋根の長寿命化を図れます。
一般的に、5〜10年ごとに塗り替えが必要とされています。
ただし、塗装の質も重要なポイントです。
低品質な塗料や不適切な施工は、かえって屋根の劣化を早める可能性があります。
信頼できる業者に依頼し、適切な塗装を行うことが大切です。
カバー工法
カバー工法は、既存の金属屋根の上に、新しい屋根材を重ねる工法です。
既存屋根の撤去が不要なため工期が短く、コストを抑えられるというメリットがあり、既存屋根の劣化が軽微な場合に適しています。
新しい屋根材を重ねることで、防水性や耐久性を向上させることができますが、屋根の高さが上がるため、建物の外観が変化することがあります。
また、既存屋根の状態によっては、カバー工法が適用できない場合もあります。
カバー工法を採用する際は、既存屋根の状態を十分に確認し、適切な材料と工法を選択することが重要です。
葺き替え工事
葺き替え工事は、老朽化した金属屋根を撤去し、新しい屋根材に交換する工事です。
屋根の耐久性や防水性を大幅に向上させられますが、大規模な工事のため工期が長く費用も高額になる傾向があります。
しかし、長期的な視点で見ると、建物の価値を維持しながら、ランニングコストを抑えることができます。
葺き替え工事を行う際は、適切な材料の選択が重要です。
環境条件や建物の用途に合わせて、最適な材料を選ぶことが求められます。
金属屋根で行われる工事は、屋根の状態や目的に応じて選択されます。
部分補修や塗装などの比較的小規模な工事から、カバー工法や葺き替え工事といった大規模な工事まで、様々な選択肢があります。
適切な工事を選択することで金属屋根の性能を維持し、建物を長期的に保護します。
金属屋根の耐久性に関わるポイント
金属屋根の耐久性は、以下のようなポイントがあります。
素材の耐久性
金属屋根の素材は、耐久性に大きく影響します。
ガルバリウム鋼板・ステンレス鋼板・銅板などは、優れた耐食性と耐久性を持っています。
一方、カラー鉄板やアルミニウムは、比較的耐久性が低い傾向です。
素材の選択は、環境条件や建物の用途に合わせて行うことがポイントです。
沿岸部や工業地帯など、腐食性の高い環境では、高耐食性の材料を選ぶことが求められます。
また素材の厚みも耐久性に影響するため、厚めの材料を選ぶことも必要です。
留め具
金属屋根を固定する留め具は、屋根の耐風性や耐久性に影響します。
ネジや釘の種類・間隔・固定方法などを適切に選択することが重要です。
留め具の腐食は、屋根材の劣化を早める原因となるため、ステンレス製や溶融亜鉛メッキ製の留め具を使用することで、腐食を防止します。
また、留め具の間隔を適切に設定することで、屋根材のずれや脱落を防ぐことができます。
施工の際は、留め具の選択と施工方法に注意が必要です。
断熱材一体型の金属屋根
断熱材入りの金属屋根は、屋根裏の結露を防いで屋根材の腐食を抑制します。
また建物の断熱性能を高め、エネルギー効率を改善する効果もあります。
断熱材入りの金属屋根は断熱材を屋根材と下地材の間に挟み込む構造になっているため、屋根裏の温度変化を抑えながら、結露の防止が可能です。
また、断熱材の種類や厚みは、建物の用途や環境条件に合わせて選択します。
適切な断熱材を選ぶことで、金属屋根の耐久性を高めることができます。
ルーフィングシートの質
ルーフィングシートは、屋根材と下地材の間に敷く防水シートです。
屋根材の下面の結露による腐食を抑制でき、高品質なルーフィングシートを使用すれば、屋根の耐久性を高められます。
しかし、低品質なルーフィングシートを使用すると、水分を十分に吸収できず、屋根材の腐食を早める可能性があります。
換気棟
換気棟は、屋根の棟部分に設置する換気口です。
自然の対流を利用して屋根裏の湿気を排出することで、屋根裏の結露を防いで屋根材の腐食を抑制します。
換気棟の選定や設置は、建物の規模や形状に合わせて選択することが求められます。
金属屋根は、取り付けるだけではその機能や耐久性を活かせません。
適切な材料や施工方法を選択することで、金属屋根の耐久性を最大限に引き出せます。
金属屋根のメリット・デメリット
金属屋根には、以下のようなメリットとデメリットがあります。
金属屋根のメリット
軽量で施工が容易
金属屋根は、他の屋根材と比べて軽量であるため、施工が容易です。
また、運搬や施工に必要な労力も少なく、工期の短縮につながります。
耐久性が高く長寿命
