屋根の葺き替えにかかる費用は、使用する屋根材や工法によって大きく異なります。
スレート・ガルバリウム鋼板・瓦など素材ごとに価格帯は異なり、さらに施工方法によっても工期や手間が変わるため、トータルの費用感にはばらつきが生じてしまうでしょう。
そのためには、屋根材や工法に関する基礎知識を把握し、信頼できる見積もりを見極める力が必要です。
ここでは、屋根葺き替えの基礎知識、葺き替え見積もりの内訳と注意点について、丁寧に解説しています。また、屋根葺き替えの費用相場を屋根材別や工法別に比較し、わかりやすく紹介していますので、ぜひご覧ください。
相場感や工法の違いを知っておけば、冷静に判断できるようになるため、正しい知識を身につけ、自宅にとって本当に価値のある施工プランを見つけましょう。
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目次
屋根葺き替えの基礎知識|工事内容と他工法との違いを徹底解説
屋根の葺き替えとは、既存の屋根を撤去し、新たに屋根材を張り替える大規模な工事です。この章では、葺き替え工事の基本的な流れや、他の工事との違い、そして工事が必要となる屋根の劣化症状について詳しくご紹介します。
葺き替え工事の流れ
屋根葺き替えとは、古くなった屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材に交換する工事のことです。主な流れは以下の通り:
- 既存屋根材の撤去
- 下地の確認と補修(必要に応じて)
- 防水シートの張り替え
- 新しい屋根材の施工
- 仕上げ・清掃・完了検査
このように、屋根の表面だけでなく、下地や防水層までしっかりとリセットするため、葺き替えは屋根の耐久性や機能性を大きく回復させる効果があります。
カバー工法・塗装との違い
- カバー工法:既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねる方法。撤去費用がかからない分、安価に施工可能。ただし、屋根が重くなりすぎると耐震性に影響が出ることも。
- 塗装:屋根材の保護・美観維持が目的。劣化が進んでいない屋根に適しており、費用は最も安価。ただし根本的な劣化には対応できない。
- 葺き替え:屋根全体をリセットする最も根本的な工事。費用は高いが、耐久性が大幅に向上し、長期的な安心を得られる。
葺き替えが必要な劣化症状
- 雨漏りが頻発する
- 屋根材のひび割れ・剥がれ・ズレ
- 屋根の一部が沈んでいる、歪んでいる
- 下地が腐食している、カビが発生している
- 築20年以上で一度も大規模メンテナンスをしていない
これらの症状が見られる場合は、早めの点検と対策が必要です。専門業者による診断を受け、必要に応じて葺き替えを検討しましょう。
屋根葺き替えの費用相場を屋根材別に解説|スレート・ガルバ・瓦の価格比較
屋根葺き替えの費用は、使用する屋根材の種類によって大きく異なります。ここでは、代表的な屋根材ごとの費用相場を解説します。
スレート屋根の葺き替え費用
- 相場:60万〜120万円(30㎡〜60㎡)
- スレートは比較的軽量でコストも抑えやすい屋根材です。施工費も他の屋根材に比べて安価ですが、耐用年数は15〜20年程度と短めのため、定期的なメンテナンスが必要です。
ガルバリウム鋼板屋根の葺き替え費用
- 相場:80万〜150万円(30㎡〜60㎡)
- ガルバリウム鋼板は、軽量で錆びにくく、耐久性が高い金属屋根材です。耐用年数は20〜30年で、メンテナンスコストも抑えられます。近年ではデザイン性も高く、住宅用として人気があります。
瓦屋根の葺き替え費用
- 相場:100万〜200万円(30㎡〜60㎡)
- 瓦は重量があり、耐久性に優れる屋根材です。工事費用や下地補強費が高めになる傾向がありますが、耐用年数は40〜50年と長く、一度の投資で長期間の安心が得られます。
屋根材ごとの費用・耐用年数比較表
屋根材 | 葺き替え費用相場 | 耐用年数 | 特徴 |
---|---|---|---|
スレート | 60万〜120万円 | 15〜20年 | 軽量・安価・普及率が高い |
ガルバリウム鋼板 | 80万〜150万円 | 20〜30年 | 軽量・耐久性・錆びに強い |
