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屋根塗装の縁切りとは?やるべき理由や方法などを解説

屋根塗装を行う際、縁切りと呼ばれる作業が行われるのをご存じでしょうか。

縁切りの処理が適切に行われることで、屋根塗装の耐久性を高めて美しい仕上がりを得られます。

一方で縁切りを怠ると、トラブルにつながる可能性があるため、重要な作業です。

そこで本記事では、屋根塗装における縁切りの意味・必要性・具体的な方法などについて詳しく解説します。

また、縁切りにかかる費用や注意点なども紹介しますので、屋根塗装を検討している方はぜひ参考にしてください。

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縁切りとは何か?

縁切りとは、屋根塗装において屋根材の継ぎ目や役物との取り合い部分に、塗料が溜まらないように溝を作る作業です。

屋根材の継ぎ目や役物との隙間に塗料が溜まると、その部分の塗膜が厚くなり、乾燥や温度変化の影響で亀裂が入りやすくなります。

縁切りを行うことで塗料の厚みを均一に保ち、亀裂の発生を予防できます。

縁切りは、屋根塗装の前処理として重要な工程の一つであり、屋根材の種類や形状・劣化の状態などを考慮して、適切な方法を選択する必要があります。

適切な縁切りができれば、塗装の密着性を高めながら美しい仕上がりを得られます。

また、縁切りによって塗料の消費量を抑えられるため、コスト削減にもつながります。

屋根塗装の耐久性や美観を大きく左右する重要な工程ですが、高所での作業となるため、危険を伴います。

屋根材を傷つけないように経験と技術も求められるので、専門家による対応が必要です。

縁切りを怠るリスク|屋根塗装の品質が左右されるので要注意

縁切りは屋根塗装の品質に大きく左右するため、状況に応じて行う必要があります。

もし怠ると、以下のようなリスクが生じる可能性があるため、注意が必要です。

塗膜の亀裂や剥がれ

塗料が溜まった部分は、乾燥や温度変化の影響を受けやすく、亀裂や剥がれが発生しやすいです。

塗膜の亀裂や剥がれは屋根の美観を損ねるだけでなく、雨水の浸入を許すため、屋根材の劣化を促進します。

雨漏りの発生

塗膜の亀裂や剥がれから雨水が屋根材の下に浸入し、雨漏りにつながる可能性があります。

雨漏りは屋根材や下地材の劣化を促すため、建物の構造的な問題を引き起こす恐れがあります。

屋根材の劣化促進

雨漏りが発生すると、屋根材や下地材の劣化を促進し、屋根全体の寿命を縮めてしまいます。

また塗料が溜まった部分では、屋根材の腐食や変形が進行しやすくなります。

塗装の耐久性低下

縁切りを怠ると、塗膜の密着性が低下し、塗装の耐久性が大きく損なわれます。

塗装の耐久性が低下すると、早期に塗り替えが必要になるため、ランニングコストが増加します。

美観の低下

塗膜の亀裂や剥がれは、屋根の美観を大きく損ねます。

また、塗料の垂れや溜まりによる色むらも、美観を損ねる要因です。

これらのリスクを避けるためにも、屋根塗装の際は、適切な縁切りを行うことが重要です。

塗装の耐久性を高め、美しい仕上がりを維持しましょう。

縁切りが必要なケースとは?屋根塗装では以下の場合に注意

屋根塗装では、縁切りをしっかり行うことで機能性を高められます。

以下のようなケースでは、縁切りが特に重要です。

屋根材の継ぎ目が多い

屋根材の継ぎ目が多いほど、塗料が溜まりやすくなるため、縁切りが必要です。

例えば、瓦屋根や折板屋根などの継ぎ目が多い屋根材では、入念な縁切りが求められます。

複雑な屋根形状の場合

谷部やケラバなどの複雑な形状をしている屋根は、塗料が溜まりやすいため入念な縁切りが求められます。

特に谷部は雨水が集中する部分であるため、塗膜の剥がれや雨漏りのリスクが高くなります。

劣化が進んだ屋根

劣化が進んだ屋根は塗膜の密着性が低下しているため、縁切りを行うことで、塗装の耐久性を高めることができます。

また、劣化した屋根材の表面は凸凹ができているため、縁切りを行うことで塗膜の均一性を保てるでしょう。

屋根材が古い

古い屋根材は表面が凸凹しているため、塗料が溜まりやすいです。

縁切りを行えば、塗膜の均一性を保つことができます。

