- 東京都日野市の小規模、中規模、大規模修繕工事を依頼できる施工業者が知りたい!
- 日野市でマンション修繕工事に利用できる助成金はある?
助成金や工事の知識を備え、賢く大規模修繕の費用を抑えましょう
大規模修繕や改修工事は、建物の維持管理において重要な要素ですが、費用面での課題がつきものです。当サイトでは助成金と専門業者をご紹介することで、お客様の大規模修繕費用を効果的に抑えるお手伝いをいたします。
掲載の会社は適切な材料や設備の選定、工期の最適化、コスト削減のポイントなど、お客様の費用を最小限に抑えながらも品質を確保するためのノウハウなどの修繕工事における専門知識を持っており、効率的かつ適切な方法で工事を実施できます。
併せて助成金の活用と専門知識により、修繕プロジェクトがより効果的かつ経済的に進行し、建物の長寿命化や低ランニングコストの実現につなげていきましょう。
目次
日野市で大規模修繕工事が行える会社一覧
株式会社新東亜工業
株式会社新東亜工業は東京都に本社のある大規模修繕・防水工事・外壁塗装などを手掛ける企業です。
東京都内の大規模修繕工事を中心に幅広い建物の修繕や改修工事を行なっています。
新東亜工業では5つのこだわりを挙げており、
- 中間マージンゼロの効果、ご予算内での満足のいく仕上がりを実現
- 施工の一貫した内製化、連絡系統のスピードと正確性
- 資産価値が上がる「必殺技」、売却時の価格に大きな差
- 外国語への対応も万全、あらゆるニーズにお応えします
- 他社との相見積りも大歓迎、比較で適正価格がわかるから安心
の5つを重視した修繕工事や防水工事、外壁塗装や改修を行なっています。
代表者名 | 代表取締役:高井 強 |
電話番号 | 03-6658-5364 |
FAX番号 | 03-6658-5365 |
設立 | 平成24年1月 |
ホームページURL | https://shintoa-tosou.jp/ |
日野市の工事事例URL | |
代表的な保有資格・許認可 | 建設業許可 東京都都知事許可 (般-4)第142885号 一級建築士事務所 一級 東京都知事登録 第65008号 |
Googleビジネスプロフィール | https://goo.gl/maps/mwwsUENsANdH8RfC8 |
ホームページ記載のメッセージ | 「大規模な修繕工事を行う時期だけど、予算が足りるだろうか」「できるだけ費用を抑えたい、でも資産価値を損ないたくない」「そもそも、本当に修繕が必要だろうか」など、マンション・ビル・アパートのオーナー様、管理組合のにはお悩みやご心配尽きないかもしれません。 そのような場合には、お客様一人ひとりにしっかり寄り添いつつ、今も、これからの未来も、長期的な視野で最も価値を生み出す修繕工事をプランニングする新東亜工業にご相談ください。 |
新東亜工業の大規模修繕の施工事例は以下をご確認ください
株式会社 カシワバラ・コーポレーション
代表者名 | 代表取締役:柏原伸介 |
電話番号 | 03-5479-1400 |
設立 | 昭和24年3月 |
ホームページURL | https://www.kashiwabara.co.jp/ |
代表的な保有資格・許認可 | 一般建設業 許可番号 国土交通大臣許可(般-4)第3103号 |
Googleビジネスプロフィール | https://maps.app.goo.gl/QfhDWRuih98s18xv6 |
ホームページ記載のメッセージ | カシワバラ・コーポレーションの原点は「塗装」です。 そこからインフラメンテナンス事業、マンション大規模修繕事業へと領域を広げてきました。 変化の激しい現代では、ますます柔軟な対応が求められていきます。 創業時より受け継ぐ「お客さま目線を徹底する」という姿勢を大切に、私たちは、建物の価値を支え続けます。 |
日装
代表者名 | 代表取締役:有澤秀久 |
