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屋上防水工事と外壁塗装ガイド|費用相場・工法・DIY・業者選びまで徹底解説

建物のメンテナンスを検討するなかで、屋上防水と外壁塗装のタイミングに悩んでいませんか?どちらも建物の劣化を防ぎ、資産価値を維持するために欠かせない工事ですが、「別々にやるべき?」「費用や手間を考えて一緒にできないか?」といった疑問を持つ方は多いはずです。

実は、屋上防水と外壁塗装を同時に行うことで、足場設置のコストを抑えたり、工事期間を短縮できたりといった多くのメリットが得られます。とはいえ、注意すべき点や施工時のトラブルもゼロではありません。

この記事では、両工事の違いや施工時期の目安、費用相場の比較から、同時施工のメリット・デメリット、さらには業者選びのポイントや工事成功のための事前準備まで、建物のオーナー・管理組合の方に役立つ情報をわかりやすく解説します。

コストを抑えながら、建物を長く守るための最適な判断材料として、ぜひ参考にしてください。

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屋上防水工事が必要な理由

屋上は、建物の中でも特に過酷な自然環境にさらされる部分であり、日々の紫外線、風雨、気温変化などによって徐々に劣化が進行します。防水層の性能が低下すると、以下のような症状が現れるようになります。

  • 表面の色あせ、ひび割れ、膨れ
  • 排水不良による水たまりの発生
  • 室内の天井や壁にシミ、カビ、黒ずみが見られる
  • コンクリートの浮きや剥離、鉄筋の露出

これらは雨水の浸入サインであり、放置すると雨漏りや構造体の腐食へとつながり、建物全体の資産価値が著しく損なわれるおそれがあります。早期の点検と修繕対応が、長持ちする建物の維持に不可欠です。

屋上防水と外壁塗装の違いとは?

屋上防水と外壁塗装は、どちらも建物を守る重要な工事ですが、その目的や施工内容、使用する材料は大きく異なります。まずはそれぞれの役割と機能の違いを正しく理解することが、適切な工事計画を立てる第一歩になります。

項目屋上防水工事外壁塗装工事
主な目的雨水の侵入防止美観の維持・劣化防止
主な施工場所屋上・バルコニー・庇外壁全体(モルタル・サイディング等)
工法ウレタン塗膜、シート防水、FRPなど吹き付け・ローラー塗装、コーキング補修など
耐用年数10〜20年(工法による)8〜15年(塗料による)

屋上防水と外壁塗装どちらを先に行うべき?工事の順序と理由

「どちらの工事を先にすべきか」は建物の状況や劣化の進行具合によって異なります。ここでは、一般的な優先順位とその理由、同時施工との比較について詳しく解説します。無駄のないメンテナンス計画を立てるための参考にしてください。

  • 足場を組む際、屋上防水の施工を終えておくと、外壁作業で足場を再利用できる
  • 雨水の侵入を防ぐ防水工事が先行していれば、後からの塗装工事への影響が少ない
  • 工事中の水の侵入リスクを軽減できる

建物全体の保護を優先するためにも、外壁塗装より防水工事を先に行う計画が望ましいです。

屋上防水と外壁塗装両方を同時に依頼するメリット

外壁塗装と屋上防水を一度に行うことで、工期や費用の圧縮が期待できるだけでなく、全体の工事管理もスムーズになります。とくに、築10年以上経過した建物では、どちらのメンテナンスも必要になるタイミングが重なることが多いため、同時施工は非常に理にかなった選択といえるでしょう。ここでは、同時施工の代表的なメリットと、実際に検討する際の注意点について詳しく解説します。

足場費用の削減

防水工事も外壁塗装も足場の設置が必要ですが、同時に施工すれば足場の設置・解体が一度で済みます。足場費用は一般的に15〜30万円かかるため、この分を丸ごと節約できるのは大きな利点です。さらに、足場設置に伴う近隣への挨拶や騒音・振動の発生も1回に集約されるため、住民や近隣住民への配慮の面でも有効です。

