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大規模修繕

木造住宅のバルコニーの防水工事・ベランダ防水の適切な工法とは?

木造住宅のバルコニーやベランダは、雨水や紫外線にさらされやすく、経年劣化により防水機能が低下して雨漏りを起こす可能性があります。雨漏りは建物の劣化や腐食を招き、住宅の資産価値を大きく低下させるため、適切な防水工事を行うことが重要です。

本ページでは、木造住宅のベランダ・バルコニー防水工事について、基礎知識から工法、費用、業者選びまで詳しく解説します。雨漏りの原因や防水工事の種類、それぞれのメリットとデメリットを理解することで、適切な防水工事を行うための知識を身につけることができます。また、失敗しない防水工事業者の選び方や、アスベストに関する注意点なども紹介しています。

本ページの情報が、ベランダ・バルコニーの防水工事に関する疑問を解決し、快適な住環境づくりの一助となることを願っています。

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木造住宅のベランダ・バルコニーの防水工事の基礎知識

住宅におけるバルコニーとベランダは、住む人の快適な生活には欠かせない空間です。ベランダは屋外のデッキに屋根が架かっているもの、バルコニーは屋根が架かっていないベランダのことを指します。両者とも屋外の環境に晒されるため、防水工事は必須です。

バルコニー・ベランダの防水工事では、まずサイズによって工法が異なります。一般的に、面積が5㎡以下の場合はFRP防水、5㎡をこえる場合はシート防水が適しています。また、バルコニー・ベランダの使用頻度や荷重も考慮されます。

防水工事の種類には、ウレタン防水、アスファルト防水、塩ビシート防水などがあります。それぞれに特徴があり、施工方法や費用も異なります。バルコニー・ベランダには、紫外線や雨風に強い材料を選ぶことが大切です。

ベランダ・バルコニーの防水工事は、適切な工法を選び、専門業者に依頼することが重要です。適切なメンテナンスを行うことで、ベランダ・バルコニーを長持ちさせることができます。

住宅におけるバルコニーとは

バルコニーとは、住宅の壁面から張り出した床のことです。住宅の外部空間として活用でき、景色を眺めたり、洗濯物を干したり、ちょっとした休憩スペースとして利用できます。一般的に、バルコニーは鉄筋コンクリート造や木造などの構造で造られています。

バルコニーとベランダは混同されがちですが、違いがあります。ベランダは、バルコニーと同様に住宅の外部空間ですが、バルコニーが壁面から張り出した構造なのに対して、ベランダは地面に直接設置された構造です。また、ベランダはバルコニーよりも面積が広く、屋根がある場合もあります。

住宅におけるベランダとは

ベランダは、住宅から張り出した床部分で、手すりや柵で囲まれています。屋外にありながらも、住宅の一部として使われ、洗濯物を干したり、ちょっとした休憩スペースとして活用されることが多いです。

ベランダは、バルコニーと混同されることもありますが、両者は明確に区別されています。バルコニーは、屋根のあるベランダのことを指し、雨や日差しを遮ることができるのが特徴です。また、バルコニーはベランダよりも広いスペースを有し、椅子やテーブルを置いてくつろぐこともできます。

住宅において、ベランダは生活を豊かにする重要なスペースです。しかし、ベランダは雨や紫外線にさらされるため、防水対策が重要になります。防水対策が不十分だと、雨漏りや躯体の腐食などのトラブルが発生する可能性があります。

ベランダの防水工事は、適切な工法を選択することが重要です。ベランダの形状や素材、予算などによって最適な工法は異なります。ベランダの防水工事については、専門業者に相談することをおすすめします。

バルコニー・ベランダのサイズによって、工法を変更する必要がある

木造住宅のバルコニー・ベランダの防水工事には、さまざまな工法があります。しかし、バルコニー・ベランダのサイズによって、適している工法が異なる場合があります。

たとえば、面積が小さいバルコニー・ベランダの場合は、シート防水やFRP防水が適しています。これらの工法は、施工が簡単でコストを抑えることができるからです。

一方、面積が大きいバルコニー・ベランダの場合は、ウレタン防水が適しています。ウレタン防水は、耐久性が高く、防水層に継ぎ目がないため、雨漏りの心配がありません。

また、タイルを貼ったバルコニー・ベランダの場合は、防水層の上にタイルを貼る工法が適しています。この工法は、タイルが防水層を保護するため、耐久性を高めることができます。