電話番号 | 03-3354-4191 |
設立 | 昭和36年 |
ホームページURL | https://www.nisso-x.co.jp |
代表的な保有資格・許認可 | 国土交通大臣 許可(特-2)第26087号 建築工事業/大工工事業/左官工事業/とび・土工工事業/管工事業タイル・れんが・ブロック工事業/板金工事業/塗装工事業/建築工事業/防水工事業/内装仕上工事業/1級建築士事務所 東京都知事登録 第34324号 |
Googleビジネスプロフィール | https://maps.app.goo.gl/XeQRXZgYhT9xEYtX7 |
ホームページ記載のメッセージ | 大規模修繕工事3,000棟以上の実績をもつ日装の最大の強みは、「お客様の立場」になってご提案ができること。修繕工事計画の存在や、マンション管理会社様との関係性構築、修繕時期の見極めや資金計画、マンション住居者への説明等、単純に業者を決めて発注するのでは済まされない苦労がたくさんあります。日装では、そんな立場にあるお客様の手助けになることはもちろんの事、修繕工事専門業者という立場から、目の前の工事だけではなく将来のマンションの安全性や資産性、居住者の皆さんが快適に住めるための将来的な工事プランを見据えたプランを立てることを使命と感じています。いわば、FP(ファイナンシャルプランナー)として、ビル生命に携わることこそ原点であり、安心な生活環境の基礎作りとなるのです。 |
株式会社ヨコソー
代表者名 | 代表取締役:佐藤幹男 |
電話番号 | 046-834-5191 |
設立 | 昭和28年2月23日 |
ホームページURL | https://www.yokosoh.co.jp/ |
代表的な保有資格・許認可 | 一級建築士事務所登録 東京都知事登録 第61071号 |
Googleビジネスプロフィール | https://maps.app.goo.gl/YzpKK16RLf8h3Rdw5 |
ホームページ記載のメッセージ | 弊社は明治41年に創業し、110年以上の歴史を刻むと共に、脈々と受け継がれたスピリッツがあります。それは私たちが行う現場での工事力を重視することです。自分たちの目・手・耳で確かめながら、要求にこたえる工事を確実に行うこと。「しっかり、まじめに、誠実に。」この当たり前のことをやり続ける姿勢が、ヨコソーイズムとなっています。 |
建装工業株式会社
代表者名 | 代表取締役:髙橋 修身 |
電話番号 | 03-3433-0501 |
創設 | 明治36年 |
ホームページURL | https://www.kenso.co.jp/ |
代表的な保有資格・許認可 | 一般建設業 国土交通大臣許可(特-1)第4366号 |
Googleビジネスプロフィール | https://maps.app.goo.gl/kWfbk9WmTfzHfJWH7 |
ホームページ記載のメッセージ | 1903年(明治36年)に、塗装専門工事業者として創業した弊社は120年を超す企業として、社会とお客様への貢献を最大テーマに、その役割を果たすべく、着実に歩んでまいりました。 塗装事業を足掛かりに、70年代にはマンションリニューアル事業に進出しました。分譲マンションの長寿命化への取り組みは、環境を含め世界的なエコへの共有意識をいち早く事業化したものです。 さらに近年、構造物の維持・予防・保全を企図して土木リニューアル事業にも進出いたしました。これらはすべてお客様のご要請とご期待にお応えするためであり、どの事業対象も社会の重要なインフラストラクチャー(社会・生活基盤)であることは言うまでもありません。 そのような事業に取り組むことができるのも、皆様のご支援・ご鞭撻があればこそであり、そのご厚情に心より感謝申し上げる次第です。 |
株式会社セラフ榎本
代表者名 | 代表取締役:榎本 修 |