瓦 | 100万〜200万円 | 40〜50年 | 重厚・高耐久・高級感がある |
葺き替え費用を工法別に比較|カバー工法・全面・部分工事の違い
葺き替え工事の費用は、工法の違いによっても変わってきます。ここでは、撤去の有無や施工範囲による費用の違いを紹介します。
既存屋根の撤去あり・なしの違い
- 撤去あり(標準的な葺き替え):既存屋根をすべて撤去し、新たに施工。撤去・廃材処理費用が発生するが、下地までしっかりと補修可能。
- 撤去なし(カバー工法):古い屋根の上に新たな屋根をかぶせる。撤去費用がかからず、工期も短縮。費用は20%〜30%安くなることもある。
部分葺き替え vs 全面葺き替え
- 部分葺き替え:雨漏り箇所や劣化がひどい部分のみ交換。30万〜60万円程度。応急的な対策として有効。
- 全面葺き替え:屋根全体を交換。建物全体の耐久性が大きく向上し、今後のメンテナンスコストも削減できる。
足場設置・高所作業の追加費用
- 足場代:15万〜30万円(工事全体費用の約15〜20%)
- 高所作業や複雑な屋根形状によっては追加費用が発生するケースも。これらは事前の現地調査で見積もりに反映されます。
葺き替え見積もりの内訳と注意点|追加費用や保証も徹底チェック
見積もりを確認する際は、各項目の内訳をしっかりと把握しておくことが大切です。
材料費・工賃・諸経費の内訳
- 屋根材代(㎡単価×面積)
- 工賃(職人の作業費用)
- 廃材処理費・運搬費
- 足場代・安全対策費
- 諸経費(交通費、管理費など)
見積もりで注意すべき追加費用
- 下地補強が必要な場合の費用
- 雨樋・板金部分の交換費用
- 施工後の保証料など
相見積もりを取る際のチェックリスト
屋根葺き替え工事は高額なため、1社だけの見積もりで決定するのはリスクがあります。相見積もりを取ることで、価格だけでなく、業者の対応や提案力、保証内容などを比較検討することができます。以下のチェックポイントを参考に、信頼できる業者を見極めましょう。
- 2〜3社の見積もりを比較し、極端に安い・高い業者は要注意
- 工程内容が具体的か(例:下地処理の有無、使用材料の明記)
- 保証内容と年数を明記しているか
屋根葺き替え費用を賢く抑える5つのコツ|材料・時期・助成金活用術
屋根葺き替えは高額な工事ですが、工夫次第で費用を抑えることも可能です。この章では、屋根材の選び方や業者選定のコツ、助成金や保険の活用方法など、少しでもコストを下げたい方に役立つポイントを解説します。
屋根材の選び方
- ガルバリウム鋼板は、コスパ重視の方におすすめ。軽量で地震にも強い。
- 瓦屋根は初期費用は高価だが、メンテナンス頻度が少なく長期的に経済的。
時期や業者選定の工夫
- 繁忙期(春・秋)を避けると割引が受けられる可能性も。
- 地元密着型の業者は中間マージンが少なく費用が抑えられる。
- キャンペーンや紹介割引の有無も確認。
助成金・火災保険の利用可否
- 自治体のリフォーム助成金が使える場合あり(条件確認要)
- 台風・地震など自然災害による破損は火災保険適用の可能性あり。写真・診断書を用意するとスムーズ。
屋根葺き替えの費用でよくある質問|助成金・工法・相場の疑問解消
Q
カバー工法との費用差は?
A
カバー工法は葺き替えに比べて30〜50%程度安価です。ただし、屋根の状態によっては適用できない場合があります。
Q
何年ごとに葺き替えが必要?
A
屋根材によりますが、スレートで20年、ガルバリウムで30年、瓦で50年を目安に検討します。
Q
部分的な葺き替えはできる?
A
可能ですが、雨漏り箇所のみの対処は再発リスクもあるため、全体の劣化状況を確認することが大切です。
まとめ
- 屋根葺き替え費用は、屋根材・工法・建物条件によって異なる。
- 相場は60万〜200万円で、屋根材や工法により価格差あり。
- 見積もりは複数社から取り、内容・保証を確認することが重要。
- 助成金・保険の活用で費用を抑えることも可能。
適切なタイミングでの葺き替えは、住まいの寿命を延ばし、安全・快適な生活を守るための大切な投資です。信頼できる業者選びと、丁寧なプランニングを心がけましょう。
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