神奈川県で外壁塗装に使える助成金一覧(令和6年版)|条件と申請方法も紹介
2024/09/06
神奈川県に住んでいて、自宅などの外壁塗装を考えている方はお住まいの市区町村に、外壁塗装に使える助成金や補助金があるかどうかを一度確認してみましょう!
助成金制度が適用できれば外壁塗装の施工費が約10万〜30万ほど安くなります。
現時点で神奈川県内の外壁塗装に使える助成金・補助金制度がある市区町村は以下の9箇所です。
市区町村名 | 制度名 | 助成金額 |
---|---|---|
大井町 | 三世代同居住宅改修補助金 | 20万円 |
清川村 | 住宅リフォーム助成制度 | 工事費用の最大50%(上限最大20万円) |
寒川町 | 住宅リフォーム等建築工事推進助成事業 | 工事金額の5%分の商品券(上限3万円) |
中井町 | 三世代同居等推進事業補助金 | 対象工事の2分の1(上限30万円、町内業者の場合50万円) |
葉山町 | 葉山町住宅リフォーム資金補助制度 | 5万円 |
山北町 | 結婚新生活支援補助金 | ・夫婦ともに婚姻届の受理日における年齢が39歳以下の世帯:30万円以内 ・夫婦ともに婚姻届の受理日における年齢が29歳以下の世帯:60万円以内 |
大和市 | 大和市不燃化・バリアフリー化改修工事費補助金 | 工事費用の50%(上限10万円) |
湯河原町 | 住宅リフォーム・庭木伐採等・組積造撤去等の助成 | 工事費用の10%(上限10万円) |
横須賀市 | 2世帯住宅リフォーム補助金 | 工事金額の2分の1(上限30万円) |
また、調査したところ上記の市区町村以外では助成金・補助金制度はありませんでした。
※当記事に掲載している情報は2024年4月8日時点の情報です。
外壁塗装に利用できる助成金・補助金制度は、すべての人が利用できるというわけではありません。
条件に合致している必要があるため、助成金や補助金の利用を考えている人は業者に依頼する前に条件に合致しているか、申請可能かどうかを前もって確認しておきましょう。
神奈川県で外壁塗装に助成金が使える市区町村・助成金一覧
各市区町村の助成金制度について詳しく紹介いたします。
大井町の助成金・補助金制度
制度名 | 三世代同居住宅改修補助金 |
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受付期間 | 改修工事完了日の翌日から起算して2ヶ月以内 |
助成金額 | 20万円 |
支給条件 | ・世帯全員が改修した住宅の所在地を住所地とすること ・町内に、親、子、窓の三世代で同居すること ・改修した住宅に10年以上居住すること ・孫は中学生以下であること ・世帯全員に町税などの滞納がないこと ・世帯員全員が、同一の住宅について、この補助金交付申請を行なっていないこと |
対象工事 | 屋根、雨樋、柱、外壁の修繕、塗装などの外装工事 |
備考 | - |
お問い合わせ | 大井町役場 神奈川県足柄上郡大井町金子1995番地 電話:0465-85-5003 |
清川村の助成金・補助金制度
制度名 | 住宅リフォーム助成制度 |
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受付期間 | - |
助成金額 | 工事費用の最大50%(上限最大20万円) |
支給条件 | ・清川村内に1年以上居住している方 ・村税等を完納している方 ・清川村内の施工業者を利用して塗装工事等を行う方 ・清川村が実施する他の助成制度を受けていない方 |
対象工事 | ・屋根の葺き替え、塗装、防水工事、雨どい等の取り替えや修繕 ・外壁の張替え、塗装工事 |
備考 | - |
お問い合わせ | 清川村役場 産業観光課 神奈川県愛甲郡清川村煤ヶ谷2216番地 電話:046-288-1211 |
寒川町の助成金・補助金制度
制度名 | 住宅リフォーム等建築工事推進助成事業 |
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受付期間 | 令和5年4月1日より先着順 |
助成金額 | 工事金額の5%分の商品券(上限3万円) |
支給条件 | ・寒川町に住民登録していること ・申請者が対象住宅に居住していること ・町税等の滞納がないこと(対象住宅居住者全員) ・工事請負業者が町内の業者であること |
対象工事 | 屋根の葺き替え、塗装、外壁工事 |
備考 | - |