電話番号 | 03-5479-1400 |
設立 | 昭和24年3月 |
ホームページURL | https://www.sei.ne.jp/ |
代表的な保有資格・許認可 | 一般建設業 建設業許可 国土交通大臣(特)第11791号 |
Googleビジネスプロフィール | https://maps.app.goo.gl/QebMqwJ2F9uM5BQM9 |
ホームページ記載のメッセージ | 創立から変わることのないスピリッツ セラフ榎本は昭和38年に榎本塗装店として開業いたしました。 創立からこれまでの歴史は、私ども榎本塗装を愛して下さったお客様と共に築いてきたものです。 そして、私たちはお客様から多くのことを学ぶと同時に、温かいご支援に支えられて成長することができました。受け継がれてきた数々の技術、伝統、そして信頼を、大切に育ててまいります。それと同時にものづくりと人づくりの原点に立ち返り、お客様の視点に立った、お客様本位の新しい取り組みに全力をあげてまいります。お客様からの信頼と実績をさらに重ねられるよう、一歩一歩着実に前進し続けます。 |
株式会社アール・エヌ・ゴトー
代表者名 | 代表取締役:後藤 龍彦 |
電話番号 | 044-777-5158 |
設立 | 昭和57年10月25日 |
ホームページURL | https://www.rngoto.com/ |
代表的な保有資格・許認可 | 一般建設業 (特-29)第19923号 |
Googleビジネスプロフィール | https://maps.app.goo.gl/jHRiNAoUAdMs3Ccu6 |
ホームページ記載のメッセージ | 戸建からビル・マンションの大規模修繕工事に至るまで、 お客様の貴重な財産を維持し、資産価値を高めるため、心ある営業、 心ある施工を念頭に、常にお客様本意の体制を整えてまいりました。 改修工事は新築工事と違い、お客様の日常生活の場で施工を行うことが多くなります。 私たちが、技術カの向上・最新機器の導入・人材育成に積極的に取り組むのも、 こうした環境への気配りを第一に考えるからに他なりません。 価値あるものを次世代に手渡す掛け橋として、当社は、社会に貢献すると共に、 皆様のよきパートナーとして多様な二一ズにお応えすべく、 社員一同誠心誠意努めてまいります。 |
株式会社YKK APラクシー
代表者名 | 代表取締役:高村 陽一 |
電話番号 | 047-312-8888 |
設立 | 1990年8月 |
ホームページURL | https://www.ruxy.co.jp/ |
代表的な保有資格・許認可 | 一般建設業 国土交通大臣許可(特-31)第20636号 |
Googleビジネスプロフィール | https://maps.app.goo.gl/FJTN6qb28mAWN4TP8 |
ホームページ記載のメッセージ | 株式会社YKK APラクシーは、事業活動を通して幸せな社会をつくることを自らの存在意義として事業に取り組んでいきます。 そして、いつの時代も私たちは安全・安心と技術力にこだわり続けながら、価値ある大規模修繕工事を行い、 親から子へ、未来をつなぎ、幸せな社会を実現します。 株式会社YKK APラクシー 安全宣言 株式会社YKK APラクシーは、工事を実施するすべての建物において「安全・安心」を最優先に取り組み、すべてのマンション居住者様の快適な生活環境を守るため、工事中はもちろんのこと完成引渡し後まで、以下の安全行動指針に従い行動してまいります。 |
修繕工事施工例
東京都日野市低層マンション
※上記掲載会社ホームページより引用
内容 | 防水工事 |
工事期間 | 2日間 |
東京都日野市低層マンション
※上記掲載会社ホームページより引用
内容 | 仮設足場工事、下地補修工事、防水工事、サイディング工事、洗浄工事、塗装工事 |
