屋根の防水塗装工事って何?
金属屋根は防水工事が必要?
塗膜防水の費用はどのくらい?
屋根の防水塗装をお考えの際、「どんな種類の塗料がいいのかな」「費用はどのくらいかかるのだろう」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
屋根防水についての知識があれば、ご自宅に適した塗装工事を行うことができるでしょう。
こちらの記事では、屋根の防水塗装に使用される塗料の種類や、費用、塗装が必要な劣化状況まで詳しく解説しています。
ご自宅の屋根を水から守るためにも、ぜひ最後までご覧ください。
新東亜工業が選ばれる理由
- 仲介業者を介さない工事で余分な外注費をカットできる
- 確かな品質と施工スピードが強み
- お客様満足度脅威の98%
- 個人宅以外にマンションなどの大規模修繕にも対応
\\中間マージン0だから他社より安い//
目次
防水塗装が必要な屋根の種類とは?
防水塗装はすべての屋根に必要なわけではありません。
実は一般的な三角屋根のような傾斜のある屋根には必要ありません。
傾斜に沿って水が流れるため、水が長時間留まる可能性は低いからです。
またこういった屋根は、屋根材の下に防水シートが敷き込まれていて染み込んだ水が建物に入り込むのを防いでいて、表面の塗料には高い防水性能は求められていません。
一方で防水塗装が必要なのが、「屋上」や「陸屋根」です。
どちらも傾斜がなく水平で人の出入りが可能なものも多く、近年は陸屋根や屋上のある戸建住宅も増えています。
屋根の防水塗装は一般の方にも身近なものとなっています。
屋根に防水塗装は必要?
水は建物にとって1番の天敵です。
水が侵入すると、内部の木材の腐食や鉄筋のサビの発生などが発生し、建物の寿命を縮めてしまいます。
そのため水の侵入を防ぐために、水平な屋根には必ず防水層が形成されているはずです。
防水層は劣化するとヒビや剥がれを引き起こし、隙間から水の侵入を許してしまいます。
そのため建物内部に水が侵入してしまう前に、定期的な防水工事が必要不可欠です。
水平な屋根は一旦水が侵入すると、大規模な雨漏りに発展してしまうことも少なくありません。
屋根の防水塗装に使用する塗料の種類
屋根防水には主に「FRP塗料」と「ウレタン塗料」が使用されます。
それぞれにメリット・デメリットがありますので、場所や予算に応じて選択することができます。
防水塗料の種類 | 塗膜防水 (FRP防水) | 塗膜防水 (ウレタン防水) |
メリット | ・乾燥が早く工期が短い ・軽くて丈夫 ・耐擦性や耐熱性に優れている | ・FRPと比べて価格がやすい ・他の塗料に重ね塗りができる |
デメリット | ・塗膜が硬くて地震などによりひび割れのリスクがある ・ウレタンに比べて高い | ・ムラができやすく均一になりにくい |
耐用年数 | 10〜13年 | 10〜13年 |
費用目安 | 5,000円〜8,000円程度 | 4,000円〜7,000円程度 |
FRP防水の特徴
FRP防水とは液状の強化繊維プラスチックを塗布することで、硬く靭な防水層を形成する方法です。
シームレスで表面はガラスのような美しい仕上がりとなります。
軽いのも特徴の一つで、建物への負担が少なく、木造の建物にも最適です。
乾燥も早いので、工期も短くて済むのも大きなメリットと言えるでしょう。
新築の戸建住宅のベランダなどによく採用されています。
塗膜が硬いため傷などに強いですが、地震の揺れによりひび割れを引き起こしてしまうリスクがあります。
ウレタン防水の特徴
ウレタン防水は液状のウレタン樹脂を塗布することで、厚みのある防水層作り出す方法です。
他の防水塗装からでも重ね塗りができて、屋上や笠木、バルコニーや廊下、階段など幅広い場所で使用が可能というのも特徴の一つです。
見た目はFRP防水に劣りますが、費用が抑えられることもあり、多くの場所で選択されています。
施工できる業者も多いですが、工事の質にはムラがあります。
実績豊富で信頼できる施工業者に依頼するようにしましょう。
屋根の防水塗装にかかる費用相場
平たい屋根(陸屋根・屋上)の防水構造は、
- トップコート
- 防水層
- 下地
の順番で成り立っています。
FRP防水とウレタン防水はこの「防水層」を作るものです。
防水層は紫外線に弱く劣化しやすいため、表面にトップコートを塗布することにより、防水層を保護しています。
屋根の防水工事では、「トップコートのみの塗装工事」または「防水層の改修工事」が行われます。