お問い合わせ | 寒川町役場 管側産業振興課商工労政担当 神奈川県高座郡寒川町宮山165番地 電話:0467-74-1111 |
中井町の助成金・補助金制度
制度名 | 三世代同居等推進事業補助金 |
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受付期間 | - |
助成金額 | 対象工事の2分の1(上限30万円、町内業者の場合50万円) |
支給条件 | ・小世帯が次のいずれかに該当すること 孫が義務教育終了前である 妊娠中で、孫の出生後に三世代同居等になる予定である 子夫婦のどちらかが40歳未満である ・補助金の申請時点で、三世代世帯の世帯員すべてが中井町内に居住していること ・転入や中井町内転居またはすでに三世代同居であること ・10年以上、三世代同居等が継続できること ・親または子が補助対象経費を負担していること ・親および子が町税を滞納していないこと ・過去にこの補助金の交付を受けていないこと |
対象工事 | 屋根、雨樋、柱、外壁等の外装工事 |
備考 | - |
お問い合わせ | 中井町役場 企画課 政策班 神奈川県足柄上郡中井町比奈窪56 電話:0465-81-1112 |
葉山町の助成金・補助金制度
制度名 | 葉山町住宅リフォーム資金補助制度 |
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受付期間 | - |
助成金額 | 5万円 |
支給条件 | ・これから着手する工事であること ・町内業者が施工する市フォームであること ・各種税金を滞納していないこと ・工事金額が20万円を超えていること ・これまでに同様の助成金の支給を受けていないこと ・3月31日までに工事の完了報告を提出できること |
対象工事 | 屋根の塗装、ふき替え等の工事 外壁の張替え、塗装等の工事 |
備考 | - |
お問い合わせ | 葉山町役場 産業振興課 神奈川県三浦郡葉山町堀内2136番地 電話:046-876-1111 |
山北町の助成金・補助金制度
制度名 | 結婚新生活支援補助金 |
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受付期間 | - |
助成金額 | ・夫婦ともに婚姻届の受理日における年齢が39歳以下の世帯:30万円以内 ・夫婦ともに婚姻届の受理日における年齢が29歳以下の世帯:60万円以内 |
支給条件 | ・当該年度の4月1日から3月31日までに婚姻届を提出し受理され、受理日において、夫婦ともに39歳以下の夫婦であること ・夫婦の前年の所得合計額が500万円未満であること ・夫婦の双方または一方の住民票の住所が補助対象となる住宅の住所となっていること ・補助対象となる住宅が山北町内にあること ・本事業による補助金の交付決定の日から10年以上継続して山北町内に定住する意思があること ・他の公的制度による補助を受けていないこと ・夫婦の双方または一方が当該補助金(他自治体の当該制度と同様の趣旨による事業の補助金を含む)を受けたことがないこと ・市区町村民税等の滞納がないこと |
対象工事 | リフォーム工事 |
備考 | - |
お問い合わせ | 山北町役場 神奈川県足柄上郡山北町山北1301番地4 電話:0465-75-1122 |
大和市の助成金・補助金制度
制度名 | 大和市不燃化・バリアフリー化改修工事費補助金 |
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受付期間 | 年度内に工事完了できる時期まで受付 |
助成金額 | 工事費用の50%(上限10万円) |
支給条件 | ・建築物の所有者 ・当該住宅に居住し、かつ住民登録が行われている ・市税の滞納がない ・費用が5万円以上の改修工事 |
対象工事 | 外壁の改修工事 |
備考 | - |
お問い合わせ | 大和市 街づくり施設部 建築指導課 〒242-8601 大和市下鶴間1-1-1 本庁舎4階 電話:046-260-5425 |
湯河原町の助成金・補助金制度
制度名 | 住宅リフォーム・庭木伐採等・組積造撤去等の助成 |
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受付期間 | - |
助成金額 | 工事費用の10%(上限10万円) |
支給条件 | ・申請及び同一世帯員が町税などを滞納していないこと ・湯河原町内の業者を利用すること ・工事費30万円以上であること |
