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防水加工と防水工事の違いは?マンション修繕に欠かせない防水処理の基本

マンションの修繕工事において、防水加工や防水工事は建物の寿命と資産価値を守るために欠かせない重要な工程です。特に屋上や外壁、バルコニーなどの部分は雨風の影響を直接受けるため、これらの防水処理が不十分だと雨漏りや構造体の劣化につながります。

この記事では、防水加工の意味や種類、防水工事の流れや費用相場、業者選びのポイントまでを詳しく解説します。初めて防水処理を検討する方にも分かりやすくお届けします。

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防水加工とは?基本的な意味と役割

建物を長期間にわたり健全な状態で保つには、水の侵入を防ぐ「防水加工」が欠かせません。ここでは、防水加工の基本的な定義やその必要性、そしてマンション修繕における役割について詳しく解説します。

防水加工と防水工事の違いとは?

「防水加工」は、建物や構造物の表面に防水性能を持たせる処理全般を指し、主に塗布や貼付によって行います。一方、「防水工事」は、そのような加工を実際に施工する作業のことを指します。防水加工は工事の中の一工程であり、防水層の形成や補修などを含めて総合的に防水工事と呼ばれます。

なぜ防水加工や防水工事が必要なのか?

雨や湿気が建物内部に侵入すると、コンクリートの中性化や鉄筋の腐食、内装のカビ発生など多くの問題が起きます。防水加工はこれを未然に防ぐ予防措置です。とくに築10年を超えたマンションでは劣化の進行が早まるため、定期的な点検と処置が推奨されます。

マンションの大規模修繕での位置づけ

大規模修繕では、防水工事が主要な工事項目の一つとして扱われます。屋上や外壁、バルコニーの防水層の更新は、建物の機能回復だけでなく、資産価値の維持・向上にも貢献します。

防水加工や防水工事の種類と特徴

防水加工や防水工事にはさまざまな工法が存在し、部位や目的によって使い分ける必要があります。ここでは、代表的な防水工法について、それぞれの特徴や適応場所を交えて紹介します。

ウレタン防水

液体状のウレタン樹脂を塗布して硬化させ、防水層を形成する工法。複雑な形状の場所にも対応しやすく、塗り重ねで補修も容易です。施工後はトップコートで保護し、耐用年数は約8〜12年。

シート防水(塩ビ・ゴム)

工場で製造されたシートを現場で貼り付ける方式。施工品質が安定しやすく、耐久性も高いです。下地が平滑であることが必要で、施工には高度な技術が求められます。

アスファルト防水

熱を加えたアスファルトを使って複数層の防水層を形成。耐久性と信頼性が非常に高く、ビルや公共施設で多く採用されていますが、臭気や施工性に課題があります。

外壁用塗膜防水

外壁表面に塗料を塗り、薄い防水層を形成。クラックや浸水防止に効果的で、下地との密着性が高く、見た目も美しく仕上がります。ただし耐久性は他工法に比べて劣ります。

部位別の施工適正

  • 屋上:ウレタン、シート、アスファルト防水が主流
  • 外壁:塗膜防水やシーリング補修
  • バルコニー・廊下:歩行用ウレタンやシート

防止加工や防水工事の流れと工期の目安

実際に防水工事を依頼する際、どのような流れで進行し、どれくらいの期間がかかるのかを知っておくことは重要です。ここでは一般的な防水工事の工程と工期の目安を解説します。

事前調査・診断

建物の劣化状況を確認し、防水層の状態や下地の傷み具合を診断。赤外線調査や打診調査が行われることもあります。

見積もり・業者選定

診断結果をもとに適切な防水工法と範囲を提案し、見積もりを提示。複数業者から見積もりを取って比較検討するのが基本です。

施工工程

  1. 高圧洗浄や下地処理
  2. プライマー塗布
  3. 防水層の形成(ウレタンやシート貼り)
  4. トップコート塗布
  5. 乾燥・養生

工期の目安と注意点

  • 一般的な屋上:約7〜14日
  • バルコニー・外壁:1〜2週間程度
    ※天候や季節、建物規模によって前後します。

防水加工や防水工事の費用相場と見積もりのポイント

費用面は防水工事を検討する上で避けて通れないテーマです。このセクションでは、部位や工法ごとの費用相場と、見積もり時に確認すべきポイントについて解説します。

部位別・工法別の相場

部位工法単価(税込)
屋上ウレタン防水約5,000〜7,500円/㎡
屋上シート防水約6,000〜9,000円/㎡
バルコニー塗膜防水約4,000〜6,000円/㎡
外壁シーリング・塗膜約700〜1,500円/m