このように、バルコニー・ベランダのサイズや素材によって、適している工法が異なるため、防水工事を検討する際には、専門家に相談することが大切です。

ベランダ・バルコニーの雨漏りの原因

ベランダやバルコニーの雨漏りは、木造住宅にとって大きな問題です。放っておくと建物の構造が損傷したり、カビが発生したりするなど、深刻な被害につながる可能性があります。

雨漏りの原因は様々ですが、最も多いのは防水層の劣化です。防水層は経年劣化により防水機能が低下し、雨漏りが発生する可能性があります。また、施工不良やひび割れ、排水不良、破損なども雨漏りの原因となる可能性があります。

雨漏りを発見したら、できるだけ早く原因を特定して適切な補修を行うことが大切です。自分で解決できない場合は、専門業者に相談しましょう。

雨漏りを防ぐためには、定期的なメンテナンスが重要です。防水層の状態を確認したり、排水口の詰まりを除去したり、定期的に塗装を行うことで、雨漏りを未然に防ぐことができます。

木造住宅のバルコニー・ベランダの雨漏りは、建物の構造に大きな被害を与える可能性があります。雨漏りの原因を理解し、定期的なメンテナンスを行うことで、雨漏りを防ぐことができます。

防水工事を始める前に知っておくべきバルコニー・ベランダ防水工事の費用相場

木造住宅のバルコニーやベランダは、雨や風、日差しにさらされやすく、経年劣化によって防水機能が低下して雨漏りが発生する可能性があります。雨漏りが発生すると、建物の木造部分の腐食やシロアリ被害につながるなど、深刻な問題を引き起こします。

そこで重要なのが防水工事です。防水工事は、バルコニーやベランダの防水機能を回復させることで、雨漏りを防ぎ建物を長持ちさせるための重要なメンテナンスです。

しかし、いざ防水工事を検討しようと思っても、費用相場がわからないと不安ですよね。そこで、ここではバルコニー・ベランダ防水工事の費用相場についてご紹介します。

バルコニー・ベランダ防水工事の費用相場は、施工面積や使用する防水材、施工方法によって異なりますが、一般的には1㎡あたり5,000円~10,000円程度です。

例えば、10㎡のバルコニーの防水工事の場合、費用は50万円~100万円程度となります。

また、防水材の種類によっても費用は異なります。

  • シート防水:1㎡あたり4,000円~8,000円程度
  • FRP防水:1㎡あたり6,000円~12,000円程度
  • ウレタン防水:1㎡あたり5,000円~10,000円程度

などがあります。

防水工事の費用は決して安くありませんが、雨漏りを放置しておくと建物の被害が拡大し、さらなる費用がかかってしまう可能性があります。

そのため、防水工事は早期に検討することが重要です。

バルコニー・ベランダ防水工事の費用相場について理解した上で、適切な工法を選択し、安心して防水工事を進めましょう。

ベランダ・バルコニー防水工事の防水工法の種類と特徴

ベランダ・バルコニー防水工事には、大きく分けて、シート防水、FRP防水、ウレタン防水の3種類があります。

  • シート防水:塩化ビニルシートやゴムシートを貼り付けて防水する工法です。耐久性が高く、施工がしやすいのが特徴です。
  • FRP防水:ガラス繊維強化プラスチックを塗布して防水する工法です。軽量で耐衝撃性に優れていますが、施工には技術が必要です。
  • ウレタン防水:ウレタン樹脂を塗布して防水する工法です。伸縮性に優れ、複雑な形状にも対応できますが、耐久性は他の工法に比べて劣ります。

それぞれの工法には、メリットとデメリットがあり、建物の構造や予算、防水性能の要求レベルなどによって最適な工法が異なります。

シート防水の特徴

シート防水は、塩化ビニルやゴムなどのシート状の防水材をベランダやバルコニーの表面に貼り付けて防水する工法です。シート防水は、施工が比較的容易で、防水性能も高いことから、広く普及しています。

シート防水の主な特徴は、施工が容易で、防水性能が高く、耐久性が高いことです。また、表面に様々な模様をつけることができるため、意匠性にも優れています。

一方で、シート防水は費用が高い傾向があり、下地の状態が悪いと防水性能が低下する可能性があります。そのため、施工前には下地の状態をしっかりと確認する必要があります。

シート防水は、防水性能が高く、耐久性にも優れていることから、ベランダやバルコニーの防水工事によく用いられます。しかし、費用が高く、下地の状態が悪いと防水性能が低下する可能性があるため、施工前には下地の状態をしっかりと確認する必要があります。