工事期間 | 2ヶ月間 |
大規模修繕 工事費の目安
外壁塗装の工事費
規模 | 内容 | 費用相場 |
---|---|---|
11階建 23世帯 | シリコン塗装 | 540万円程度 |
9階建 18世帯 | シリコン塗装 | 450万円程度 |
5階建 10世帯 | シリコン塗装 | 320万円程度 |
屋根塗装の工事費
規模 | 内容 | 費用相場 |
---|---|---|
4階建 8世帯 | シリコン塗装 | 135万円程度 |
3階建 6世帯 | シリコン塗装 | 120万円程度 |
2階建 5世帯 | シリコン塗装 | 100万円程度 |
防水工事の工事費
規模 | 内容 | 費用相場 |
---|---|---|
4階建 | ウレタン防水工事 | 100万円程度 |
3階建 | 屋上塩ビ防水工事 | 60万円程度 |
タイル工事の工事費
内容 | 費用相場 |
---|---|
外壁タイル張替工事 | 1,500円/枚 程度 |
外壁タイル清掃 | 750円/枚 程度 |
外壁タイル補修 | 400円/枚 程度 |
マンションの大規模修繕で利用できる助成金(東京都日野市)
住宅の耐震化、バリアフリー化及び断熱改修に関する補助金のご案内
日野市では安全で安心な住環境の整備を推進するため、市民の皆様が、木造住宅の耐震診断、木造住宅の耐震補強工事、住宅のバリアフリー改修工事、住宅の断熱改修工事を行う際の経費の一部を補助しています。
※令和3年度より、住宅の断熱改修工事に対する補助金が追加されました。
※国土交通省が推進している「グリーン住宅ポイント制度」との併用はできません。
補助対象事業
- 木造住宅耐震診断
- 木造住宅耐震改修工事
- 太陽光発電システム付属耐震改修(2に対する加算)
- 住宅バリアフリー化改修工事
- 木造住宅断熱改修工事
対象者
補助対象住宅の所有者で日野市民または、補助対象事業完了後直ちに市民になる方。
補助対象事業の補助概要
1.木造住宅耐震診断助成
対象建築物
以下すべてに該当すること
1.昭和56年5月31日以前に着工されたもの
- 市内に所有する木造住宅(在来軸組工法以外の工法も含む)
- 居住用一戸建住宅(賃貸住宅を含む)
- 併用住宅の場合、床面積の2分の1以上を住宅として使用していること
2.昭和56年6月1日から平成12年5月31日以前に着工した住宅
- 市内に所有する木造住宅(在来軸組工法のみ)
- 居住用一戸建て住宅(賃貸住宅を含む)
- 併用住宅の場合、床面積の2分の1以上を住宅として使用していること
助成額
耐震診断費用の3分の2以内の額 上限8万8千円
2.木造住宅耐震改修工事助成
対象建築物
すべてに該当すること
- 市内に所有する木造住宅
- 居住用一戸建住宅(建替えについては所有者が自ら居住する場合に限る)
- 併用住宅の場合、床面積の2分の1以上を住宅として使用していること
- 昭和56年5月31日以前に着工されたもの(賃貸住宅を含む)
対象工事
- 耐震診断の上部構造評点が1.0未満である木造住宅を1.0以上にする耐震改修工事
- 耐震診断の上部構造評点が1.0未満である木造住宅を除却し、建替えする工事
助成額
耐震改修工事の費用の5分の4以内の額 上限80万円
但し市内業者が行う工事は 上限100万円
3.太陽光発電システム付属耐震改修(2に対する加算)
対象建築物
木造住宅の耐震改修工事を実施する建物(立替えを除く)
対象工事
太陽光発電システムの設置を想定した設計が行われている耐震改修工事
助成額
対象事業に要する費用の5分の3以内の額 上限30万円
4.住宅バリアフリー化工事助成
対象建築物
以下のすべてに該当すること
- 市内に所有する住宅
- 居住用住宅
- 併用住宅の場合、床面積の2分の1以上を住宅として使用していること
- 築1年以上経過したもの(賃貸住宅を含むが、集合住宅にあっては専有部分に限る)