劣化状況を確認し、どちらの工事が必要なのかを見極める必要があります。
トップコートのみ塗り替える場合の費用相場
防水層の種類 | トップコート塗り替えの費用相場 |
ウレタン防水 | 1㎡あたり1,500〜2,500円程度 |
FRP防水 | 1㎡あたり2,000〜3,000円程度 |
劣化状況がひどくなければ、トップコートのみで修繕が可能です。
トップコートの耐用年数は5年程度と言われていますので、明らかな劣化が確認できなくても5年を目安に再塗装を行うことで、防水層を長持ちさせることができます。
トップコートのみの塗装工事であれば、防水層の改修よりはるかに価格を抑えられます。
比較的安価に屋根の表面を美しくすることができるので、定期的に塗り替えるのがおすすめです。
防水層から塗り替える場合の費用相場
防水層の種類 | 改修工事の費用相場 |
ウレタン防水 | 1㎡あたり4,000〜7,000円程度 |
FRP防水 | 1㎡あたり5,000〜8,000円程度 |
トップコートを定期的に塗り替えたとしても、防水層の経年劣化は避けられません。
防水層も劣化がすすんでいる場合や、新築時から10年を超える場合には、防水層から再工事する必要があります。
費用は20〜50万円程度はかかると考えておいた方がいいでしょう。
大規模修繕工事の新東亜工業はお客様満足度98%
お客様満足度98% ★★★★☆
新東亜工業が選ばれる理由
- 仲介業者を介さない工事で余分な外注費をカットできる
- 確かな品質と施工スピードが強み
- お客様満足度脅威の98%
- 個人宅以外にマンションなどの大規模修繕にも対応
\\中間マージン0だから他社より安い//
防水塗装別に対処できる劣化症状
ご自宅の屋根をよく観察してみると、さまざまな劣化状況が確認できるかもしれません。
ここで紹介する症状がないかぜひ確認してみてください。
下記ではトップコート塗装のみで対処できる劣化症状と、防水層の改修が必要な劣化症状にわけて紹介していますが、最終的な判断は専門家の意見も取り入れて判断するようにしましょう。
トップコート塗装のみで対処できる劣化症状
ひび割れ
防水層の表層面のひび割れは、わずかなものであればトップコートの塗装で対処が可能です。
塗装膜の剥がれ
防水層の塗膜層のわずかな剥がれであればトップコートの塗装で対処が可能です。
表面の色褪せ
防水層表面の色褪せが出てきたらトップコートを塗装する時期と判断しましょう。
さらに悪化してくるとトップコートのみで対処できないケースも出てきます。
チョーキング現象
劣化時にチョーキングといって粉のような感じになります。
このチョーキングが出てきたらトップコートを塗装する時期と考えましょう。
防水層の改修が必要な劣化症状(塗装で対処できないもの)
水たまり
屋上に水たまりができる場合、屋根の塗装だけでは問題は解決しません。
これは排水ドレンの詰まりや、水の流れを確保するための傾斜に問題があることが原因です。
この状態を放置すると、雨漏りの原因となる可能性があるため、早めのメンテナンスが必要です。
膨れ
屋上の防水層にふくらみができることがあります。
これは、防水層の下に水や湿気がたまることで起こります。ふくらみが発生した部分の防水層を取り除いて修理する必要があります。
また、水が入り込む原因も一緒に修理する必要があります。
亀裂
防水層の表面だけでなく、下地にヒビが入ると雨漏りの原因になります。
トップコートだけではすぐに雨漏りするので、防水層の修理が必要です。
雨漏り
天井から雨漏りしている場合は、防水層の修理が必要です。
屋上の防水層からの雨漏りは急速に悪化するため、放置せず早めに修理しましょう。
屋根防水工事のポイント
ご自宅に適した塗料やタイミング、優良業者の選び方がわかれば、費用を抑えられるかもしれません。
屋根に防水塗装を行う際のポイントをまとめました。
トップコートと防水層の補修どちらが必要かを判断する
まずは「トップコートのみの塗装工事を行うのか」「防水層の改修工事を行うのか」を判断します。
塗装の剥がれや色褪せ程度であれば、トップコート塗装だけで修繕できる可能性が高いですが、明らかに水溜りがあったり、大きなヒビがある場合は防水層から補修する必要があるでしょう。
判断が難しい場合には、業者に見積もりをとるのとあわせて調査を依頼してみるといいでしょう。
FRP防水とウレタン防水の特徴を理解する
見た目や美観に関して言えば、FRP防水の方が美しく仕上がります。
「価格を抑えたい」ということであれば、ウレタン防水を選択するといいでしょう。
