セメント瓦は耐久性が高い一方で、さまざまな理由によって美観や機能が低下する恐れがあります。
特に機能性が低下すると、雨漏りによる構造部の腐食や害虫・害獣の侵入などのリスクが高まるため、適切なメンテナンスが必要です。
今回は、セメント瓦の屋根に塗装は必要なのかやメンテナンス方法・費用・注意点について解説いたしますので、これから点検や塗装をお考えの方は参考としてお役立てください。
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目次
セメント瓦の特徴
セメント瓦は、セメントと砂を混ぜて成形し、焼成した瓦です。
耐久性が高く、耐火性にも優れており安価であるという特徴から、多くの建物に使用されていました。
しかし現在は、より軽量でカラーバリエーションの豊富な屋根材が増えていることから、積極的に使用されることは少なくなっています。
そのため、現在セメント瓦が使用されている場合は施工からの時間が経っている場合が多く、適切なメンテナンスや屋根材の変更(葺き替え)が必要になってきているのが現状です。
セメント瓦が劣化する原因
セメント瓦に限らず、屋根材はさまざまな原因で劣化します。
主な劣化原因には、以下のようなものが挙げられます。
紫外線や風雨による色褪せや風化
屋根は常に紫外線や風雨にさらされる場所です。
また塗装されていても年数が経つことで塗膜が劣化し、白化したり防水性能が低下したりしてしまいます。
自然災害による割れ
地震や台風などで、建物や屋根に強い力が加わると割れたり欠けたりしやすくなります。
また飛来物によって割れることもあるため、目に見える被害がない場合でも状況を確認しておくことが大切です。
凍害
セメント瓦が劣化し水分を含みやすい状態になると、冬場に凍結と融解を繰り返すことで割れや塗膜の剥離が起こりやすくなります。
防水性能の低下によるコケ・雑草の発生
劣化が進むと防水性能が低下し、水分を含みやすくなってしまいます。
水分が含んだ状態が長く続くとカビやコケ・雑草が生えてしまい、美観を損ねるだけでなく屋根材へよりダメージが及びやすくなってしまいます。
セメント瓦には塗装が必要?
セメント瓦に塗装が必要かどうかは、状態によって異なります。
本来セメント瓦自体には防水性はないため、劣化の度合いによって必要性を判断することが大切です。
また劣化が進み吸水性が高くなっている場合は、塗料が多く吸い込まれてしまい本来の性能を発揮できない可能性もあります。
そのため、確実な下地処理や塗料の選択が必須と言えるでしょう。
建物の大規模なメンテナンスは10年前後で行うことが望ましいため、建物にセメント瓦が使用されている場合はその目安に沿って点検を行いましょう。
セメント瓦に塗装を行う際の塗料と流れ
セメント瓦は劣化により防水性能が低下している場合が多いため、そのまま塗装すると塗料を多く吸い込んでしまい、思ったような効果が得られない場合も考えられます。
塗料の持つ機能や施工品質を保つためにも、以下のような流れできちんと施工されているか確認する必要があります。
- STEP
洗浄・下地処理
足場を組んだあと屋根の洗浄を行い、土やカビ・コケを洗い流します。
また屋根に残った古い塗膜を高圧洗浄で落とすことで、塗料の性能を発揮できるようにします。
- STEP
下塗り
セメント瓦は経年劣化により防水性能が低下している場合が多いため、下塗りの時点でしっかりと塗膜が形成されるよう数回にわたり塗り重ねていきます。
劣化の度合いによって何度塗り重ねが必要になるかは、事前に確認しておきましょう。
- STEP
中塗り・上塗り
刷毛やローラー・専用のスプレー式塗装機を使用し、塗料を塗り重ねます。
道具は施工する場所によって使い分けられ、塗り残しや色ムラが起きないよう丁寧に作業が進められます。
- STEP
完了検査・引き渡し
塗りムラや塗り残しがないか、目視で確認していきます。
問題がない場合は足場を解体し、工事完了です。
また塗料には水性と油性があり、水性のものは嫌なにおいも少なくさまざまな効果を持つものが多く販売されています。
カラーバリエーションや防カビ・防藻効果など、欲しい機能から選ぶのもおすすめです。
さらに費用や施工性にもさまざまな違いがあるため、施工業者と相談のうえ最適なものを選択しましょう。
セメント瓦を塗装する際の費用相場
セメント瓦に塗装を行い場合の費用には、以下のようなものがあります。
項目 | 費用相場 |
---|---|
仮設足場 | 約800円/㎡ |
高圧洗浄 | 約300円/㎡ |
養生・飛散防止シート | 約200円/㎡ |
塗装 | 約1,100円/㎡ |
下地処理 | 約200円/㎡ |
塗装(下塗り・中塗り・上塗り) | 約900〜1,800円/㎡ |
廃棄物処理 | 約3〜4万円 |
運搬費 | 約3〜4万円 |