対象工事
主な内容
- ア 段差を解消する工事
- イ 廊下及び出入り口の幅を確保する工事
- ウ 低い浴槽に交換する工事
- エ 手すりを居室、浴室、階段、廊下、トイレ及び玄関に設置する工事
- オ ホームエレベーター又は階段昇降機を設置する工事
- カ いす座又は車いす対応キッチンを設置する工事
- キ 高齢者又は身体障害者対応のトイレ及び洗面所を設置する工事
助成額
バリアフリー化工事の費用の10分の1以内の額 上限20万円
5.木造住宅断熱改修工事助成
対象建築物
すべてに該当すること
- 市内に所有する木造住宅
- 居住用一戸建住宅
- 併用住宅の場合、床面積の2分の1以上を住宅として使用していること
- 築1年以上を経過したもの(賃貸住宅を含む)
対象工事
対象住宅内の1つ以上の室内に面している天井・床・壁・屋根裏(壁面等)の内部に断熱材等を充填し、その壁面等の断熱性能を向上させる工事(その他同等の断熱性能の向上となる工法も含む)で、次の要件に該当すること
- 室内の壁面等のうち外気に接する壁(窓・扉を除く)の全ての断熱改修工事すること
- 使用する断熱材が評価方法基準に規定する断熱材等性能等級4の性能を有するもの又はその壁面等が同等の性能を有すること
助成額
断熱改修工事の費用の6分の1以内の額 上限20万円
日野市役所 まちづくり部 都市計画課
住所:〒191-8686 東京都日野市神明1丁目12番地の1 日野市役所3階
電話 :042-514-8354
大規模修繕工事Q&A
Q
マンションの大規模修繕工事とはどのようなことですか?
A
マンションは、日光や風雨、寒暖の差などの影響を受けやすく、年月とともに劣化していきます。また、設備も摩耗やさびなどの劣化が進みます。そのため、マンションを良好な状態に保つためには、日常の維持管理や小修繕、計画的な大規模修繕工事を行う必要があります。
大規模修繕工事とは、外壁塗装や防水工事、給排水設備の更新など、建物の主要な部分を修繕する工事です。工事内容や費用、期間が大がかりなため、マンションの管理組合が計画的に行う必要があります。
大規模修繕工事は、マンションの資産価値を維持し、居住者の安全・安心を確保するために重要です。また、マンションの長寿命化にもつながります。マンションの管理組合は、大規模修繕工事の必要性や時期を検討し、計画的に工事を実施することが大切です。
Q
大規模な修繕工事に対する費用が不足する場合はどうすればよいですか?
A
積立金を見直し、長期修繕計画に基づいて早急に行動することが最善の方法です。そうすることで資金不足に陥ることを防ぐことができます。もし実際に資金不足が発生した場合は、計画の調整方法として、工事の時期を変更したり、工事の範囲を見直したり、一時金の徴収や借入の可能性を検討したり助成金などをすることも方法の一つです。
Q
長期修繕計画とは何ですか?
A
大規模修繕工事の計画書は、将来の修繕工事の具体的な計画を示すものです。修繕工事の内容、時期、概算費用などを明確にし、工事実施に必要な修繕積立金の額を算定する根拠となります。
修繕工事の目的は、建物の現状を維持し、安全に長く使用できるようにすることです。そのため、基本的には現状維持を目的とした修繕工事を計画します。ただし、建物の老朽化や利用者のニーズに合わせて、グレードアップする改修工事を行う場合もあります。
修繕工事の実施の要否や内容については、事前に調査・診断を行い、その結果に基づいて判断します。調査・診断では、建物の劣化状況や利用者のニーズを把握します。その結果をもとに、修繕工事の必要性や内容を検討し、計画書に反映させます。
大規模修繕工事の計画書は、管理組合が工事を円滑に進めるために重要な書類です。計画書を作成する際には、専門家のアドバイスを受けることが大切です。
Q
建物調査や診断では、どのようなことをしますか?