対象工事 | 屋根のふき替え、塗装、防水工事 外壁の張り替えや塗装工事 |
備考 | - |
お問い合わせ | 湯河原町役場 地域政策課 神奈川県足柄下郡湯河原町中央2-2-1 電話:0465-63-2111 |
横須賀市の助成金・補助金制度
制度名 | 2世帯住宅リフォーム補助金 |
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受付期間 | - |
助成金額 | 工事金額の2分の1(上限30万円) |
支給条件 | ・横須賀市内に一戸建て住宅を所有し、かつ居住している親世帯か、当該住宅に横須賀市外から転入予定の子供家族であること ・申請年度中に塗装工事および子ども家族との同居(住民登録)を完了すること ・転入する子ども家族は、令和4年1月1日時点において、横須賀市外に住所を有しており、申請日以後に親世帯の居住している住宅に転入すること ・過去に本制度による補助金の交付を受けていないこと ・市税を滞納していないこと |
対象工事 | 屋根のふき替え工事、塗装工事または防水工事 外壁の張替え工事または塗装工事 |
備考 | - |
お問い合わせ | 横須賀市役所 都市部まちなみ景観課 横須賀市小川町11番地 分館3階 電話:046-822-8077 |
神奈川県は火災保険でもお得に外壁塗装ができる
火災保険は、火災や風災害、水害、落雷などによる損害に対して一定額を補償するもので、例えば「コケが生えた屋根」、「サビがあるトタン屋根」、「雨樋の「チョーキング現象サビついた板金」、「外壁へのクラックが見られる」などの風災害の症状でも適用される場合があります。
注意点としては保険が適用できるかどうかは保険会社によって異なることです。明らかな災害による外壁の被害は保険が効くことがほとんどですが、経年劣化を風害として火災保険を使おうとすると災害による被害と認定されないケースもあります。
被害が発生した場合、火災保険の申請期限は3年まで遡ることができます。最大の保険金を利用することができるため、積極的に活用することが重要です。
外壁塗装で助成金を利用する人はどれくらいいるの?
集計方法 | クラウドワークスのアンケート機能 |
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対象 | 外壁塗装を行ったことのある人100名 |
回答数 | 100件 |
集計期間 | 2024年2月 |
住宅ノートでは外壁塗装を業者に依頼した経験のある人100人に対して助成金を利用したかどうかのアンケートを実施し、グラフにまとめました。
100人中約6割が助成金を使用しておらず、そのうちの半数以上が助成金の存在自体を知らなかったようです。
外壁塗装で使える助成金は面倒な手続きは少々ありますが、金額が安くなるという点ではメリットしかありません!
使わなきゃ損なので依頼する前は一度お住まいの地域で助成金が使えるのかどうか調べることをおすすめします。
神奈川県の外壁塗装助成金の相場はいくら?
神奈川県の外壁塗装の助成金の支給金額は、工事費用の10分の1〜3分の1ほどが相場です。
外壁塗装費用の相場が80万円〜120万円ほどなので、具体的な支給金額に換算すると、8万円〜40万円ほどが支給金額の相場になります。
ただし、自治体によっては予算がきまっていたり、支給額に上限額が定めれていることが多く、10万〜20万程度の自治体も少なくありません。
外壁塗装の助成金・補助金を受け取るための条件
外壁塗装で助成金や補助金制度を利用する場合、条件や申請するタイミングを間違えないことが大事です。
ほとんどの地区町村は下記のものに当てはまるので、施工を依頼する前に一度確認してみてください。
助成金・補助金を受け取るための主な条件
施工・着工前には申請しておく
税金を払い、滞納していないこと
各自治体で決められた業者を利用すること
①施工・着工前には申請しておく
外壁塗装で助成金・補助金制度を利用する場合は、必ず申請を工事着工前に行う必要があります。
申請前に工事を始めてしまうと、給付対象の条件を満たしていても助成金をもらえない自体に陥ってしまうので、助成金制度を利用したい方は、業者を選ぶ前の時点で申請をしましょう。
②税金を払い、滞納していないこと
助成金・補助金は各自治体のお金、つまりは税金で賄われています。税金を払っていない人には助成金制度を利用する資格がないというわけです。
