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マンション大規模修繕工事の見積もりの取り方や見積書のチェックポイントを解説

大規模修繕工事の見積もりはどうしたらいいの?見積書の見方やチェックポイントは?と悩まれている方も多いと思います。

大規模修繕は、マンションの資産価値を維持するための重要な工事であり、その見積もり取得は全体計画の成否を左右する重要な工程です。しかし、見積もりの取り方次第で費用や工事品質に大きな差が生じるため、情報収集と準備が必要不可欠です。

この記事では、大規模修繕工事の見積もりが重要な理由や見積もりを取得する際の流れ、見積書のチェックポイント、費用相場について詳しく解説します。また、大規模修繕の見積もり内容の内訳や見積もり時に良くあるトラブルなども紹介しいるので、ぜひ最後までご覧ください。

無駄なコストを抑えながら、適切な修繕工事を実施するために、必要な知識を身につけましょう。

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目次

大規模修繕とは?

大規模修繕とは、マンションや集合住宅などの建物全体を対象に、劣化した部分を計画的に補修・改修する工事のことです。主に外壁の塗装や防水工事、給排水設備の更新、共用部分の修繕などが含まれ、建物の安全性や快適性、資産価値を長期的に維持するために行われます。

一般的には築12〜15年を目安に第1回目が実施され、その後も12年程度の周期で繰り返されます。日常の小修繕とは異なり、長期修繕計画に基づいて行われる点が特徴です。居住者の生活に配慮しながら進める必要があるため、事前の調整や合意形成も重要です。

大規模修繕工事の見積もりが重要な理由

大規模修繕の費用相場を把握しておくことは、修繕積立金の計画にも直結するため、長期的なマンション管理において欠かせません。また、マンション修繕工事の見積もり比較を行うことで、業者による提案の質や見積もりの透明性を見極めることができます。

マンションの大規模修繕工事は、建物の長寿命化と資産価値維持のために数千万円単位の予算を必要とする大きなプロジェクトです。そのため、適切な見積もりを取得することでコストを最適化し、不必要な工事を排除することができます。また、業者ごとの費用のばらつきや提案内容の違いを把握するためにも、複数社からの見積もり取得は不可欠です。業者との信頼関係構築にもつながり、見積もりを通して「施工体制」や「対応力」なども事前に確認できるチャンスです。

大規模修繕の見積もり取得のタイミングと準備

見積もり取得のタイミングは、工事の成功に直結する重要な要素です。建物の現状把握や設計準備を整えてから依頼することで、業者の見積もりの正確性が高まり、無駄なコストを防ぐことができます。ここでは、準備段階で押さえるべきポイントを詳しく解説します。

大規模修繕の見積もりタイミングと準備|劣化診断を行い見積もり依頼する

建物の現状を正確に把握するためには、専門業者による劣化診断の実施が先決です。外壁の浮きやクラック、屋上の防水層の劣化など、目視ではわからない部分も含めて診断してもらうことで、見積もりの内容に説得力が増します。これにより、過不足のない修繕計画が立てやすくなり、将来的な追加工事のリスクも減少します。

大規模修繕の見積もりタイミングと準備|修繕設計図書の作成

修繕設計図書とは、建築士やコンサルタントが作成する工事の仕様書・図面などを含む文書で、業者にとっては工事内容を正確に把握するための指標となります。この図書があることで、各業者が同一条件で見積もりを作成できるようになり、価格と内容の比較が容易になります。さらに、工事後のトラブルを防ぐための証拠資料としても機能するため、透明性の高い修繕計画に欠かせません。

大規模修繕の見積もり依頼の流れと注意点

適切な見積もりを得るには、段階的な進め方と情報提供が重要です。信頼できる業者を選ぶことはもちろん、依頼内容を具体的に伝えることで、比較しやすい見積書を取得できます。ここでは、見積もり依頼の流れと注意点を紹介します。

大規模修繕の見積もり依頼の流れ|信頼できる業者をリストアップしよう!

