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大規模修繕

庇の防水工事は必要?マンションや屋上の庇の雨漏り原因と修理方法を解説

庇とは、玄関や窓上に取り付けられる短い屋根のことを指します。

屋上にも設置されていますが、点検を見落としがちな部分でもあるため、いつの間にか雨漏りにつながるケースもあります。

庇の劣化を防ぐために、定期的なメンテナンスが必要です。

しかし、庇は建物の建造物ではなく、独立した付属品としての扱いになるため、建物構造自体に影響は与えません。

そのため、庇のメンテナンスや点検を見過ごし、突然の雨漏りが発生しやすいといえます。

この記事では、屋上にある庇の防水工事の必要性や、雨漏りの原因・修理方法について解説しています。

まずは庇の種類や役割、材質について詳しく確認していきましょう。

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屋上にある庇の役割とは?

屋上にある庇には、以下に挙げる5つの役割を担っています。

  • 強い日差しを遮る
  • 冷暖房の負荷を抑える
  • 玄関先の雨漏り対策
  • 窓や玄関の雨・陽射し除け
  • 外壁保護

建物の構造自体に大きな影響は与えないものの、快適に暮らすためには欠かせないパーツの1つです。

特に近年では夏場の温度上昇が激しく、冷房の負荷が大きくかかるため、建物内に入る強い日差しを遮断する大切な役割を担っています。

また、屋上に庇を取り付けることで防水性の維持にもつながるでしょう。

強い日差しを遮り、雨の影響を最小限に留めるため、外壁保護にも役立っています。

庇は後付けが可能な部分でもあるため、夏場の日差しを遮断する・外壁を守るために取り付けることも可能です。

元から庇が付いている建物も多いですが、最近では冷暖房の負荷を抑えることを目的とし、後付けするケースも多くなってきました。

このように、庇は建物の構造物ではないものの、大切な役割を担っている部分でもあります。

屋上にある庇の種類

庇は「陸庇」と「腕木庇」の2種類がありますが、それぞれにどのような特徴を持つのでしょうか。

庇の種類とそれぞれの特徴について、詳しく解説します。

陸庇

建物に取り付けられている庇の多くは「陸庇」です。

緩やかな斜面をつけることで雨水の排出を促すことが目的とされており、ビスを使用し取り付ける方法が一般的とされています。

緩やかな勾配のため、日差しを遮断する効果は大きくありません。

腕木庇

伝統的な日本家屋で見られる庇です。

柱にほぞ穴と呼ばれる穴をあけ、腕木のほぞを差し込んで固定するタイプで、張り出しが大きいといった特徴を持っています。

伝統工法で作られる腕木庇は張り出しが大きい分、日差しを遮断する効果は高いでしょう。

屋上の庇の材質

庇には2つの種類がありますが、使われる材質もさまざまなものがあります。

主に使用される材質は、以下に挙げる5つが主流でしょう。

  • アルミ製
  • ポリカ製
  • ガルバリウム鋼板
  • ガラス製
  • 木材

それぞれの材質が持っている特徴について、詳しく見ていきましょう。

アルミ製

軽く耐久性に優れているため、現在使用されている庇の多くに使われています。

しかし、経年劣化によって表面の被膜がはがれやすいため、定期的なメンテナンスが欠かせません。

ポリカ製

半透明の素材であり、アルミ製と同様に軽くて扱いやすいといった特徴があります。

塗装を施すことも可能なので、デザイン性にも優れているといえるでしょう。

ガルバリウム鋼板

耐久性に優れている素材であり、雨や風などの影響を受けにくいのが特徴です。

コストが安く済むため、台風や積雪が多い地域で取り入れられるケースが多いでしょう。

ガラス製

透明度が高いため、光が入りやすい部分への施工に適しています。

耐久性に優れており、エントランスやベランダに取り入れられることが多いです。

木材

日本家屋に取り入れられるケースが多く、杉やヒバが使用されることが多いです。

職人による施工がメインであり、経年劣化による趣を感じられるでしょう。

屋上の庇のメンテナンス方法

庇の表面は板金で加工されているため、使われる板金の種類によってメンテナンス方法が異なります。

こちらでは、使われる板金の種類ごとのメンテナンス方法を説明していきます。

トタン製

トタンはサビが発生しやすいため、塗装およびサビの除去が主なメンテナンス方法です。

サビによって穴が開いた場合は、ガルバリウム銅板を張り付けて補修します。

基本的に取り外して交換するケースはほとんどありません。

ガルバリウム銅板

トタンに比べてサビに強く、定期的なメンテナンスはそこまで必要ありません。

しかし、サビが発生してしまうケースもあるため、定期的に状態をチェックしておきましょう。

外壁塗装と一緒にメンテナンスを行うケースが多いです。

アルミ製

軽量かつ耐久性に優れた素材のため、メンテナンスは基本不要とされています。

塗装による補修も必要ないため、現在では多くの庇にアルミが使用されている建物も少なくありません。

木材・ガラス製

木材の庇は、塗装や防腐剤を塗布することで状態を維持できますが、定期的なメンテナンスは欠かせません。

一方でガラス製の庇は経年劣化に強いといった特徴を持っているため、定期的なメンテナンスはほとんど必要ないでしょう。

屋上の庇の防水工事の施工手順

庇の防水工事は、以下に挙げる7つの手順によって行われます。

  1. 下地清掃
  2. プライマーの塗布
  3. 既存の脆弱部を補修
  4. 改修用度連の取り付け
  5. 人隅シール貼り付け
  6. ウレタン塗装の塗布
  7. トップコートの塗布