A
建物調査・診断は、大規模修繕工事の実施前に建物の劣化状況を把握し、改修の必要性や内容を判断するために行われます。調査・診断にはいくつかのレベルがあり、調査内容は建物の劣化状況や大規模修繕工事の実施時期によって異なります。
一般的には、設計図書を確認しながら目視、打診などの非破壊検査を行います。より詳細な診断が必要な場合は、専用測定機器を用いたり破壊検査を行うこともあります。
建物調査・診断の結果をもとに、建物の劣化状況や改修の必要性、改修内容を判断します。また、大規模修繕工事の費用を算定する際にも、建物調査・診断の結果が活用されます。
建物調査・診断は、大規模修繕工事を円滑に進めるために重要なものです。建物を長く安全に使用するために、適切な建物調査・診断を行うことが大切です。
大規模修繕工事の基礎知識
大規模修繕工事の必要性と目的
建物の老朽化が進むと建物の構造や設備が劣化してしまいます。また、耐用年数を超えていなくとも自然災害や環境変化によって建物が被害を受けた場合には、修繕工事が必要です。このように、大規模修繕工事は主に安全に建物を維持するために実施されますが、建物の資産価値の低下を防ぐ役割もあります。異なる2つの目的について、それぞれ見ていきましょう。
建物の耐久性・安全性を高める
前述したとおり、マンションといった建物にはメンテナンスが必要不可欠です。外壁材や設備などの耐用年数が過ぎている場合、建物が崩壊するリスクも発生します。そのため、建物の構造や設備を修繕することで建物の寿命を延ばし、安全性を確保することが可能です。
特に建物の耐久性を高める上で大切なのは、コンクリート内部の劣化を抑制することです。コンクリート内部の鉄筋がさびてしまうと、建物の強度が格段に弱くなります。外部のひび割れや防水層の亀裂などによって水や空気が内部に入り込んでしまわないよう、劣化が軽度のうちに発見して速やかに直すことが重要です。もし劣化や損傷した場所を知っていて放置した場合、その損害は火災保険の対象にはなりません。
建物の資産価値の低下を防ぐ
大規模修繕工事を行うことで、建物の外観を美しく保つこともできます。建物の外装や内装といった見た目が劣化してしまうと、美観が損なわれて空室や空き店舗が増え、建物の価値が下がってしまいます。定期的なメンテナンスを行うことで、資産価値を守りましょう。さらに、セキュリティの強化やバリアフリー化などに対応する改修工事をすることで居住者や利用者の快適性が向上し、ひいては資産価値を高めることにつながっていきます。
大規模修繕工事ではどこまでやるのか?
大規模修繕工事とは、建物の根幹をなす壁や柱などの大規模な修繕のことを指しますが、具体的にどこまで工事を行うかについては、物件の状態や所有者の要望によって異なるため注意が必要です。ここでは、大規模修繕工事の定義と、一般的に大規模修繕で行われる工事の種類について解説します。
大規模修繕工事の定義
大規模修繕工事の定義として、建築基準法では「建築物の主要構造部の一種以上について行う過半の修繕」だと定められています。単純に壁紙を変える、床材を変えるといった表面上のことではなく、構造部から原状回復することが必要です。
大規模修繕で行われる工事の種類
大規模修繕工事で一般的に行われる工事の箇所について、外壁と屋上(屋根)についてそれぞれ解説します。その他にも給排水管や配電盤などの設備の修繕や交換のような細かい工事、共用部やエントランスの改修など建物全体の美観を整えるための工事もあり、建物によって修繕箇所は様々です。
外壁
建物の外壁は日々の風雨や紫外線などの影響を受けるため、塗装が剥がれたりひび割れが生じたりすることがあります。外壁の修繕では塗料の塗り替えや壁面の補修などが行われ、欠損がないように仕上げることが重要です。
屋上(屋根)
屋根は雨水を防ぐ重要な役割を果たしているため、積雪や風雨などによって傷つきやすい部分です。屋根の修繕では、屋根材や瓦の交換、防水工事、雨どいの修理などが行われます。
大規模修繕を行う適切な周期
大規模修繕工事を実施する時期に決まりはありません。マンションであれば管理組合が主導して実施するかどうか判断することが必要です。建物の状態から総合的に判断し、適切な周期を守ることで建物の寿命が延び、コスト削減につながります。