大規模修繕の業者選びでは、単に価格の安さだけでなく、過去の実績や提案力、アフターサポートの充実度を含めた総合的な評価が必要です。

大規模修繕の施工実績が豊富な業者や、管理組合からの評価が高い業者を中心に、3〜5社を目安に候補を選出しましょう。インターネット検索や口コミ、マンション管理士や管理会社の紹介など、信頼性のある情報源を活用することが大切です。また、建設業の許可証の有無、過去の施工実績、アフターサポートの充実度なども確認するポイントになります。

大規模修繕の見積もり依頼の注意点|共通の条件で依頼する

業者に見積もりを依頼する際には、工事の対象範囲やスケジュール、希望する仕様、支払い条件などをできるだけ詳細に伝えることが重要です。不明確な点が多いと、業者ごとの見積もりの前提条件が異なり、比較が難しくなるため、修繕設計図書に基づいて共通の条件で依頼することが推奨されます。また、過去の修繕履歴や現在の建物管理状況など、追加資料があると見積もり精度が向上します。

大規模修繕工事の費用相場|総費用と1戸あたりの費用

大規模修繕工事の費用相場は、建物の規模・築年数・仕様によって変動します。以下にマンション規模別の総費用と1戸あたりの費用についてまとめているのでぜひチェックしてみてください。

マンション規模総費用目安1戸あたり費用目安主な工事項目
30戸・5階建て(築15年)約3,000〜4,500万円約100万〜150万円外壁塗装、防水工事、鉄部塗装
50戸・7階建て(築20年)約5,000〜6,500万円約110万〜130万円タイル補修、防水、共用部設備更新
100戸・10階建て(築25年)約8,000万円〜1億円超約80万〜120万円全体改修、設備更新、耐震補強

費用相場を把握しておくことは、大規模修繕の見積もり取得の際に、極めて重要といえます。

大規模修繕の費用を抑える方法|相見積もりや助成金の活用がおすすめ

大規模修繕工事では、コスト削減を意識しつつも、建物の耐久性や安全性を損なわないことが重要です。ここでは、予算を抑えながら品質も確保するための実践的なポイントを紹介します。

大規模修繕の費用を抑える方法1.相見積もりで価格競争を活用

見積もりの取得により、市場価格の妥当性を確認し、業者間の競争を通じてコストを抑えることが可能です。ただし、単に安さを重視するのではなく、施工実績・工法・保証内容・担当者の対応など、総合的なバランスで評価することが必要です。品質の低い工事は結果的に再修繕につながり、費用増となるリスクもあります。

大規模修繕の費用を抑える方法2.補助金や助成金の活用を検討

地方自治体によっては、耐震補強やバリアフリー化を含む大規模修繕工事に対して、補助金や助成金を支給する制度が設けられています。補助対象の条件や申請期間、提出書類などは自治体ごとに異なるため、早期に調査しておくことが大切です。設計者や管理会社と連携し、申請漏れを防ぎましょう。

大規模修繕における複数見積もりの比較ポイント

大規模修繕における複数の見積もりを比較する際は、単なる価格比較にとどまらず、内容の妥当性や業者ごとの特性、さらに修繕の目的や優先順位に沿った提案内容かどうかも確認することが重要です。比較ポイントについて紹介します。

大規模修繕の複数見積もり比較ポイント1.工事項目の網羅性

各社の見積もりで工事項目の抜け漏れがあると、後から追加工事となって費用が増える可能性があります。すべての必要な工事が見積もりに含まれているかをチェックし、項目の違いを明確に比較することが大切です。仮設工事、下地補修、塗装、防水などの主要項目が網羅されているかを確認しましょう。

大規模修繕の複数見積もり比較ポイント2.単価と数量の明細

「一式」と書かれた曖昧な記載では、正確な比較ができません。数量と単価が具体的に記載されているかを確認し、不透明な項目には業者へ問い合わせて詳細を明らかにしましょう。詳細な内訳は価格の妥当性を判断するための重要な基準となります。

大規模修繕の複数見積もり比較ポイント3.工法や使用材料の違い

同じ工事項目でも、使用される材料や施工方法によって費用や耐用年数に差が出ます。たとえば塗料のグレード、防水材の種類、タイル補修の方法などは業者ごとに異なることがあります。見積もりには工法・材料が具体的に記載されているかをチェックし、比較材料にしましょう。