それぞれ使用する塗料のグレードや、施工面積・施工場所や屋根の形状などにより費用は異なります。
正確な費用は見積もりで確認したうえで、不明に費用については確認しておくことが大切です。
塗装工事全体では、約40〜80万円程度が目安と言えるでしょう。
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セメント瓦のメンテナンス方法
きちんと屋根塗装を行っていても、毎日の紫外線や風雨により少しづつダメージが蓄積されてしまいます。
セメント瓦のメンテナンスについては、以下のように行いましょう。
ただし、高所での作業は危険を伴うため、不安を感じる場合は必ず業者へ依頼しましょう。
点検
定期的に行うことはもちろん、地震や台風などの自然災害のあとにも必ず点検しておきましょう。
浮きや割れ・ヒビなどを目視で確認し、補修や対応が必要な場合は専門業者へ依頼しましょう。
清掃
「コケやカビが生えている」「雑草が芽を出している」という場合は、必ず取り除くようにしましょう。
放置すると繁茂し、対処が難しくなることも考えられます。
高圧洗浄が必要な場合は、必要な塗膜まで落としてしまわないよう、慎重に作業を進める必要があります。
日常のメンテナンスは塗装頻度を決めるためにも重要です。
定期的に行い、屋根のトラブルを防ぐようにしましょう。
屋根塗装を依頼する際のポイント
屋根塗装は費用や時間がかかるため、依頼先は慎重に選びたいですよね。
特にセメント瓦は定期的なメンテナンスや塗装が必要なため、経験が豊富な業者への依頼が大切です。
屋根塗装を依頼する際のポイントは、以下のとおりです。
明確な見積もりを提出してくれるか
見積もりを依頼した際「〇〇工事一式」と記載されていた場合、どの工事のどの部分に費用がかかったのかがわかりません。
また使用する塗料や工法・職人の人数などが曖昧だと、施工中や施工後にトラブルや不安に見舞われるおそれがあります。
工事の項目ごとに明確な見積もりとなっているか、必ず確認しましょう。
質問にわかりやすく答えてくれるか
専門用語を多用し、わかりにくい説明をする業者はよくありません。
質問に対し、誠実に根拠も交えて説明してくれる業者であれば、施工中であっても心理的負担を感じることなく疑問を解消できるでしょう。
経験や実績は豊富か
これまでの施工事例や実績は、ホームページや口コミサイトなどで確認できます。
自身が依頼したい内容に近い施工事例があれば流れや雰囲気もつかめるため、一度確認しておきましょう。
また近所に施工した建物がある場合は見学できるケースもあるため、事前に問い合わせておくのもおすすめです。
アフターフォローや保証があるか
もしものトラブルや施工後に発見した不具合に対応してもらえるかも、業者選びのポイントです。
会社独自の保証に加え、業界全体の保証制度も利用できれば、より安心して依頼できるでしょう。
また近隣住民への説明や挨拶なども行ってくれるかについても、確認しておくと安心です。
最適な提案をしてくれるか
屋根は普段見ることが少ない場所のため、思った以上に劣化が進んでいる場合もあります。
予算や求める性能に合わせて、最適な提案をしてくれる業者を選びましょう。
屋根塗装に適した季節とは
屋根塗装は屋外で行う作業のため、施工には天気が密接に関係します。
積雪がある場合はもちろん、台風や落雷の恐れがある場合なども工事を進めることができません。
また真夏も日差しにより塗料の乾きが早く、ムラになることも考えられます。
気候や天気の安定している春や秋に施工を行うのが望ましいですが、業者への依頼が多い時期でもあるため、余裕を持って依頼できるようメンテナンスを行いましょう。
まとめ
セメント瓦は、モルタルに川砂を混ぜたものを使用し作られた瓦屋根のひとつです。
経年やさまざまな天候による影響で劣化が進みやすく、一度劣化し始めるとあっという間に被害が広がってしまう危険性があります。
また浮きや欠け・ヒビなどは雨漏りの原因になるだけでなく、突風や台風で周囲に飛散し大変危険です。
建物全体の劣化を防ぐためにも、セメント瓦への塗装は欠かせません。
しかし劣化したセメント瓦は防水性能が著しく低下し、水分を含みやすい状態になってしまっている場合がほとんどのため、下地を数回に分けて重ね塗りし、十分な塗膜を形成する必要があります。
屋根の素材や状態にあった塗料を選択し、適切な施工方法で塗り替えを進めることが大切です。
依頼する季節によって施工業者が対応できない場合もあるため、希望するタイミングでの施工を行いたい場合は、あらかじめ余裕を持ったスケジュールで進められるよう、調整することも大切です。
さらに、実績豊富で柔軟に対応してくれる施工業者へ依頼することでも、屋根の状態を万全にし長く安心して住み続けられるでしょう。
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