大規模修繕工事を行う周期は12年ごとが一般的
国土交通省が発表している「長期修繕計画作成ガイドライン」では、大規模修繕工事を行うのに適しているのは12~15年周期だとされています。また、新築時の建材の保証期間が10年程度で設定されていることも理由の一つですが、近年は材料も進化しているため15年や18年周期としているマンションも少なくありません。
大規模修繕工事の周期を決める際に考慮するべき点
上記はあくまでも一般的な周期であり、建物の状態によっては早めの大規模修繕工事が必要な場合もあります。判断材料として、以下の点を考慮してください。
- 建物の構造や素材が劣化していないか
- 自然災害の影響はないか(大雨、強い紫外線、塩害など)
- 使用用途に変化はないか(居住者やテナントのニーズなど)
- 工期が制限される可能性はないか(大きなイベントの会場が近いなど)
建物そのものの劣化だけでなく、環境や使用用途の変化によって大規模修繕工事の時期を検討する必要があります。これらを加味して適切なスケジュールで計画的に行うことで、最適なタイミングで工事を完了できるでしょう。
固定資産税について
固定資産税は、建物や土地などの不動産に対して課せられる税金で、不動産の所有者が支払うものです。この税金は、不動産の評価額に基づいて計算されます。つまり、不動産が高評価されるほど、固定資産税も高くなるということです。
ただし、資産価値を向上する要素でもある大規模修繕を行うことで、固定資産税を減額する制度が施行されました。
令和5年4月に「マンション長寿命化促進減税」スタート
マンション長寿命化促進減税とは、以下の条件を満たした大規模修繕工事を行うことで、翌年度の固定資産税(建物部分100㎡分まで)が基本的には1/3の減額ができる制度です。
※自治体によって割合は異なります。
- 築後20年以上が経過している10戸以上のマンションであること
- 長寿命化工事を過去に1回以上適切に実施していること
- 長寿命化工事の実施に必要な積立金を確保/積立金を一定以上に引き上げ、管理計画の認定を受けていること
上記に加えて、長寿命化工事を令和5年4月1日から令和7年3月31日までの間に完了させなければなりません。これらの条件も含めて、いくつか注意点があります。
マンション長寿命化促進減税の注意点
まず、条件である「長寿命化工事」とは、屋根防水工事・床防水工事・外壁塗装等工事のことを指します。それ以外の軽微な塗装や張替えは対象にはなりません。
また、条件2に「長寿命化工事を過去に1回以上適切に実施」とあるため、1度目の工事は対象外です。条件3の「積立金を一定以上に引き上げ、管理計画の認定を受けていること」は自治体ごとに定める「マンション管理計画認定制度」の基準に則ります。
この減税措置は自動的に受けられるものではなく、工事後3ヶ月以内に市町村へ申告しなければならないため、注意してください。
東京都日野市の街並み
東京都日野市は多摩地域に位置し、都心部からのアクセスが良好な住宅地として知られています。その地域ならではの特徴の一つは、自然と都市のバランスが取れていることです。日野市は、多摩丘陵に広がり、豊かな自然環境が残っています。特に、多摩川や多摩湖があり、自然の中でのレジャーやアウトドア活動が楽しめます。東京都日野市は工業地帯でもあり、多くの工場や企業が立地しています。特に、自動車産業が盛んであり、トヨタ自動車の工場があります。これにより、地域経済が活性化し、雇用機会も提供されています。主要な駅としては、JR中央線の「豊田駅」や「日野駅」が挙げられます。京王相模原線や京王多摩センター線も通っており、都心部へのアクセスが便利です。近隣には羽田空港や成田空港へのアクセスも良好であり、国内外への移動がスムーズです。ショッピングモールやレジャーが充実していて、特に多摩ニュータウン地区には大型商業施設やエンターテイメント施設が集積しており、地域住民や観光客の憩いの場となっていると言えるでしょう。日野市は歴史的な観光地や史跡も多く、多摩地域の歴史や文化を感じることができます。