また古い屋根材は塗装の密着性が低下しているため、縁切りを行うことで、塗装の耐久性を高めることが可能です。

役物との取り合い部分が多い

煙突・換気口・アンテナなどの役物との取り合い部分は、塗料が溜まりやすく、塗膜の剥がれや雨漏りのリスクが高くなります。

役物との取り合い部分では、入念な縁切りが必要です。

これらのケースでは、縁切りを適切に行うことで塗装の耐久性を高め、美しい仕上がりを長期間維持することができます。

ただし、縁切りの方法や範囲は、屋根材の種類や劣化の状態によって異なります。

専門家に相談しながら、適切な縁切りを行うことが重要です。

縁切りが必要ではないケース|屋根塗装で寿命が伸ばせる

縁切りは屋根塗装の機能を維持するだけではなく、屋根自体の寿命にも大きな影響を与えます。

しかし以下のようなケースでは、縁切りが必ずしも必要ではありません。

屋根材が新しい場合

新しい屋根材は表面が滑らかで塗料が溜まりにくいため、縁切りを省略できる場合があります。

ただし、屋根材の種類や形状によっては縁切りが必要な場合もあるので、専門家の判断が必要です。

シームレス屋根の場合

金属屋根の中には、継ぎ目のないシームレス屋根があります。

この場合は縁切りが不要ですが、役物との取り合い部分では縁切りが必要になる場合もあります。

縁切りの不要な工法

一部の塗装工法では、縁切りを行わなくても、均一な塗膜を形成できます。

例えば、スプレー塗装や高圧塗装では、塗料を細かい粒子状にして吹き付けるため、継ぎ目や隙間に塗料が入り込みやすくなります。

ただし、これはケースバイケースであるため、専門家に相談することが重要です。

縁切りによる屋根材の損傷リスクがある

一部の屋根材では、縁切りを行うことで屋根材を傷つけてしまうリスクがあります。

例えば、セメント瓦などの脆弱な屋根材では、縁切りによって瓦が割れてしまうことも考えられるでしょう。

このような場合は、縁切りを行わない判断も必要です。

縁切りが必要かどうかは、屋根材の種類・形状・塗装工法などによって異なります。

また、縁切りを行うことで、屋根材を傷つけてしまうリスクもあります。

縁切りの要否は、慎重な判断が求められます。

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縁切りの工法について解説

縁切りの工法は、屋根材の種類や形状によって異なります。

以下に、代表的な工法を紹介します。

目地切り・シーム切り・水切り

瓦の重なり・金属屋根の継ぎ目・役物との取り合い部分などに対し、カッターを使って溝を彫る方法です。

どの作業も傷をつけないように刃を入れ、丁寧に切る必要があります。

タスペーサー工法

タスペーサーとは、ストレート瓦同士の重ね目に差し込み、隙間をつくる部材です。

1枚の屋根材に対して、2個差し込みます。

中塗り前に隙間へ差し込むため、塗装が終わった後の屋根に登る必要がありません。

縁切りの工法は、屋根材の種類・形状・劣化の状態などによって異なります。

溝の深さは、瓦の厚さの1/2程度が目安です。

目地切りを行うことで、塗料の溜まりを防ぎ、塗膜の均一性を保つことができます。

ただし、瓦を傷つけないように、慎重に作業を行う必要があります。

金属屋根

金属屋根の継ぎ目に沿って、グラインダーやカッターで溝を掘る方法です。

溝の深さは、1〜2mm程度が一般的です。

シーム切りを行うことで、塗料の溜まりを防ぎ、塗膜の剥がれを防ぐことができます。

ただし、切削屑が飛散するため、周囲への養生が必要です。

役物との取り合い部

役物との取り合い部分に、グラインダーやカッターで溝を掘る方法です。

溝の深さは、2〜3mm程度が目安です。

水切りを行うことで、雨水の流れをスムーズにし、塗膜の剥がれを防ぐことができます。

ただし、役物を傷つけないように、慎重に作業を行う必要があります。

縁切りの工法は、屋根材の種類や形状、劣化の状態などによって異なります。

また、縁切りを行う際は、屋根材を傷つけないように、慎重に作業を行う必要があります。

屋根の縁切り(タスペーター工法)の費用について

縁切りの費用は、屋根の面積・屋根材の種類・縁切りの範囲などによって異なります。

