外壁塗装の足場単価は、一般的な2階建て住宅で700〜800円/㎡が相場です。
また、粉塵や廃棄物の破片などの飛散防止に使う養生シートが200円/㎡前後になるため、合わせて1,000円/㎡が足場の費用相場となります。
なかには、相場よりも安すぎる足場代をアピールする塗装業者もいますが、そのような業者に依頼するとトラブルになりやすいので注意が必要です。
そこで今回は、足場単価や費用相場、足場の種類と費用相場への影響、足場無料を謳っている業者が危険な理由などを中心に解説いたします。
- 足場単価は700〜800円/㎡、養生代を含めると1,000円/㎡
- 足場は作業員の安全を確保し、作業効率を高めるために必要
- 足場の見積もり費用は、簡単な計算式を使って自分でも算出できる
- 相場とかけ離れていたり、足場無料をアピールする塗装業者には要注意
新東亜工業が選ばれる理由
- 仲介業者を介さない工事で余分な外注費をカットできる
- 確かな品質と施工スピードが強み
- お客様満足度脅威の98%
- 個人宅以外にマンションなどの大規模修繕にも対応
\\中間マージン0だから他社より安い//
目次
【重要】足場の必要性
外壁塗装の足場代については、「本当に必要な出費なのか?」「あったほうがいいけどできれば安く済ませたい」と考えている方も多いでしょう。
そもそも外壁塗装の工事で足場を組む目的は、次の2点が挙げられます。
- 作業員の安全を確保するため
- 塗装作業の効率を高めるため
ごく普通の平屋住宅であれば脚立や梯子で対応できそうですが、それでは職人さんが落下する危険をはらんでいます。
もし自宅の外壁塗装で職人さんが落下事故を起こしてしまったら、申し訳ない気持ちになるでしょう。
また、足場を組むことで作業環境が安定し効率が高まります。塗り残しや塗りムラの防止にもつながります。
このような理由から、外壁塗装における足場は非常に重要なものなのです。
足場の単価と費用相場
最初で説明したように、外壁塗装における足場代の単価は700円〜800円/㎡です。
ただし、粉塵や破片の飛散防止に使う養生代が別途200円/㎡程度かかるため、合わせて1,000円/㎡が目安と考えていいでしょう。
一般的な大きさの家(30坪2階建て)なら、大体20万円が費用相場となる計算です。
なお3階建ての場合は、2階建てに比べて必要な足場の数も多くなります。1,200円/㎡前後と若干単価が高くなるので、事前に確認しておきましょう。
【表あり】足場面積に対する足場費用の相場
足場面積に対する足場費用の相場を坪数ごとに示したものが以下の表です。
坪数 | 概算平米数 | 足場面積 | 養生代込の足場費用(1,000円/㎡) |
---|---|---|---|
20坪 | 66㎡ | 155㎡〜169㎡ | 155,000〜169,000円 |
25坪 | 83㎡ | 170㎡〜184㎡ | 170,000〜184,000円 |
30坪 | 99㎡ | 185㎡〜199㎡ | 185,000〜199,000円 |
35坪 | 116㎡ | 200㎡〜214㎡ | 200,000〜214,000円 |
40坪 | 132㎡ | 215㎡〜229㎡ | 215,000〜229,000円 |
45坪 | 149㎡ | 230㎡〜244㎡ | 230,000〜244,000円 |
50坪 | 165㎡ | 245㎡〜259㎡ | 245,000〜259,000円 |
55坪 | 181㎡ | 260㎡〜274㎡ | 260,000〜274,000円 |
60坪 | 198㎡ | 275㎡〜289㎡ | 275,000〜289,000円 |
坪数に応じて足場面積が広くなり、足場費用も上がっていくのがわかります。
この費用相場とかけ離れた高額な請求をされた場合は、利益を上乗せしている可能性があるので注意してください。
足場の種類と足場単価や費用相場の違い
足場にはいくつかの種類があり、それぞれで単価や費用相場は変わってきます。
一般的な足場の分類は以下の通りです。
- 単管ブラケット足場
- 単管足場
- 枠組み足場(ビティ足場)
