5 min
大規模修繕

マンション大規模修繕の業者選定で失敗しないためのポイントについて解説

マンションの大規模修繕工事をしたいけど、施工会社をどのように選ぶかわからない。工事業者の発注方法や契約方法のポイントってあるの?

マンションの大規模修繕工事は、建物の資産価値を維持するために欠かせない大切な作業です。そして、その工事をどの業者に依頼するかによって、費用や品質に大きな差が出てきます。業者選びに失敗してしまうと、予想外の追加費用や仕上がりの悪さ、さらにはトラブルにつながる可能性もあるため注意が必要です。

この記事では、マンションの大規模修繕で信頼できる施工業者を見極めるためのポイントを、わかりやすく解説します。「大規模修繕の業者選定」で後悔しないための参考にしてください。

大規模修繕・防水工事・外壁塗装なら
新東亜工業へ!

マンション修繕の顧客満足度98%

マンション・アパート・ビルの大規模修繕や防水工事の最適な工法を提案し、プロの技術で安心した施工をお約束!

新東亜工業が選ばれる理由!
  • 自社施工で高品質な仕上がり
  • 中間マージンを排除、適正価格を実現
  • 大規模修繕・防水工事の豊富な実績
  • 最長10年の保証付、安心のアフターフォロー
  • 関東エリアを中心に幅広い地域へ対応

\中間マージン0だから他社よりも低コスト/

マンションの大規模修繕でなぜ業者選びが重要なのか

マンションの大規模修繕は、建物全体の寿命や安全性に関わる大切な工事であり、10〜15年に一度という頻度で実施されます。工事の規模が大きく、関係者も多くなるため、スムーズに進めるには信頼できる施工業者の選定が極めて重要です。施工内容だけでなく、工事の計画性、住民への対応、保証制度など、総合的な観点から業者を選ぶ必要があります。

大規模修繕は10〜15年に一度の大工事

マンションの大規模修繕では、建物の外壁塗装、屋上防水、給排水管の更新、エントランスや共用廊下の修繕など、さまざまな作業が含まれます。工事の規模によっては1億円以上の費用がかかることもあり、資金の使い方や優先順位の見極めが重要です。施工後の影響も長く続くため、「とりあえず」で選んだ業者ではなく、信頼と実績のある会社に依頼すべきです。

業者次第で修繕費用も品質も大きく変わる

同じように見える修繕工事でも、施工会社の方針や考え方によって、使用する材料や施工方法、保証の範囲に違いが出ます。そのため、費用が安いからといって安心できるとは限りません。

見積額の違いが生まれる主な要因

  • 材料のグレードやブランド(例:塗料の耐候性)
  • 施工手順の丁寧さや工程数
  • 担当者の人数・現場管理体制の規模
  • 保証年数やメンテナンス回数の違い

見積書の価格に含まれていない作業や、後から追加請求が発生する可能性がないかなども、業者選定時にしっかり確認する必要があります。

大規模修繕の業者選定で見るべきチェックポイント

施工業者の良し悪しは、見積書の金額だけでは判断できません。以下のポイントを総合的に確認することで、信頼できる業者を選ぶ確率が高まります。

施工実績と評判

実績の確認方法

  • 自社サイトやパンフレットで過去の施工事例を公開しているか
  • 類似の規模や築年数のマンションをどれだけ扱っているか
  • 地域性に配慮した対応が可能か
  • 担当者が過去に担当した工事内容を具体的に説明できるか

評判のチェックポイント

  • 他の管理組合や住民からの評判・口コミ
  • 修繕工事を終えた管理組合からの紹介実績
  • 地元の評判、または公共施設での実績があるか
  • 比較サイトでのレビュー点数や評価コメント

専門資格・許認可の有無

主な資格と許認可

  • 建設業許可:国や自治体の登録が必要な基準。許可がない業者は大規模工事を受注できません。
  • 一級建築士・一級施工管理技士:建築物の設計・工事監理に関する国家資格。
  • 防水施工技能士:特定分野における高度な技術を認定する資格。
  • ISO認証取得(9001など):業務品質や管理体制の国際基準認証。

施工管理体制が整っている業者であれば、工程の遅れやトラブルも起きにくく、住民との調整もうまく行える傾向があります。

見積書の透明性と内訳の明記

要チェック項目

  • 工事の項目ごとに、内容と数量が明記されているか
  • 材料の名称やメーカー、型番などが分かるようになっているか
  • 諸経費の内訳が明示されているか(例:現場監督費・交通費)
  • 一式表記が多すぎないか
  • 書面上で不明点に対する注釈や説明が添えられているか