大規模修繕の複数見積もり比較ポイント4.保証・アフターサービスの有無

工事後の保証内容やアフターサービスの有無は、長期的な安心に関わる重要な要素です。保証期間や対象範囲、メンテナンス対応の有無を確認しましょう。価格が安くても、アフターサービスが不十分な場合は将来の出費につながる可能性があります。

大規模修繕の複数見積もり比較ポイント5.見積条件・備考欄の内容

見積書の備考欄には、工期や支払い条件、見積の有効期限などが記載されていることがあります。見積もり比較をする際は、これらの条件が統一されているかも重要なポイントです。不明点がある場合は遠慮せずに業者へ確認を取りましょう。

大規模修繕の見積もり内容の内訳について詳しく解説

大規模修繕の見積もりには多くの工事項目や費用が含まれており、内容を正しく理解することで、不要な支出を避けることができます。ここでは、大規模修繕の見積もり内容の内訳について詳しく解説します。

費用項目内容の例備考
仮設工事費足場設置、飛散防止ネット、養生など工事の安全性・効率に直結
外壁塗装・防水工事費外壁塗装、屋上・バルコニーの防水層更新材料と工法により価格差あり
下地補修費クラック補修、浮きの補修、爆裂部の修繕劣化状況で大きく変動
共通仮設費現場管理費、仮設トイレ、交通誘導費、諸経費など管理会社との役割分担に注意
設計・監理費修繕設計、工事監理、仕様書作成コンサル導入時に必要
消費税工事全体に対して課税見積総額に含まれているか確認

詳しく見ていきましょう。

大規模修繕の見積もり内容の内訳|仮設工事費

仮設工事費は大規模修繕工事の初期段階で必要となる工事です。主に足場の設置や養生、飛散防止ネットの張り付けなど、安全かつ効率的に施工を進めるための準備に関わる費用が含まれます。建物の規模や形状により大きく金額が変動するため、見積もりには詳細な数量や単価が明記されているか確認することが重要です。

大規模修繕の見積もり内容の内訳|外壁塗装・屋上防水・バルコニー防水の工事費

外壁や屋上、バルコニーなどの塗装および防水工事は、大規模修繕の中核を担う項目です。外観の美観だけでなく、雨水や湿気から建物を保護する役割があります。使用する塗料の種類や防水材の工法によって金額に差が出るため、仕様や施工範囲が明確に記載されているか確認しましょう。

大規模修繕の見積もり内容の内訳|下地補修費用

建物の劣化によって発生するコンクリートのひび割れ、浮き、爆裂などを補修するための費用です。劣化の程度によって工法や材料が変わり、費用にも幅が出ます。数量・面積単位での記載があるか、不明瞭な「一式」表記になっていないかをチェックしましょう。

大規模修繕の見積もり内容の内訳|共通仮設費

共通仮設費には、仮設トイレの設置や交通誘導員の配置、現場の安全管理や清掃といった、工事全体を円滑に進めるための間接的な費用が含まれます。工事期間が長期化するほど金額も上がりやすいため、内訳が明示されているか確認が必要です。

大規模修繕の見積もり内容の内訳|設計・監理費

設計・監理費は、建築士やコンサルタントが作成する修繕設計図書や、工事期間中の施工監理にかかる費用です。コンサルを導入する場合には必須となる項目であり、見積書に反映されていない場合は別途請求されるケースもあります。

大規模修繕の見積もり内容の内訳|消費税

見積書の最終金額に消費税が含まれているかどうかも確認しましょう。税抜金額と税込金額が明確に区別されていないと、予算管理にずれが生じる原因となります。税率の変動もあるため、契約時の税率が適用されているかどうかも併せてチェックしましょう。
、依頼時に「一式表記」ではなく詳細記載をお願いするのが望ましいです。

大規模修繕の見積もりに関するよくあるトラブル

見積もり取得の段階で起こりがちなトラブルを把握しておくことは、後々の追加費用や業者とのトラブルを未然に防ぐためにも非常に重要です。以下に代表的なトラブルをリストアップし、次の小見出しでそれぞれ詳しく解説していきます。

  • 見積外の追加費用が発生
  • 業者ごとに見積条件が異なる
  • 内訳が不明瞭で比較が難しい
  • 相見積もりで業者が非協力的に
  • 契約後に想定外の費用が発生