そのほかにもFRPは硬さゆえにひび割れのリスクを持っているため、あまり広い場所には向いていません。
相見積もりをとる
防水工事の費用相場を知るためにも、必ず複数の会社から見積もりをとってみましょう。
費用だけでなく使われる塗料のグレードや施工日数なども、比較することができます。
安ければいいということではなく、工事内容も細かく確認して信頼できる業者を選びましょう。
見積書は隅々までチェックする
見積書は専門用語も多く、なんとなくトータル金額だけをみているということはありませんか。
屋根防水では、必ず見積書の隅々まで目を通しましょう。
特に下記の2点について慎重に確認すれば、悪徳業者にひっかかる可能性は低くなるでしょう。
「一式」で済ませていないか
見積書内に「一式」という表記を多用している場合には、注意が必要です。
例えば「塗装工事一式」と記載されていても、どんな塗料を使って何度塗りをするのかわかりません。
塗料を変えたら、値段が高くなったり、後になって追加請求されるといったトラブルにもなりかねません。
商品名が記載されているか
使われる塗料の名前が書かれていない場合も注意が必要です。
例えば「ウレタン塗料」などと記載されている場合には、安価なウレタン塗料が使われるかもしれません。
防水塗装な可能な業者を把握しておく
塗装防水は専門的な知識や技術が必要なため、一般的な塗装業者では対応できません。
そのため防水層の改修工事が必要な場合には「防水工事専門業者」に依頼する必要があります。
リフォーム会社やハウスメーカーなどでも引き受けてくれるかもしれませんが、工事は防水工事の専門会社に委託される場合がほとんどです。
ただトップコート塗装のみで防水層の改修が必要ない場合には、塗装業者でも対応できます。
アフターフォローの有無を確認する
アフターフォローや保証内容については、工事を依頼する前に必ず確認しましょう。
防水工事の場合、施工後から次の施工まで10年以上あることが少なくありません。
出来るだけ長い期間保証してくれる業者であれば、万が一不具合が見つかった場合にも安心です。
「定期的に点検してくれるか」「軽微な塗り直しを行ってくれるか」などのアフターフォローが充実している業者もありますので、事前に調べてみてもいいでしょう。
アフターフォローや保証が充実している業者は、自社の工事内容や技術に自信があることの裏返しとも言えます。
質の高い工事が期待できます。
屋根塗装に関するQ&A
Q
金属屋根には防水工事が必要ですか?
A
金属屋根にも防水工事が必要です。金属屋根は耐久性が高いものの、接合部やネジ穴からの雨水浸入がリスクとなります。シーリング材の補充や防水塗装を定期的に行うことで、雨水の浸入を防ぎ、屋根の長寿命化を図ることができます。
まとめ
「屋上」や「陸屋根」などの防水塗装についてまとめると、
- 防水塗装が必要なのは、「屋上」「陸屋根」など水平な屋根。三角屋根など傾斜のある屋根は、屋根材の下の防水シートが水の侵入を防いでいるため、塗装工事は不要
- 防水塗装に使用されるのは「ウレタン塗料」と「FRP塗料」
- 「ウレタン塗料」は価格を抑えて施工できる
- 「FRP塗料」は仕上がりが美しく、軽い。硬く丈夫なのが特徴の一つ
- 屋根は表面からトップコート・防水層(ウレタンやFRP)・下地剤の順に形成されている
- 軽微な劣化であれば、表面のトップコートの再塗装のみで改修が可能
- 劣化ひどい場合や新築時から10年以上経っている場合には、防水層から改修が必要
- 防水層の改修ができるのは、防水工事専門業者
- トップコートの塗装工事のみなら塗装業者でも対応可能
となります。
早め早めにトップコートを塗り直すことで、長期的なメンテナンスコストを下げることができます。
最適なタイミングで正しい工事を行って、建物を安全で健やかに保てるようにしましょう。
防水工事を含む修繕工事は新東亜工業がおすすめ!
中間マージン0だから他社より安い費用で工事が可能
※中間マージン=仲介手数料
- 大規模修繕工事
- 解体工事
- 防水工事
- 外壁塗装
- 屋根工事
- シーリング工事
- 長尺シート工事
- 下地補修工事
- 足場工事
- タイル工事
- 洗浄工事
- 電気、水道、外溝工事等
大きな強みは「自社で完結」
施工価格と見積りには絶対的な自信を持っていますので、他社との相見積りも大歓迎です。
ご予算と現場調査の結果、長期的な視点での資産価値向上をバランスよく考慮し、お客様にとってベストな選択肢をご提案します。