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屋根塗装の工事費

防水塗料の種類を解説!外壁塗装や屋上・屋根塗装に使う塗料の選び方や注意点

建物を長持ちさせるうえで欠かせない防水対策。その中でも、屋上やバルコニー、外壁などに使われる「防水塗料」は、雨水の侵入を防ぎ、構造体の劣化や雨漏りを未然に防ぐ重要な役割を担っています。

しかし一口に防水塗料といっても、ウレタン・FRP・シリコン・ゴム系など種類が多く、「どれを選べばいいのか分からない」という方も少なくありません。
また、用途や建物の構造、施工方法によっても適した塗料は異なり、選び方を誤ると耐久性や効果に大きく差が出てしまうこともあります。

この記事では、防水塗料の種類ごとの特徴や適した用途、選び方のポイント、価格相場などをわかりやすく解説します。防水塗装を検討している方、費用や塗料の違いを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

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防水塗料とは?基本の役割と仕組み

防水塗料とは、建物の屋上やバルコニー、外壁などに塗布することで、雨水や湿気の侵入を防ぐ目的で使用される特殊な塗料のことを指します。一般的な塗料とは異なり、水の浸透を物理的に遮断する性能を備えており、建物の防水性能の維持や延命に欠かせない存在です。

防水塗料には、塗装後に表面で強固な塗膜(とまく)を形成する「塗膜防水タイプ」が多く採用されており、施工箇所に密着して水の通り道を完全に塞ぐのが特徴です。液状の塗料を塗り重ねていくことで膜厚を作り、建物の構造体を雨・雪・紫外線などの劣化要因から保護します。

防水塗料には弾性を持つものも多く、下地のわずかな動きやひび割れにも追従できるため、ひびの再発防止や補修にも有効です。主に塗布面が複雑だったり狭小だったりする箇所に適しており、シート防水やアスファルト防水など他の防水工法では対応が難しい場所にも施工しやすいのがメリットです。

防水塗料の主な種類と特徴【工法・素材別】

防水塗料は、その素材や施工方法によっていくつかの種類に分かれており、使用場所や建物の構造、施工条件に応じて選定する必要があります。それぞれの塗料には耐久性・施工性・価格帯に差があるため、特徴を把握しておくことが重要です。

種類特徴耐用年数(目安)施工性適用例
ウレタン塗膜防水弾性・密着性に優れ、複雑な形状にも対応約10〜13年高い(ローラー・コテなどで塗布)屋上・バルコニー・庇など
FRP防水塗料硬化後は非常に高い強度と耐水性を発揮約10〜15年高い(ガラスマット+樹脂硬化)木造バルコニー・屋根・陸屋根
アクリルウレタン系塗料柔軟性と紫外線耐性のバランスが良好約6〜10年比較的容易屋根・外壁・簡易防水補修
シリコン系防水塗料高い耐候性と低汚染性で美観維持に強み約8〜12年中程度外壁・屋根・軒天など
ゴム系・アスファルト系塗料柔軟性が高く、安価で施工も簡単約5〜7年高い(DIY向け商品も多い)仮防水・応急補修・一時対応

ウレタン塗料は最も汎用性が高く、複雑な形状にも対応しやすいため、マンションや戸建て問わず多くの現場で使用されています。FRPは耐摩耗性と耐水性に優れている反面、下地との密着に注意が必要であり、木造バルコニーなど小規模面積に適しています。

アクリルウレタンやシリコン系は、防水性と同時に塗膜の美観や耐候性を重視したい外壁部位などでよく使われます。ゴム系塗料やアスファルト系塗料は、手軽さとコスト面が評価されており、DIYや短期的な防水に向いています。

塗る場所・建物ごとのおすすめ防水塗料

防水塗料は「どこに塗るか」「どんな建物か」によって、適した種類が大きく異なります。塗料ごとに耐久性・柔軟性・施工性が異なるため、場所や使用条件に応じた最適な選定が重要です。

以下では、部位・建物のタイプ別におすすめの防水塗料を紹介します。

屋上(鉄筋コンクリート造)

おすすめ塗料:ウレタン塗膜防水/アクリルウレタン系塗料

  • 下地との密着性が高く、複雑な形状にも対応可能
  • 塗膜で均一に覆えるため、既存防水層の補修や重ね塗りにも適応
  • 紫外線対策としてトップコート仕上げを推奨
  • アクリルウレタン系は乾燥が早く、短期施工にも向いている

バルコニー・ベランダ(木造住宅)

おすすめ塗料:FRP防水塗料/ウレタン塗膜防水

  • FRPは軽量かつ高強度で、木造の小面積バルコニーに最適
  • 耐水性・耐摩耗性に優れ、長期間安定した性能を発揮
  • ウレタン塗料も柔軟性があり、下地の動きに追従できるため人気
  • 木下地には適切なプライマー処理が必須

外壁(モルタル・ALC)

おすすめ塗料:シリコン系防水塗料/アクリルウレタン塗料

  • 外壁は防水性+耐候性のバランスが重要
  • シリコン系は紫外線・熱・雨風に強く、長期間美観を維持できる
  • アクリルウレタンは柔軟性があり、ヘアークラック(小さなひび割れ)にも対応しやすい