- くさび式足場(ビケ足場)
各足場の特徴や単価費用相場を順に紹介します。
単管ブラケット足場
600〜900円/㎡
単管ブラケット足場は、単管でできた枠組みに「ブラケット」と呼ばれる金物を使用して、板を取り付けた形状の足場です。
単管足場に比べて足元が安定するため安全性が高まるメリットがありますが、設置に時間がかかりやすいデメリットもあります。
単管足場
500〜800円/㎡
単管足場は、縦方向と横方向に単管を組み合わせて作るシンプルな足場です。抱き足場とも呼ばれています。
設置費用が安く、必要なスペースが少しで済むメリットがあります。また自由に組み立てられるため、建物の形状に対しての柔軟性が高いです。
しかし、足場が狭いため職人さんが足を滑らせてしまう危険性や、塗料を置くスペースがないことから、作業スピードが低下しがちなデメリットがあります。
枠組み足場(ビティ足場)
1,000〜1,500円/㎡
枠組み足場(ビティ足場)は、タテヨコの建枠や布板、ジャッキを組み合わせて作る足場です。
建枠が溶接されているため強度が高く、地上45m前後まで対応していることからマンションやビルの外壁塗装でよく使われています。
また、くさび式足場が組めない高層の戸建て住宅でも使われる場合があります。
一方で設置に場所を取ったり、足場の単価費用が1,000〜1,500円/㎡と少々高い点がデメリットです。
くさび式足場(ビケ足場)
800〜1,000円/㎡
くさび式足場(ビケ足場)は、部材の接合部分に「くさび」と呼ばれる金具をハンマーで打ち込んで組み立てる足場です。
メリットは、組み立てが早いため設置に時間がかからず、複雑な形状の建物にも対応できる点です。
さらに、他に足場に比べて少ない人数で資材を運べるため、コストパフォーマンスにも優れています。
しかし、ハンマーで打ち付けて組み立てる関係上、どうしても金属音が周囲に響いてしまいます。住民から騒音のクレームが入りやすい点がデメリットとなるでしょう。
足場の見積もり費用が相場と乖離しないか確認する方法
足場費用については、家の外周を知ることで自分でも簡単に計算可能です。実際に計算してみることで、塗装業者から提示された見積もりと乖離していないか確認できます。
ここでは、家の大きさを横10m・縦5m・高さ6m、家から足場までの距離を0.5mと仮定して計算してみます。
- STEP
足場の外周の長さを計算する
足場の外周の長さは、次の計算式で求めることができます。
縦横それぞれ2面分あり、足場の長さである0.5mを足します。
- 横・・・(10m+0.5m+0.5m)×2面=22m
- 縦・・・(5m+0.5m+0.5m)×2面=12m
22m+12m=34mとなり、足場の外周の長さは34mです。
- STEP
足場面積を計算する
足場面積は「外周×足場の高さ」で求められます。
一般的に足場の高さは、家の高さ+1mとなるため
外周34m×(家の高さ6m+1m)=238㎡となり、足場面積は238㎡です。
- STEP
足場の合計金額を計算する
足場面積が分かれば、あとは足場単価と掛け合わせて算出できます。
養生代込みで足場単価が1,000円/㎡の場合、238㎡×1,000円=238,000円となります。
この数値が見積もりと大きく乖離していないかチェックしてみてください。
外壁塗装の新東亜工業はお客様満足度98%
お客様満足度98% ★★★★☆
新東亜工業が選ばれる理由
- 仲介業者を介さない工事で余分な外注費をカットできる
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- お客様満足度脅威の98%
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足場の見積もり単価が相場と離れている場合に起こりうること
足場の見積もり単価が相場とかけ離れている場合、余計な費用を上乗せされていたり、塗装の品質低下が懸念されます。
裏ではどのようなことが起こっているのか、詳しく解説していきます。
相場より高い場合
まず足場の見積もり単価が大幅に高い場合は、不当に利益を上乗せしている可能性があります。
