工場や倉庫などの建物にとって、防水工事はとても重要な役割があるものです。
新築や改修から年数が経過したら専門家に相談し、屋根や建物の状態をチェックしてもらったうえで、必要に応じて防水工事を実施しましょう。
なぜなら、定期的な工事を実施すると、雨漏りを防いで建物を守ることができるためです。
劣化や雨漏りがあるのに放置していると、建物に大きなダメージを与える可能性がありますので、注意しなくてはなりません。
本記事では、工場や倉庫などで雨漏りが起こる原因や防水工事の種類、工法ごとのメリット・デメリットなどを紹介します。
防水工事が必要になるタイミングについても紹介しますので、ぜひ参考として内容をご確認ください。
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目次
工場や倉庫に雨漏りが起こる原因
工場や倉庫といった建物に雨漏りが起こる原因はさまざまです。
原因として特に多いのは、屋根材に起きた亀裂や割れなどでしょう。
そのほかにも、次のような原因が考えられます。
- 排水溝の詰まり
- 屋根の勾配不良
- 防水シートの剥がれ
- 笠木の劣化
- パラペットの隙間にあるコーキングの劣化
雨漏りにつながる5つの原因について、それぞれ解説しますので、ぜひご覧ください。
排水溝のつまり
工場や倉庫の陸屋根にある排水溝の詰まりは、雨漏りの原因になってしまうため注意が必要です。
排水溝が詰まると水を排出できなくなり、水たまりができて防水層を劣化させてしまいます。
防水層の劣化を防ぐために、月に2~3回を目安に排水溝の清掃を行いましょう。
屋根の勾配不良
排水溝を清掃しても水たまりができてしまうなら、屋根の勾配不良が原因で雨漏りが起こっているのかもしれません。
勾配不良の場合も雨水は排出されず、屋根の平面に溜まってしまいます。
- まだ建物の築年数が浅い
- 防水工事をしてからの年数が浅い
上記のような場合は、勾配不良によって雨水が発生している可能性があると考えられます。
防水シートの剥がれ
雨漏りが起きているなら、防水シートの剥がれが原因となっている可能性もあります。
シート防水で用いられているのが、塩化ビニールやゴム製の防水シートです。
防水シートは経年劣化によって、重なっている部分や末端部分が剥がれたりめくれたりします。
その剥がれたりめくれたりしている部分から雨水が浸入して、雨漏りするという仕組みです。
シートに剥がれやめくれがないか、定期的にチェックしておきましょう。
笠木の劣化
防水工事を施工するパラペットの頂部に施工する仕上げ材が「笠木」です。
パラペットとは、陸屋根の外周にある立ち上がっている部分のことをいいます。
建物を雨水から守る役割を持つのが笠木です。
- 笠木のコーキングが劣化している
- 地震や強風などによって笠木が変形・破損している
上記の状態を放置していると下地が腐食してしまい、雨漏りへとつながります。
パラペットの隙間にあるコーキングの劣化
パラペットには隙間ができるため、コーキングや金具を使って埋められています。
しかし、常に日光・風雨などの影響を受けているコーキングや金具はやがて劣化を起こし、隙間ができて雨漏りへとつながってしまうのです。
工場の防水工事が必要なタイミング
建物の新築時には防水工事が行われます。
しかし、最初の1回だけで終わりというわけではありません。
建物を雨漏りから守るためには、定期的なメンテナンスや防水工事などが必要なため、防水工事が必要なタイミングについて紹介します。
前回の防水工事から10年以上過ぎている
新築や改修で防水工事を行ってから10年以上が過ぎているのなら、防水工事が必要な状態になっている可能性が高いでしょう。
防水工事には種類があり、耐用年数には違いがあります。
一般的な防水工事の耐用年数は、およそ10年です。
工場や倉庫を建ててから10年が過ぎているのなら、専門の業者に相談してみましょう。
ただし、環境によっては10年未満で劣化して、防水工事が必要になる場合もあります。
塗膜が劣化している
塗膜が劣化している場合も、防水工事が必要だと考えられます。
前回の工事から10年経っていないとしても、塗膜の劣化が見られたら防水工事を行いましょう。
劣化によって見られるのは、次のような症状です。
- 色褪せ
- 剥がれ
- 膨れ
すでに症状が出ているのなら、雨漏りにつながってしまう可能性があります。
そのまま放置せず、なるべく早めに業者へと相談してみましょう。
屋根材が傷んでいる
工場・倉庫の屋根材が傷んでいるのなら、防水工事が必要です。
具体的には次のような状態が考えられます。
- 屋根材が破損している
- 屋根材に亀裂が生じている
劣化や損傷が起きている部分を放置していると、そこから雨漏りが起きる可能性がありますので、早急に対処しましょう。
雨漏りが起きている
雨漏りは、わかりやすく緊急性の高い症状です。
塗膜の劣化が生じていたり屋根材が傷んでいたりするのを放置すると、そこから雨漏りが発生してしまいます。
また、地震や台風などによって建物がダメージを受け、雨漏りが発生するようになったという場合もあるでしょう。
そのまま放置していると、建物全体が大きなダメージを受けてしまうおそれがあります。
雨漏りが発生したら、なるべく早めに業者と相談して、防水工事を行うことが大切です。
工場に適した防水工事の種類
防水工事には種類があり、場所や環境によって何が合うかは違ってきます。
工場や倉庫でよく使われている防水工事の種類は、次の3つです。
- シート防水
- 塗膜防水
- アスファルト防水
3つの種類について、どのようなものか概要をチェックしてみましょう。
シート防水
塩化ビニールや合成ゴムで作られたシートを貼る方法が、シート防水です。