一般的には、屋根塗装の総費用の10〜20%程度が縁切りの費用に当てられます。

例えば、100平方メートルの屋根の塗装費用が100万円の場合、縁切りの費用は10〜20万円程度になると考えられます。

ただし、これはあくまでも目安であり、実際の費用は現地調査や業者への見積もり依頼が必要です。

縁切りの費用は、以下の要因によって変動します。

屋根の面積

屋根の面積が大きいほど縁切りの範囲が広くなり、費用が増加します。

屋根材の種類

瓦屋根や金属屋根など、屋根材の種類によって縁切りの難易度が異なります。

また難易度が高い屋根材は、費用が増加する傾向です。

縁切りの範囲

全面的に縁切りを行う場合と、部分的に行う場合では、費用が異なります。

全面的に行う場合の方が、費用は高くなります。

足場の必要性

縁切りを行う際に足場の設置が必要な場合は、費用が増加します。

また、縁切りを単独で依頼する場合、最低料金が設定されている場合があります。

縁切りの費用は、屋根塗装の総費用に含まれている場合が多いです。

しかし、縁切りの範囲や方法によっては、別途費用が発生する場合もあります。

屋根の縁切り関する注意点

縁切りに関する注意点には、以下のようなものがあります。

屋根材の破損

不適切な縁切りを行うと、屋根材を傷つけてしまう可能性があります。

特に瓦屋根の場合は、瓦を割ってしまうリスクがあります。

屋根材の破損は、雨漏りや美観の低下につながるため、注意が必要です。

塗料の垂れ

縁切りを行った部分に塗料が垂れると、美観を損ねるだけでなく、塗膜の剥がれにつながる可能性があります。

塗装の際は、縁切り部分にマスキングテープを貼るなどの対策が必要です。

縁切り不足による塗膜の剥がれ

縁切りが不十分な場合、塗料が溜まった部分で塗膜の剥がれが発生する可能性があります。

そのため、適切な深さと幅で縁切りを行うことが重要です。

過度な縁切りによる屋根材の劣化

必要以上に深い縁切りを行うと、屋根材の強度が低下し、劣化を促進する可能性があります。

適切な深さを考えながら、縁切りを行うことが大切です。

安全面での注意

縁切りは高所での作業なため、転倒や転落事故などの危険性があります。

適切な安全対策を講じることが重要です。

粉塵や騒音への配慮

縁切りを行う際は、粉塵や騒音が発生します。

周囲への影響を考慮し、適切な対策を講じる必要があります。

不適切な業者選び

縁切りは、専門的な知識と技術が必要な作業です。

不適切な業者に依頼すると、トラブルが発生するリスクがあります。

信頼できる業者を選ぶことが重要です。

これらの注意点を避けるためには、経験豊富な専門家に依頼することが重要です。

また、定期的なメンテナンスを行うことで、屋根塗装の耐久性を高めながら、トラブルを未然に防ぎましょう。

屋根塗装の縁切りについてまとめ

屋根塗装の縁切りは、屋根の耐久性と美観を保つために重要です。

以下のポイントに留意して、適切な縁切りを行う必要があります。

  • 縁切りとは、屋根材の継ぎ目や役物との取り合い部分に溝を作り、塗料が溜まらないようにする作業
  • 縁切りを怠ると、塗膜の亀裂や剥がれ・雨漏り・屋根材の劣化・塗装の耐久性低下などのリスクが生じる
  • 縁切りが特に必要なケースには、屋根材の継ぎ目が多い・複雑な屋根形状・劣化が進んだ屋根・古い屋根材・役物との取り合い部分が多い場合などがある
  • 縁切りが不要な場合には、新しい屋根材・シームレス屋根・縁切り不要な工法・縁切りによる屋根材の損傷リスクがある場合などがある
  • 縁切りの工法には、目地切りやタスペーサー工法などがあり、屋根材や状況に応じて適切な方法を選択する
  • 縁切りの費用は、屋根の面積・屋根材の種類・縁切りの範囲・足場の必要性などによって変動する
  • 縁切りに関する注意点には、屋根材の破損、塗料の垂れ、縁切り不足による塗膜の剥がれなどがある

縁切りは、屋根塗装の耐久性と美観を保つために欠かせない作業です。

信頼できる専門適切な方法で縁切りを行うことで、トラブルを未然に防ぐことができます。

長期間にわたり美しい仕上がりを維持するためにも、縁切りをしっかり行う業者選びが大切です。

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