FRP防水の特徴

FRP防水は、ガラス繊維強化プラスチック (Fiber Reinforced Plastics) を使用した防水工法です。耐水性、耐久性、耐衝撃性に優れており、ベランダやバルコニーの防水工事によく用いられます。

FRP防水の特徴は以下の通りです。

  • 優れた耐水性: FRP素材は、防水性に優れたガラス繊維と樹脂で構成されており、水分の浸入を防ぎます。
  • 高い耐久性: 硬化樹脂で固められたFRP防水は、紫外線や雨、風などの外的要因に強く、長期間にわたって防水性能を維持することができます。
  • 耐衝撃性: FRP素材は、衝撃に強い性質を持ち、落雷や物体の落下などによる破損を防ぎます。
  • 施工が容易: FRP防水は、シート状の防水材を接着剤で貼り付ける工法であるため、施工が容易で工期が短いです。
  • 美観性が高い: FRP防水は、様々な色や模様のシートが用意されており、建物の外観に合わせて選択することができます。

ただし、FRP防水は他の防水工法と比較してコストが高く、施工には専門技術が必要となります。また、密着不良や施工ミスがあると、防水性能が低下する可能性があります。

FRP防水は、耐水性、耐久性、施工の容易さなど、多くのメリットを持つ防水工法です。しかし、コストや施工技術などのデメリットも考慮する必要があります。ベランダやバルコニーの防水工事を行う際には、専門家に相談し、最適な防水工法を選択することが重要です。

ウレタン防水の特徴

木造住宅のベランダやバルコニーの防水工事にはさまざまな工法がありますが、近年人気が高まっているのがウレタン防水です。

ウレタン防水は、液体状のウレタン樹脂を塗布して防水層を作る工法で、複雑な形状にも密着しやすく、継ぎ目ができないため防水性が高いという特徴があります。また、耐候性や耐摩耗性に優れており、長期にわたって防水効果を維持することができます。さらに、他の防水工法と比較して施工期間が短く、費用も抑えられるというメリットがあります。

ただし、ウレタン防水には耐熱性に弱い、臭いが強い、紫外線に弱いというデメリットもあります。そのため、工事を検討する際には、施工業者と相談して、建物の状況や予算に合わせて最適な工法を選択することが重要です。

トップコートとは | 防水工事のトップコート塗り替えについて

ウレタン防水は、トップコートと呼ばれる上塗り材を塗布することで防水性能を高める工法です。トップコートは、紫外線や雨風などの影響を受けやすいウレタン防水層を保護し、耐久性を向上させる役割を担っています。

トップコートは、ウレタン系、シリコン系、フッ素系など、様々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。ウレタン系トップコートは、価格が安く、施工がしやすいのが特徴です。シリコン系トップコートは、耐候性が高く、防汚性能にも優れています。フッ素系トップコートは、耐候性や防汚性能が最も高く、長期にわたって防水性能を維持することができます。

トップコートの塗り替えは、5~10年に1回程度を目安に行う必要があります。塗り替え時期は、トップコートの劣化状態によって異なりますが、表面にひび割れや膨れなどが発生してきたら、塗り替えを検討した方が良いでしょう。

トップコートの塗り替えは、専門業者に依頼するのが一般的です。塗り替え費用は、使用するトップコートの種類や施工面積によって異なりますが、概ね1㎡あたり2,000~5,000円程度が相場となっています。

防水工法別のベランダ・バルコニーをタイルにする時の注意点

ベランダやバルコニーをタイルにする場合、防水工事の方法はいくつかあります。それぞれの特徴とタイル貼りにあたっての注意点を以下にまとめます。

防水工法の種類と特徴

防水工法特徴
シート防水費用が安い、施工がしやすい
FRP防水強度が高い、耐候性に優れている
ウレタン防水伸縮性に優れている、防水層が薄い

防水工法別の注意点

シート防水

  • シートの継ぎ目をしっかりと防水処理する必要がある。
  • シートの表面は滑りやすいので、タイルの目地を狭くするなど滑り止め対策が必要。

FRP防水

  • FRP防水層の厚み分、タイルの床面を高くする必要がある。
  • FRP防水層は硬いため、タイルの目地が割れやすいので注意が必要。

ウレタン防水

  • ウレタン防水層は薄いため、タイルの目地が浮き上がる可能性がある。
  • ウレタン防水層は紫外線に弱いため、トップコートを塗る必要がある。

ベランダやバルコニーをタイルにする場合は、防水工法の種類によって注意すべき点があります。防水工事業者と相談して、最適な工法を選択することが重要です。

防水工事で失敗しない!防水工事業者の種類と業者の選び方

防水工事は専門性の高い分野であり、施工する業者の技術力や知識によって仕上がりの品質や耐久性に大きな差が出ます。
「安さ」で業者を選んでしまった結果、施工不良や数年で再劣化するトラブルも少なくありません。
ここでは、失敗を防ぐために知っておきたい業者の種類と選び方のポイントをご紹介します。