見積書のチェックポイント

  • 工事項目と単価の内訳が明確か
  • 仮設工事や養生費が含まれているか
  • 使用材料のグレードが適切か
  • 保証内容や施工後のメンテナンス費用

防水加工や防水工事でよくあるトラブルと回避策

防水工事では、施工後にトラブルが起きるケースもあります。ここでは、よくある失敗事例と、それを未然に防ぐための注意点を紹介します。

施工不良による再施工

防水層の厚みが不足していたり、施工技術が不十分だったりすると、数年以内に剥がれや漏水が発生することがあります。工事中に写真を記録として残すことや、チェック体制の整った業者を選ぶことがトラブル回避のカギとなります。

防水層の厚み不足や施工不良により、数年で劣化してしまう例も。施工中に写真を残すなど、透明性のある管理体制が大切です。

下地の不備や診断不足

防水施工前の下地にクラックや浮きがあると、防水層の密着が悪くなり施工後すぐに不具合が生じます。診断時に打診検査や赤外線調査などを用い、的確に劣化箇所を把握することが重要です。

クラックや浮きが見落とされていると、防水層が長持ちしません。事前の診断が適切に行われているかを確認しましょう。

安すぎる見積もりへの注意

他社と比べて極端に安い見積もりには要注意です。材料費を削ったり工程を省略したりするケースがあり、結果的に追加工事やトラブルに発展することもあります。複数業者での比較と詳細確認を徹底しましょう。 極端に安い価格には要注意。材料の質や工程の一部を省略している可能性があります。相場感を持ち、相見積もりで比較検討を。

防水加工や防水工事の業者選びのコツ

優良な業者を選ぶことは、品質の高い防水工事を実現する上で不可欠です。このセクションでは、信頼できる業者の選び方やチェックポイントを紹介します。

防水施工技能士の有資格者が在籍しているか

国家資格である防水施工技能士が在籍している業者は、技術力・知識ともに信頼できます。専門資格を持った職人が施工することで、仕上がりや耐久性に安心感が生まれます。 国家資格を保有している職人が施工を行うことで、工事の品質と安全性が確保されます。

施工実績と口コミ・評判

これまでの施工事例やお客様の声を確認することで、業者の対応力や信頼度がわかります。写真付きの実績紹介や第三者の口コミも参考にするとよいでしょう。 過去の施工事例や顧客からのレビューをチェックし、信頼できる業者かどうかを判断しましょう。

保証内容とアフターサービス

防水工事後も安心して過ごすためには、保証制度とアフター点検が重要です。保証期間の明記はもちろん、万一の際の対応スピードも確認しておきましょう。 保証期間は5年〜10年が一般的。アフター点検の有無も含めて確認が必要です。

大規模修繕に強い業者かどうか

マンション全体の防水施工では、工期管理や住民対応のノウハウも求められます。過去に複数棟の大規模修繕を手がけた業者であれば、安心して任せることができます。 マンション全体の防水工事は規模が大きく、管理組合や住民との連携も必要です。大規模修繕の実績がある業者を選ぶと安心です。

防水加工や防水工事に関するよくある質問(FAQ)

防水加工や工事に関して多く寄せられる疑問を、Q&A形式で解決します。基本的な疑問から具体的な実務に関するものまで幅広く取り上げています。

Q1:防水加工と塗装は何が違いますか?

A:塗装は美観や表面保護が目的、防水加工は水の浸入を防ぐための機能的処理です。外見は似ていても役割が異なります。

Q2:どのくらいの頻度で防水処理すべき?

A:一般的には10〜15年ごとの周期で防水加工や防水工事が推奨されます。立地や気候条件により前後するため、定期点検が重要です。

Q3:工事中の生活に支障はありますか?

A:外壁や屋上での作業が中心なので、室内での生活に大きな支障はありません。ただしバルコニーの使用制限などはあります。

Q4:助成金や補助金は使えますか?

A:自治体によっては防水工事に対して補助制度が用意されています。事前に条件や申請方法を確認しましょう。

Q5:DIYで防水加工はできますか?

A:小規模な補修なら可能ですが、屋上や外壁全体の防水は専門知識と技術が必要です。基本的には業者に依頼しましょう。

まとめ|防水加工や防水工事で建物の寿命と資産価値を守る

防水加工や防水工事は、建物の老朽化を防ぎ、快適な住環境を維持するうえで欠かせない重要なメンテナンスです。工法の選定、適切な業者選び、定期的な点検を通じて、長期的なコスト削減と資産価値の向上につながります。

マンションの大規模修繕を検討中の方は、ぜひ防水加工や防水工事を計画の中核に据えてみてください。

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