ほとんどのお客さんは建築業界の専門知識を持ち合わせていないため、バレにくいのを利用して費用を上乗せしてしまうのです。
たとえば30坪2階建て住宅の場合、足場の見積もり単価が1,200円/㎡を超えているなら要注意です。
このようなケースでは、見積書に記載される足場代の単位が「一式」であったり、複数の作業工程がまとめられてわかりにくいものになりがちです。
もし足場代が高いと感じたら、塗装業者に問い合わせて具体的な回答が返ってくるか確認してみましょう。
相場より安い場合
実は相場より安すぎる場合も注意が必要です。極端に安いケースでは
- 手抜き工事のリスクが高まる
- 足場代が安い分、他の項目に上乗せされている
この2つが懸念材料となります。
まず1つめですが、足場代が安いということは、簡易的な足場しか建てられないことを意味します。
そうなると、職人が安定した環境で作業できなくなり、塗り残しや塗りムラなどの手抜き工事につながりやすくなります。
また、採算を合わせるために人件費を削減することで、実務経験に乏しい新人が派遣されるリスクまで考えられます。
2つめは、差し引いた足場代を他の作業工程にこっそり上乗せしているケースです。
表面上は安くみえますが、トータルコストは変わらないため悪質といえます。
このような塗装業者は信頼性が低いので、後からトラブルが起こる原因になりやすいでしょう。
【要注意!】足場無料を謳っている業者が危険な理由
外壁塗装業者のなかには、「今なら足場代が無料!」「モニター価格で特別無料!」などと派手に宣伝しているケースがあります。
一見すると魅力的で心が揺らいでしまいますが、基本的に足場無料を謳っている業者は避けたほうが賢明です。
塗装工事費用全体の20%前後を占める足場代を無料にしてしまうと、その費用は業者自身で負担することになってしまい、利益が見込めなくなります。
また、そのような業者は人件費を削減しがちなので、手抜き工事や施工不良といったトラブルが起こる可能性も高まるでしょう。
もし足場無料をアピールしてくる業者がいたら、すぐに飛びつかずに口コミや評判をよく調べてみてください。
足場単価に関するよくある質問
Q
2024年の足場単価はいくらですか?
A
足場の作業員単価は2024年現在で平均1人20,000円~22,000円程度です。
Q
足場代は30坪でいくらくらいが相場ですか?
A
「足場の単価は700円~800円/m2」、「飛散防止ネットの単価は200円/m2」が相場なので、延べ坪30坪の住宅の場合、10万円~15万円程度が足場代の目安となります。
Q
足場の組み立てにかかる金額は?
A
1㎡あたり700~800円位が相場です。
Q
足場の見積もりの計算方法は?
A
【足場面積=(建物の外周+4m)×(建物の高さ+0.5m)】という計算式。 実際の積算はもう少し複雑になることが多いですが、この時期は基礎知識として覚えておきましょう。
まとめ
これまで紹介した通り、足場単価・費用相場は700〜800円/㎡、養生代を含めると1,000円/㎡程度になります。
この数値を覚えておけば、見積書を提示されたときに相場と乖離した金額が記載されても、すぐに気づくことができます。
足場の見積もり費用は簡単な計算式で算出できるので、業者に任せきりになるのではなくご自身でも確認してみるといいでしょう。
また、「足場代無料」を謳っている業者も多いので、外壁塗装を検討している人は十分に注意してください。
外壁塗装や防水工事は新東亜工業がおすすめ!
中間マージン0だから他社より安い費用で工事が可能
※中間マージン=仲介手数料
- 大規模修繕工事
- 解体工事
- 防水工事
- 外壁塗装
- 屋根工事
- シーリング工事
- 長尺シート工事
- 下地補修工事
- 足場工事
- タイル工事
- 洗浄工事
- 電気、水道、外溝工事等
大きな強みは「自社で完結」
施工価格と見積りには絶対的な自信を持っていますので、他社との相見積りも大歓迎です。
ご予算と現場調査の結果、長期的な視点での資産価値向上をバランスよく考慮し、お客様にとってベストな選択肢をご提案します。