基本的な防水工事と変わりはありません。

上記で説明した施工の手順は、主に防水層を形成するための防水工事ですが、状況によって塗装のみ・シーリング工事のみを行うケースもあります。

庇の状態によって施工内容も変わるため、事前に専門家へ相談しておきましょう。

屋上の庇で雨漏りが起きる原因

雨漏りが起きるケースでは、屋上や屋根の破損・防水性の低下など、さまざまな原因が挙げられます。

庇で雨漏りが起きてしまう原因については、以下に挙げる3点の通りです。

  • 庇と外壁の接着部分が劣化している
  • 塗装膜のひび割れや剥がれ
  • 板金がサビたことによる劣化

庇は通常の屋根と異なり、勾配が緩やかなケースがほとんどです。

そのため、通常よりも排水性が低下してしまいます。

排水性が低下すると雨水が庇に浸透し、塗装膜の剥がれや板金のサビが発生しやすくなります。

また、外壁との接着部分に水が入り込むことで接着効果が弱くなり、雨漏りを引き起こす原因になるケースも少なくありません。

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屋上の庇に行う防水工事の種類

庇の防水工事では、以下に挙げる5つの工法が主流です。

  • 防水膜形成の防水工事
  • 塗装工事
  • シーリング工事
  • カバー工法
  • 解体や取り変え

それぞれの方法について、どのような内容で工事を進めるのか、詳しく確認していきましょう。

防水層形成の防水工事

ビルやマンションの場合、人が歩ける面積を保持している庇が多いため、屋上と同様に防水工事が必要です。

雨水がたまると防水性が低下し雨漏りが発生するため、防水膜形成を伴う防水工事を行います。

狭い範囲にも適応となるウレタン塗装が基本で、防水膜を形成して庇の防水性を向上させます。

塗装工事

庇のサビや塗膜の剥がれのみの場合、塗装工事で対応します。

サビが発生している部分を丁寧に取り除いたあと、撥水性の高い塗料を塗って完成です。

この時に施行した際の塗料は、経年劣化や紫外線によってダメージが蓄積されるため、10年前後を目安に塗り替えを行うと良いでしょう。

シーリング工事

庇と外壁部分の接合部に隙間が発生した場合、雨漏りが起きる可能性があります。

不具合を改善するために、シーリングで隙間を補填していきましょう。

接合部に施されているシーリング材は、経年により劣化していくため、定期的な工事が必要です。

シーリング部分にひび割れや剥がれが見られた場合は、防水性が低下し雨漏りにつながるケースが多いため、早急にシーリング工事を実施しましょう。

カバー工法

庇の状態によって、塗装工事かカバー工法を選択します。

サビの状態がひどく、穴が開いている場合はカバー工法が適しているでしょう。

カバー工法では庇上部の板金をはがし、その上から下地を貼り、新しい板金を取り付けていきます。

元からある庇を全て取り除く必要はありませんが、破損が激しい部分を取り除くことで適切な状態を保てます。

板金で施工したあとは、外壁と庇の隙間をシーリング材で埋めることで、強度を向上させます。

解体や取り変え

庇本体の損傷が激しく、すでに傾いている場合などは、解体や取り変えを行います。

しかし、この際外壁を剥がさなければならないため、大きな工事となり庇の修理費用も高額になる可能性があるでしょう。

基本的に庇は取り変えや解体を行いませんが、補修をしても本来の機能を保てない場合に実施します。

玄関先の雨漏りを少しでも改善したい場合、庇を取り変えることで改善するケースも多いです。

屋上にある庇の防水工事のまとめ

庇の役割や雨漏りの原因ついては、以下の通りです。

  • 庇は強い日差しを遮り、建物を守る役割がある
  • 強い日差しを遮ることで、冷房の負担を抑える
  • 玄関先の雨漏りを防ぐ役割を持っている
  • 窓や玄関から雨・陽射しが入らないように防ぐ役割がある
  • 外壁を紫外線や雨から守る役割がある
  • 庇の塗膜が劣化し剥がれると防水性が損なわれ、雨漏りの原因につながる
  • 庇は経年により劣化が進むため、定期的な防水工事やメンテナンスが欠かせない
  • 使われている素材によってメンテナンス方法が異なる
  • 外壁と庇の接合部分が劣化すると雨漏りを引き起こす
  • 経年劣化により庇の塗料が劣化し、紫外線によるダメージが蓄積される
  • 庇に使われている板金のサビやひび割れを放置すると、雨漏りの原因になる

庇は建物の建造物ではないため、構造自体に大きな影響を与えることはありません。

しかし、強い日差しを遮断する・雨や風を防ぐ働きがあるため、建物へのダメージを軽減する大切な役割を担っています。

この記事で説明した防水工事の手順や状況ごとの工法をしっかり確認したうえで、庇の機能性を向上させるためのメンテナンスを定期的に行いましょう。

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