防水工事業者の主な種類

防水工事業者の主な種類を3つ紹介します

1. 防水専門業者

防水工事を専門に取り扱う職人直営または中小企業。
工事品質が高く、ウレタン・FRPなど工法ごとのノウハウも豊富。住宅・バルコニーなど小規模な現場にも柔軟に対応可能。

2. 総合リフォーム会社

外壁・屋根・内装などトータルリフォームを請け負う業者。
防水は協力会社に外注していることが多く、担当者の防水知識にバラつきがある点に注意。

3. ハウスメーカーや工務店

新築や大規模リノベーションを主に手がける会社。
自社で防水工事を行うケースは少なく、下請け業者を使うのが一般的。施工管理体制や中間マージンの有無を確認する必要あり。

防水工事業者選びのチェックポイント

では防水工事業者選びのチェックポイントを5つ紹介します。

現地調査・劣化診断を丁寧に行ってくれるか

ただ現場を見て見積もるだけでなく、ひび割れ・排水状況・過去の施工歴まで確認してくれる業者が理想です。

複数の工法を提案してくれるか

特定の工法に偏らず、建物の構造や使用条件に応じて複数の選択肢(FRP、ウレタンなど)を提案できるかどうかは重要な判断基準です。

見積書の内容が明確か

「一式」表記が多い見積書は要注意。材料名・数量・施工範囲・保証内容がしっかり記載されている業者を選びましょう。

保証やアフターフォローがあるか

防水工事は長期的な耐久性が問われるため、工事後の保証年数や点検対応の有無を事前に確認しておくことが大切です。

地域での施工実績があるか

特に木造住宅に精通しているかどうか、同じようなバルコニーの施工事例があるかをチェックすると信頼性が高まります。

防水工事のアスベストに関する注意

発がん性があるアスベストは、かつては建材として広く使用されていましたが、現在は使用が禁止されています。古い建物にはアスベストが使用されている可能性があり、防水工事を行う際には注意が必要です。

アスベストを含む可能性のある箇所は、防水層、シーリング材、外壁材、ベランダの床材などです。アスベストが使用されているかどうかを確認するには、専門業者に調査を依頼する必要があります。調査には、建物の調査や試料採取などが含まれます。

アスベストが発見された場合は、専門業者に適切な処分を依頼する必要があります。アスベストの処分には、特別な資格を持った作業員が必要となります。アスベストが含まれる可能性のある箇所は、防水工事を行う前に適切に処理する必要があります。具体的には、アスベストを含む建材を撤去するか、アスベストを封じ込めるなどの対策が必要です。

防水工事を行う際には、アスベストへの注意が必要です。適切な対策を講じることで、アスベストによる健康被害を防ぐことができます。

木造住宅のベランダ・バルコニーの防水工事のまとめ

木造住宅のバルコニーやベランダは、雨や風、紫外線によって劣化しやすく、防水工事が必要になります。防水工事は、雨水の浸入を防ぎ、バルコニーやベランダを長持ちさせる効果があります。

バルコニーとは、建物の外部に張り出した床部分のことです。一方、ベランダとは、建物の内部に張り出した床部分のことです。どちらも、屋外のスペースとして利用することができます。

防水工事の工法には、シート防水、FRP防水、ウレタン防水などがあります。

  • シート防水: バルコニーやベランダの表面に防水シートを貼る工法です。施工が簡単で、費用も安く抑えることができます。
  • FRP防水: バルコニーやベランダの表面にFRP(繊維強化プラスチック)を塗る工法です。耐久性が高く、防水性も優れています。
  • ウレタン防水: バルコニーやベランダの表面にウレタン樹脂を塗る工法です。防水性が高く、伸縮性に優れています。

防水工事の費用は、バルコニーやベランダの面積や工法によって異なります。一般的には、1平方メートルあたり1万円~2万円程度が相場です。

防水工事は、専門の業者に依頼することが重要です。業者の選び方は、実績や評判、保証内容などを確認することが大切です。

木造住宅のバルコニーやベランダの防水工事は、建物の耐久性を維持するために必要な工事です。防水工事の工法や費用、業者選びについては、専門の業者に相談することが大切です。

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