税金と行っても基本的には市町村税であり、主に住民前のことを指します。
払っていないからずっと利用できないというわけではありません。
滞納している分の納税すれば、助成金・補助金制度を利用することができるようになります。
③各自治体で決められた業者を利用すること
これは各自治体によって異なりますが、多く場合はその地域の外壁塗装業者を利用しないと、助成金が下りないケースがほとんどです。
お住まいの市区町村外の業者選ぶと助成額が減額されるケースもあれば、逆にお住まいの市区町村の業者を利用することで助成額が優遇される場合もあります。
これはお住まいの市区町村によって異なるため自治体に問い合わせを行うか、ヌリカエなどの助成金を調べることのできるサイトを利用することをおすすめします。
外壁塗装の助成金・補助金を申請する流れ
助成金や補助金はほとんどの場合は各自治体で予算が決められているため、先着順や抽選制になっていることが多いです。
初めて助成金を利用する方のためにざっくりとした助成金申請の流れをSTEP形式で解説いたします。
STEP1
見積もりを取る
各自治体に助成金を申請するときには見積り書が必要になる場合がほとんどです。
見積もり書以外にも使用する塗料などの詳細も必要な場合があるので利用する助成金制度を確認後、業者にその旨を伝え見積り書発行の依頼を行いましょう。
STEP2
必要書類を入手・記入
市役所や各自治体のHPで必要書類を入手することが可能です。
HPの場合は申請書をDLし、必要事項の記入と必要な書類の用意をしましょう。
STEP3
必要書類の提出
市役所の窓口や郵送で提出することが可能です。
自治体によっては窓口のみでの提出しか受け付けていない場合があるので注意が必要です。
STEP4
審査結果を待つ
助成金の制度を受けることができるのか審査の結果を待ちましょう。
先着順の自治体も多いので、早めの準備、申請を行うことも大切です。
STEP5
業者と契約・工事着工
審査が通れば工事に着工して大丈夫です。
実際に工事中の写真や途中経過を報告してんくてはいけない場合もあるので改めて利用する制度の要項を確認しましょう。
STEP6
請求書と報告書の提出
施工・工事が完了したら、報告書と請求書を作成し提出。
助成金制度以外で外壁塗装を安くする方法
残念ながらほかの紹介した市区町村以外では、助成金を利用して外壁塗装を安くすることはできません。
しかし、助成金を利用しなくても外壁塗装の費用を安くする方法はあります。
比較的取り組みやすい方法をご紹介いたします。
雨などが多い時期に施工を依頼する
最もおすすめな時期は5月末から7月初〜中旬にかけての梅雨に時期です。
梅雨時期は曇りや雨などで悪天候が続くため契約数が減り、通常の1割〜2割程度安くしてくれる施工業者があります。
工期が伸びやすいデメリットもありますが、特に急ぎではなく、少しでも費用を抑えたいという方にはおすすめの方法だと言えます。
塗料のクオリティを下げる
外壁塗装の費用は施工面積以外にも使用する塗料によって大きく異なるため、安い塗料を使用することで施工費用を大きく抑えることができます。
例えば…
ウレタン塗料:1,700~2,500円/㎡
フッ素塗料:2,500~3,500円/㎡
ウレタン塗料とフッ素塗料では1㎡あたり約1.5〜2倍近い価格の差があります。
この差は耐用年数による影響が大きく、ウレタン塗料は6〜8年、フッ素塗料は10〜16年と言われています。
長い目で見ればフッ素塗料の方がかかる金額は抑えることができますが。取りあえず安い施工料金でお願いしたいのであればアクリル塗料やフッ素塗料でも問題はありません。
自分でできる部分は自分で塗装を行う
可能な範囲内を自ら施工するという方法もあります。
コレにより業者による施工面積がすくなるためその分の費用を抑えることができます。
ただし、外壁塗装は単純に塗料を塗ればいいというものではなく、養生や洗浄などさまざまな工程も考慮しなければなりません。
万が一のことを考えるのであればプロにおまかせするのが良いかもしれません。
まとめ
神奈川県下で外壁塗装に助成金が使える地域と申請方法など、助成金に関する知識をご紹介いたしました。
神奈川県で外壁塗装の助成金利用を考えている方は、必ず工事着工前に申請を行いましょう!
着工後に申請しても助成金を受け取れない場合があるので注意が必要です!
最後に当記事内で紹介した内容をおさらいしましょう。
神奈川県下で外壁塗装の助成金制度があるのはどこ?