金属屋根は、優れた耐久性を持っています。
種類によっては、適切なメンテナンスを行うことで、50年以上の長寿命が期待できます。
防火性に優れている
金属屋根は不燃材料を使用しているため、防火性に優れています。
火災の延焼を防ぐ効果があり、万が一の時は被害を被害を抑えられるでしょう。
リサイクル性が高い
リサイクルできる素材を使用した金属屋根も多いため、リサイクル性が高いです。
使用済みの金属屋根はリサイクルが可能であり、環境負荷の低減につながります。
多様なデザインが可能
金属屋根は、多様なデザインが可能です。
色・形状・質感などを自由に選ぶことができ、建物のイメージに合わせた屋根を実現できます。
金属屋根のデメリット
初期コストが高い
他の屋根材と比べて初期コストが高いというデメリットがあります。
特にステンレス鋼板や銅板などの高級材料を使用する場合は、予算を考えながら導入する必要があります。
騒音や結露の問題がある
金属屋根は雨音が大きく聞こえてしまい、強い雨の際は屋内で騒音が気になる場合があります。
また屋根裏の湿気がよって結露が発生することもあるため、適切な断熱材や換気設備の設置が重要です。
熱による膨張や収縮で痛みが発生しやすい
金属は熱によって膨張や収縮を起こすため、屋根材にひずみが発生しやすいです。
特に大きな屋根面積の場合は、注意が必要です。
塗装のメンテナンスが必要
金属も時間の経過とともに劣化するため、定期的な塗装によるメンテナンスが必要です。
塗装が劣化すると、屋根材の腐食を早めてしまいます。
金属屋根は、軽量で耐久性が高く防火性に優れるなど、多くの利点を持っています。
しかし、初期コストが高く騒音や結露の問題があるなど、デメリットも存在します。
これらのメリットとデメリットを理解したうえで、建物の用途・環境条件・予算などを考慮し、適切な金属屋根を選択することが重要です。
金属屋根に防水工事は必要?
金属屋根は、他の屋根材と比べて防水性に優れていますが、完全に防水ではありません。
特に屋根材の継ぎ目や貫通部分・棟や谷などの部分は、雨水の浸入経路となる可能性があります。
金属屋根の防水性を高めるために、以下のような防水工事が行われます。
シーリング
屋根材の継ぎ目や貫通部分に、シーリング材を充填し、雨水の浸入を防ぎます。
防水テープ
屋根材の重ね部分に防水テープを貼り付け、雨水の浸入を防ぎます。
ルーフィングシート
屋根材の下にルーフィングシートを敷き、屋根材の下面の結露を防ぎます。
これらの防水工事を適切に行うことで、金属屋根の防水性能を高め、建物を長期的に保護することができます。
ただし、防水工事の効果を維持するためには、定期的な点検とメンテナンスが必要です。
シーリングの劣化や防水テープの剥がれなどは、早めに見つけて補修しましょう。
金属屋根の種類と特徴についてのまとめ
金属屋根は、住宅や商業施設など様々な建築物で使用される人気の屋根材です。
特徴や費用などは、以下のとおりです。
- 軽量で耐久性が高く、施工が容易であるという特徴がある
- 金属屋根には、ガルバリウム鋼板・カラー鉄板・ステンレス鋼板など複数の種類があり、それぞれ特徴や価格が異なる
- 耐用年数は、使用する材料・環境条件・メンテナンスの状況などによって異なりますが、一般的には20年以上
- 金属屋根の張り方には、縦葺きと横葺き・折板などの方法があり、建物の規模・形状・用途などに応じて選択する
- 金属屋根には、部分補修・塗装・カバー工法・葺き替え工事など、さまざまな工事が行われる
- 金属屋根の耐久性には、素材の耐久性・留め具・断熱材・ルーフィングシート・換気棟などのポイントがある
- 金属屋根は、軽量で耐久性が高く、防火性に優れるなどのメリットがある一方で、初期コストが高く、騒音や結露の問題があるなどのデメリットも存在する
- 防水性を高めるために、シーリング・防水テープ・ルーフィングシートなどの防水工事が行われる
金属屋根は、適切な選択とメンテナンスにより、建物を長期的に保護する重要な役割を果たします。
金属屋根の特性を理解したうえで専門家と協力しながら最適な屋根材を選択し、適切な施工とメンテナンスを行うことが大切です。
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- 長尺シート工事
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