工期短縮による生活負担の軽減

同時施工により、屋上と外壁それぞれの工事を分けて行う場合に比べて、全体の工期を短縮できます。例えば別々に行えば20日以上かかるところを、同時であれば14日ほどで完了することもあります。騒音・塗料の臭い・足場による日照の遮りなど、居住者のストレスを軽減できるのも大きなメリットです。

外観の統一感が出る

防水と外壁を同時に施工することで、色味や質感、仕上がりに統一感が生まれ、建物全体がリニューアルされた印象になります。部分的に工事をずらすと、外観にムラが出たり、メンテナンス履歴が分かりにくくなったりするため、見た目にも資産価値の面でも一括施工は有利です。

工事管理がシンプルになる

管理組合やオーナーが複数回に分けて業者とやり取りする必要がなく、一度のスケジュール調整で済むため、煩雑な管理業務が軽減されます。また、同じ業者が一貫して工事を請け負う場合は、工法や材料の整合性も取りやすく、全体の品質も安定します。

同時施工の注意点と業者の選定

ただし、同時施工には高い施工管理能力が求められます。作業が重なる部分では段取りの調整が必要になり、業者側に工程の把握力と現場統制力がなければトラブルの原因にもなります。そのため、同時施工を検討する際は、過去に同様の実績がある業者を選び、工程スケジュールや役割分担についても事前にしっかり確認することが重要です。

信頼できる施工会社と連携し、予算と工期、仕上がりのバランスを取りながら計画することで、建物の価値を高めつつコストパフォーマンスの高いリフォームが実現できます。

防水工事と外壁塗装を対応できる業者の特徴

信頼できる施工を実現するためには、両工事に対応できる業者選びが鍵になります。ここでは、技術力・対応力・保証体制など、優良業者に共通する特徴や見極め方について紹介します。

  • 防水工・塗装工の専門職人が在籍している
  • 一級防水施工技能士・建築士など有資格者が監修
  • 一貫管理体制で工事の進行がスムーズ
  • 保証内容が明確で、工事後のアフターフォローが整っている

業者のホームページで「外壁・防水」「大規模修繕」などの施工実績が豊富に掲載されているか確認することも重要です。

防水工法の種類と特徴

屋上防水には建物の構造や用途、築年数、周辺環境に応じて複数の工法があり、それぞれに特徴と適性があります。以下に代表的な4工法を紹介します。

ウレタン塗膜防水

液状のウレタン樹脂を塗り重ねて防水層を形成する工法で、施工面に継ぎ目がなく、複雑な形状の屋上にも対応可能です。重ね塗りによるメンテナンス性にも優れており、コストパフォーマンスも良好です。ただし、乾燥に時間を要するため、天候に左右されやすい点は留意が必要です。

シート防水

塩化ビニールやゴム製の防水シートを接着剤や熱風で貼り付ける工法です。施工が比較的早く、耐久性にも優れているため、広範囲の施工に向いています。シート同士の継ぎ目処理の精度が品質を左右します。

アスファルト防水

アスファルトを加熱してシート状にし、重ねて貼る工法です。防水性能・耐久性ともに非常に高く、官公庁施設や学校、大型施設などで多く採用されています。ただし、施工中に臭いや煙が出るため、住宅街では注意が必要です。

FRP防水

繊維強化プラスチックを使用する工法で、軽量かつ高強度が特長です。硬化が早く、ベランダなど狭い範囲の施工に適しています。デザイン性にも優れ、近年人気が高まっていますが、専門的な施工技術が必要です。

工法別の費用相場と耐用年数

屋上防水・外壁塗装の費用は、選ぶ工法や塗料によって大きく変わります。ここでは、主な工法別に㎡単価や施工目安費用、耐用年数を比較表で紹介し、適正価格の見極め方をわかりやすく解説します。

工法単価(1㎡あたり)耐用年数の目安特徴
ウレタン塗膜防水約4,500〜7,000円約10〜13年施工性良好・重ね塗り可
シート防水約5,000〜7,500円約13〜15年高耐久・施工スピードが早い
アスファルト防水約6,000〜9,000円約15〜20年高耐久・大規模施設向き
FRP防水約5,500〜8,000円約10〜12年軽量・高強度・高いデザイン性

実際の費用は、建物の面積・形状、下地状況、施工条件などによって前後するため、複数業者から現地調査と見積もりを取得することが重要です。

DIYで屋上防水はできる?