屋根(スレート・金属)

おすすめ塗料:遮熱ウレタン塗料/アスファルト系塗料

  • 屋根は直射日光の影響が大きいため、遮熱性・断熱性のある塗料が有効
  • 金属屋根には密着性の高いウレタンやアスファルト系も使用される
  • 下地の状態によってはサビ止め処理やプライマー塗布が必要

DIY向け簡易防水(部分補修・応急処置)

おすすめ塗料:ゴム系スプレー防水/1液型ウレタン塗料

  • ホームセンターやネットで手に入る簡易施工タイプ
  • 応急処置として小面積に使うのに便利
  • 耐久性はやや劣るため、本格的な防水が必要な場合は業者施工を推奨

防水塗料の価格相場と施工コストの目安

防水塗料の費用は、塗料の種類や施工範囲、工法、下地の状態によって大きく変わります。ここでは、材料費と施工費の両面から、代表的な防水塗料の価格相場を紹介します。

防水塗料の材料費の目安(㎡単価)

塗料の種類材料費の目安(税別)特徴
ウレタン塗膜防水約5,000〜7,000円/㎡最も汎用性が高く、複雑な形状にも対応可
FRP防水塗料約7,000〜10,000円/㎡強度・耐久性に優れ、小面積向け
アクリルウレタン約3,000〜5,000円/㎡柔軟で扱いやすく、比較的安価
シリコン系塗料約4,000〜6,000円/㎡耐候性・耐久性に優れ、美観も良好
ゴム系塗料(簡易)約1,000〜3,000円/㎡DIY向けや短期対応に適する安価タイプ

※缶売り(1缶あたり3〜5万円)で販売されることもあり、施工範囲に応じて単価が変動します。

施工費込みの参考価格(業者依頼時)

  • 小規模(10〜20㎡)の防水工事:約8万〜20万円程度
  • 中規模(30〜50㎡):約20万〜40万円程度
  • 足場の必要がある場合は、別途10万〜30万円程度の仮設費がかかることもあります。

コストに影響する要素

  • 下地の状態(劣化が進んでいると補修費用が増加)
  • 施工面の複雑さ(段差・障害物が多いと手間がかかる)
  • 防水層の厚み・工程数(2回塗り or 3回塗り、トップコートの有無など)
  • 屋根や高所など、作業環境が厳しい場合も価格に反映される

施工の質を保ちつつ予算内で収めるには、現地調査による正確な見積もりと、複数業者による比較検討が効果的です。

防水塗料のよくある質問

Q

Q. 防水塗料と通常の塗料の違いは何ですか?

A

防水塗料は、水を完全に遮断する「防水性」に特化した塗膜を形成するのが特徴です。通常の塗料は主に美観や保護目的で使用されますが、防水塗料は雨水・湿気の侵入を防ぎ、建物の構造体を長持ちさせる機能を持っています。

Q

Q. DIYで防水塗料を使うのは可能ですか?

A

簡易的な補修や応急処置であれば、ゴム系塗料や1液型のアクリルウレタンなど、DIY向け製品を使用することは可能です。ただし、下地処理や塗膜の厚み管理が不十分だと効果が限定的になるため、広範囲や長期的な防水を目的とする場合は、業者による施工をおすすめします。

Q

Q. 防水塗料は何年ごとに塗り替えるべきですか?

A

塗料の種類と使用環境によって異なりますが、一般的な目安は5〜12年程度です。ウレタン系で10年前後、FRPなら10〜15年、ゴム系は5〜7年ほどとされており、定期的な点検とトップコートの再塗装で延命も可能です。

Q

Q. 雨漏りしてから塗るのでも間に合いますか?

A

雨漏りが発生している場合は、防水塗料だけでは不十分なことがあります。まず原因を調査し、必要に応じて下地補修やシーリング処理を行った上で、防水塗装を行うのが基本です。 早期対応が建物へのダメージを最小限に抑える鍵になります。

Q

Q. どの塗料が「一番いい」のですか?

A

防水塗料に「万能」は存在しません。塗る場所・素材・施工環境・予算などに応じて最適な塗料は異なります。 種類ごとの特徴を理解した上で、適切な工法を選定することが防水効果の長持ちにつながります。

まとめ|用途に合った塗料選びが防水効果を最大化する

防水塗料にはさまざまな種類があり、それぞれに性能や耐用年数、施工方法に違いがあります。ウレタン・FRP・シリコン・ゴム系など、用途や予算、施工環境に応じて適した選定を行うことが、防水効果を最大限に引き出すための重要なポイントです。

施工の質が防水性能に直結するため、DIYで済ませられるケースと専門業者に依頼すべきケースをしっかり見極めることも必要です。長持ちする防水性能を得るには、塗料選びだけでなく下地処理・施工管理までを含めたトータルな視点での計画が求められます。

建物の状況や目的に合った塗料を選び、正しく施工・管理を行うことで、雨漏りや劣化から住宅をしっかり守ることができます。

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