大規模修繕の見積もりトラブル1.見積外の追加費用が発生

見積書に工事項目の記載が不十分だと、工事開始後に「この作業は対象外」として別途費用を請求されることがあります。これを防ぐには、施工内容や使用資材、工法が明確に書かれているかを事前に確認することが大切です。また、曖昧な「一式」表記は避け、具体的な数量や範囲を業者に提示させることもポイントです。

大規模修繕の見積もりトラブル2.業者ごとに見積条件が異なる

業者によって見積の前提条件や計算方法が異なると、単純な金額比較ができません。たとえば、仮設工事の範囲や保証内容、施工期間の設定などに差があることがあります。公平な比較を行うためには、あらかじめ「共通の修繕設計図書」や条件書を準備し、それに基づいて見積もりを依頼する必要があります。

大規模修繕の見積もりトラブル3.内訳が不明瞭で比較が難しい

見積書が「○○工事 一式」といった簡略な表現ばかりの場合、どこにどれだけの費用がかかっているのかが把握しづらくなります。これでは、コストの妥当性を検証することができません。数量や単価が記載された詳細な内訳書を必ず添付してもらいましょう。

大規模修繕の見積もりトラブル4.相見積もりで業者が非協力的に

相見積もりを行う際に、その旨を伝えていなかったり、一部の業者にだけ情報を開示したりすると、業者側からの信頼を損なうことがあります。初めから「相見積もりであること」「公平に比較すること」を明示し、すべての業者に同一条件で依頼することが円滑な関係構築につながります。

大規模修繕の見積もりトラブル5.契約後に想定外の費用が発生

契約時には明記されていなかった工事内容や変更対応などが発生し、最終的に見積額を大きく上回るケースもあります。契約前には、「追加費用が発生する場合の基準」や「変更内容の承認フロー」などを明文化しておくと、トラブル防止に役立ちます。

大規模修繕工事の見積もりでよくある質問(FAQ)

マンションの大規模修繕に関する見積もり取得では、管理組合や住民からさまざまな疑問が寄せられます。ここでは、特に問い合わせの多い質問とその回答をQ&A形式で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

Q

大規模修繕の見積もりは何社から取るのが理想?

A

一般的には3〜5社程度から見積もりを取得するのが望ましいです。過不足なく比較検討するために、信頼できる業者を複数選定しましょう。

Q

修繕積立金だけで大規模修繕費用をまかなえる?

A

築年数や工事内容によって異なりますが、積立金だけでは足りないケースもあります。見積もりの取得時点で積立金と照らし合わせ、追加徴収の必要性を確認しましょう。

Q

相見積もりを取ることで業者に嫌がられない?

A

相見積もりは正当な手段です。ただし、初めから相見積もりである旨を業者に伝えることで、トラブルを避け、誠実な対応を受けやすくなります。

Q

一番安い見積もりの業者に依頼しても大丈夫?

A

安さだけで選ぶのは危険です。内容や品質、保証体制、アフターサービスまで含めて総合的に判断しましょう。

Q

見積もりをもとに価格交渉しても問題ない?

A

問題ありません。ただし、他社の見積もり内容を無断で提示するのはマナー違反です。交渉は節度をもって行いましょう。

大規模修繕の見積もりまとめ

マンションの大規模修繕工事において、見積もり取得はコストの最適化や業者選定の鍵を握る、極めて重要なプロセスです。大規模修繕における見積もりは、適切な準備と手順によって結果が大きく左右されます。見積もりの取り方一つで、工事費用の適正性や施工品質、業者との信頼関係に大きな差が生まれます。

まずは劣化診断を行い、修繕設計図書を整備した上で、3〜5社の業者に相見積もりを依頼するのが基本です。その際、見積書には工事項目や数量、単価までが明記されているかを確認し、総額だけでなく内訳の妥当性をチェックすることがポイントです。

また、業者選定では価格だけに注目せず、過去の実績や保証内容、対応力まで含めて総合的に判断することが必要です。補助金制度の活用や、見積もり取得時の注意点も押さえることで、費用を抑えながら質の高い工事が実現できます。

この記事で紹介した大規模修繕における見積もりのチェックポイントやトラブル回避策を参考に、納得のいく大規模修繕計画を立てていきましょう。

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