DIYで行える屋上防水は、ごく一部の簡易な補修に限られます。市販の防水塗料や防水テープを使い、軽度のひび割れや摩耗箇所を一時的に処理することは可能です。特に、ローラー塗布型の塗料や自己粘着性のあるシートなどは、DIY初心者でも比較的扱いやすくなっています。

ただし、以下のようなケースではDIYでの対応は不適切です。

  • 劣化が広範囲に及んでいる
  • 防水層の膨れや下地からの剥離がある
  • 施工後に雨漏りの症状が出ている
  • 高所での作業が危険な環境である

誤った施工は雨漏りや下地腐食など深刻な被害を招く恐れがあるため、プロに相談・依頼するのが安全です。特に、建物全体の防水性能が問われるようなケースでは、専門知識と技術を持った業者の介入が不可欠です。

信頼できる防水業者を選ぶポイント

防水工事は専門性が非常に高く、業者選びの良し悪しが工事の品質や建物の寿命を大きく左右します。見た目では判断しづらい工事だからこそ、技術力や信頼性を見極めるための判断基準をしっかり押さえておくことが重要です。

国家資格や専門技術者が在籍しているか

たとえば「防水施工技能士」や「建築施工管理技士」などの国家資格を有するスタッフが在籍している業者は、一定以上の知識と経験を持っています。とくに防水施工技能士は、材料の特性や下地処理、防水層の厚みの管理など、実務に直結する技能を備えている証です。こうした有資格者の数や比率を公式サイトや見積もり時に確認しましょう。

豊富な施工実績と透明性のある事例紹介

これまでにどのような建物(マンション・戸建て・商業施設など)で、どんな工法を用いたかがわかる実績が豊富な業者は信頼性が高いといえます。また、施工前後の写真や施工レポートを積極的に公開しているかもポイントです。写真には工事中の工程が含まれているか、見せ方に誠実さがあるかもチェックしましょう。

明確な保証内容とアフターフォロー体制

工事完了後に万が一不具合が起きた場合に備え、保証制度が整っているかは非常に重要です。防水工事であれば「〇年間の防水保証」などが明記されているか確認し、どのような場合に保証が適用されるのかも事前に説明を受けておきましょう。また、定期点検や緊急時の再点検・補修といったアフターサービス体制がある業者は、顧客との長期的な信頼関係を重視しています。

丁寧な現地調査と根拠ある見積もり

優良業者は現地調査の際、屋上や外壁の劣化状況、既存防水層の種類や状態などを詳細にチェックし、その上で適切な工法と材料を提案します。見積書には「下地補修費」「プライマー」「防水材」「トップコート」などの項目が明確に記載されており、工事に必要な工程や材料が一目でわかる構成になっているのが理想です。質問への対応や提案の根拠も丁寧に説明できるかが重要です。

地域密着型かつ対応スピードの速さ

地域に根ざした業者は、その土地の気候や建築資材の傾向に詳しいだけでなく、何かトラブルが発生した際にも迅速な対応が期待できます。とくに大雨や台風などで緊急を要する防水補修が必要な場面では、地元業者の機動力が頼りになります。地域の施工実績や近隣からの口コミも参考にするとよいでしょう。

信頼できる防水業者を選ぶことは、単なる価格比較だけでなく、中長期的な安心を得るための重要な投資です。資格・実績・保証・説明力・地域性といった多角的な視点から比較検討することが成功への第一歩となります。

まとめ|屋上防水工事は早期対応と業者選びがカギ

屋上防水工事は、雨漏りや建物の老朽化を防ぎ、住環境の安全と快適さを守るために非常に重要な工事です。放置された劣化は、構造体の深刻な損傷につながり、結果的に高額な修繕費を招くリスクがあります。

早めの点検・適切な工法選定・信頼できる業者への依頼。この3つを押さえることで、防水性能を長期的に維持できるだけでなく、安心して暮らせる建物環境を確保できます。

予防保全としての防水工事は、建物の資産価値を守る賢い投資です。計画的なメンテナンスの一環として、防水の必要性を定期的に見直しましょう。

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