シート防水は、広い面積でも一度に施工できるため、屋根や屋上などのような場所に採用されています。
シート防水の工法は、次の2つです。
- 密着工法
- 機械固定工法
専用の接着剤を使ってシートを貼る工法は密着工法と呼ばれ、機械が不要であるため、狭い場所でも施工できます。
また、専用の機械を使ってシートを貼る工法が機械固定工法で、屋根や屋上などの広い場所に適しています。
塗膜防水
液体状の塗料を硬化させて防水層を形成するのが、塗膜防水です。
塗膜防水には、次の2種類があります。
- ウレタン防水
- FRP防水
液体状のウレタン樹脂を複数回塗って、継ぎ目のない防水層を形成するのがウレタン防水です。
5~6年ごとにトップコートを再塗装すると、防水効果を長持ちさせられます。
液状の不飽和ポリエステル樹脂に硬化剤を加え、ガラス繊維などの補強剤と組み合わせて防水層を形成するのがFRP防水です。
またFRPは強度が高く、耐水性・耐久性・耐候性に優れているため、防水以外にも広く使われています。
しかし、FRP防水もトップコートによるメンテナンスが必要です。
アスファルト防水
古くから使われている工法が、液状になった融解アスファルトとアスファルトシートを組み合わせたアスファルト防水です。
厚みのある防水層を作るために、アスファルト防水では二層以上の積層工法を行います。
アスファルト防水も、屋根や屋上など広い場所に適している工法です。
アスファルト防水の工法には、次の3つがあります。
- 常温工法
- トーチ工法
- 熱工法
熱を使わずに防水層を作るのが、常温工法です。
トーチ工法では、バーナーを使ってルーフィングシートの裏面と下地を炙り、溶かしながら貼り重ねます。
熱工法は、熱を加えて溶かしたアスファルトを使ってルーフィングシートを積み重ね、防水層を作る工法です。
日本で100年以上も使われていることから、ノウハウが豊富な信頼性の高い工法だといえます。
ただし、独特の匂いや煙が発生するため、周辺への配慮が必要です。
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工種ごとの防水工事におけるメリット・デメリット
工場や倉庫における防水工事は、種類によってそれぞれメリットやデメリットがあります。
ここでは参考として、工事の種類ごとにどのようなメリット・デメリットがあるかを見ていきましょう。
実際にどのような種類の工法を選ぶかは、施工する業者に相談を行う必要があります。
シート防水のメリットとデメリット
シート防水は、既存の下地を選ばず施工できることが大きなメリットです。
さらに一度で広い範囲を施工できることから、工期が短くて済み、耐用年数が長いといったメリットもあります。
ただし、シート防水は複雑な形状の場所への施工には適していません。
また、破損しやすく、シートの継ぎ目部分にトラブルが出やすいこともシート防水のデメリットです。
シート防水は高い技術が求められる工事となっているため、施工実績の多い業者に依頼しましょう。
塗膜防水のメリットとデメリット
塗膜防水はウレタン防水・FRP防水とも、複雑な形状の場所にも対応できるという利点があります。
また、継ぎ目が発生せず仕上がりがきれいであることも、塗膜防水が多く用いられている理由です。
ウレタン防水は工法によって3~10日かかりますが、FRP防水なら1~2日と短期間で完成するのもメリットだといえるでしょう。
デメリットとして挙げられるのが、ほかの方法に比べると、比較的高額であることです。
ほかにも塗膜防水は紫外線の影響を受けやすく、定期的なトップコートのメンテナンスが求められますが、定期的に実施することで、防水機能を長持ちさせられます。
アスファルト防水のメリットとデメリット
伝統的な工法であり品質が安定しているほか、コストを抑えられる点もアスファルト防水のメリットです。
アスファルト防水には、紫外線や化学物質にも強いという特徴もあります。
ただし、アスファルト防水を施工するにあたっては、大掛かりな設備が必要で、施工時は煙や匂いなどが発生してしまいます。
そのため、場所によっては、アスファルト防水の施工が難しくなってしまう可能性があるでしょう。
重量があるため建物に負担がかかってしまうことも、アスファルト防水のデメリットです。
工場や倉庫にアスファルト防水が施工が可能であるかは、まず専門の業者に相談し、適切な指示を仰ぐことをおすすめします。
工場の屋根の防水工事についてまとめ
今回の記事では、以下のような内容を解説してきました。
- 工場や倉庫などの建物には、定期的な防水工事が必要
- 建物の雨漏りは、排水溝の詰まり・屋根の勾配不良・防水シートの剥がれ・笠木の劣化・コーキングの劣化など、さまざまな原因が考えられる
- 前回の防水工事から10年以上の経過や塗膜の劣化がみられたら、防水工事を実施するタイミングである
- 工場や倉庫で行われる防水工事の種類には、シート防水・塗膜防水・アスファルト防水などがある
- 防水工事の種類により、それぞれのメリットとデメリットがある
工場や倉庫には、定期的な防水工事を行う必要があります。
建物が傷んでしまう可能性がありますので、定期的に防水工事を行って雨漏りを防ぎましょう。
防水工事の耐用年数内であったとしても、屋根や屋上に劣化が見られたら、放置せず早めの対処が必要です。
工法には種類によってそれぞれメリット・デメリットには違いがありますので、どの方法が適しているのは、屋根・屋上の形状や立地などで異なるため、まずはプロによる確認が必要です。
防水工事に対応している専門の業者に相談して、適切なタイミングで建物に合った防水工事を実施しましょう。
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