見積書のフォーマットが雑だったり、説明が不足していたりする業者は、工事内容そのものも曖昧になりがちです。

長期修繕計画に対する理解と提案力

マンションの修繕は、その場限りの工事ではありません。次回の修繕時期や修繕積立金の見直しも視野に入れた、長期的な視点でのアドバイスができる業者が望ましいです。

よくある提案例

  • 「今後10年間、再施工不要な塗装材を採用」
  • 「次回の改修とまとめて足場費用を削減する」
  • 「修繕周期に合わせた段階的な施工プラン」

管理会社とも連携し、建物の劣化状況に合わせて柔軟に対応できるかもポイントです。

コミュニケーション能力と対応の誠実さ

工事中は住民とのトラブルを防ぐためにも、業者の対応力が問われます。電話やメールでの返答スピード、説明会の進行、報告書の丁寧さなど、業者の人柄や社内文化が表れるポイントです。

チェックすべき姿勢や対応

  • 担当者が住民目線で話してくれるか
  • 不明点に対して「調べて後日連絡する」など責任感があるか
  • 否定的な意見にも柔軟に対応できるか

アフターサポートの内容と保証制度

修繕工事は「終わってから」が本当のスタートです。工事後のアフターフォローがしっかりしているかは非常に大切なポイントです。

確認しておきたいポイント

  • 各部位ごとの保証年数が明記されているか(例:外壁塗装7年、防水10年など)
  • 保証内容(無償範囲・対象範囲・免責事項)
  • 年1回などの定期点検の実施有無と報告書の提出
  • 問い合わせ後の対応スピード、緊急時の連絡手段

第三者機関による評価や団体加盟状況

中立的な立場から業者の実力を評価している機関や、信頼性のある業界団体への加盟も重要な判断材料です。

代表的な機関・団体

  • 建築物再生協会(REB)
  • 日本建築仕上学会(JSRA)
  • リフォーム評価ナビ、ホームプロ(口コミ参照)
  • ISOやエコアクション21などの国際・国内規格

信頼できる業者かを見極めるコツ

業者選びに失敗しないためには、単なる金額比較だけでなく、提案内容や調査の質、対応力なども確認することが大切です。以下のポイントを押さえれば、より確実に信頼できる業者を見極めることができます。

業者選びの場面では、価格だけでなく人間性や姿勢、将来のサポートまで幅広く見ていく必要があります。

相見積もりで価格と内容を比較

複数の業者に同じ条件で見積もりを依頼することで、価格とサービスの差を可視化できます。

推奨する見積もりの取り方

  • 共通条件で3〜5社に一括依頼する
  • 管理会社・設計事務所を通じて情報を均一化
  • 提出期限をそろえて同じタイミングで比較

提出された見積書は、工事項目だけでなく、補足資料や提案書も含めて判断すると、より公平な比較ができます。

現地調査の丁寧さを確認

実際の現場をどれだけ丁寧に調査してくれるかは、その後の工事品質に直結します。

調査の質が高ければ、それに基づく提案や見積もりの精度も上がります。現場をしっかり見ていない業者の提案は、内容が浅くなる傾向があります。

丁寧な業者の特徴

  • 足場を組まずにドローンなど最新機器を活用する
  • 複数の技術者が同行し、それぞれの視点で確認
  • 住民の立ち会いを求め、説明責任を果たす

修繕委員会・管理会社との連携体制も確認

スムーズな工事には、修繕委員会や管理会社との情報共有や報告体制の構築が欠かせません。

信頼できる業者は、修繕委員会や管理会社との連携を大切にします。情報共有や工程管理が適切であれば、工事中の混乱や住民の不満も減ります。

連携に関する確認ポイント

  • 工事中の進捗報告(週次・月次)
  • 問題発生時の報告フローと記録文書
  • 工事説明会での司会・進行サポート

業者選定を失敗しないための注意点

最後に、よくある失敗例と、それを避けるための具体的な対策を整理しておきましょう。

価格だけで選ばない

安さだけで業者を選ぶと、必要な工程が省略されるリスクが高くなります。

費用が安いと魅力的に感じるかもしれませんが、適正価格には理由があります。極端に安い場合、材料の質や施工体制に問題がある可能性もあるため要注意です。

曖昧な見積もりは要注意

見積書の不明確さは、後のトラブルの原因になりやすいため、事前に細かく確認することが大切です。

「一式」や「応相談」など、具体性に欠ける表現が多い見積書は、後からトラブルの原因になります。追加料金のリスクも高まるため、必ず内容を細かく確認しましょう。

契約前の確認事項を明確にする

契約内容をしっかり確認しておくことで、工事途中のトラブルや想定外の費用発生を防ぐことができます。

契約書には以下のような情報が盛り込まれていることを確認しましょう。

  • 工事の対象範囲と施工方法
  • 使用する材料のスペックと製品名
  • 支払い回数、支払いタイミング、遅延時のペナルティ
  • 工事遅延や中断時の対応策と責任の所在

書面での明記がない場合は、口頭でのやり取りだけで済まさず、追加の覚書を用意することをおすすめします。

よくある質問(FAQ)

マンションの大規模修繕を進める中で、管理組合や住民の方からよく寄せられる疑問をQ&A形式でまとめました。

Q

マンションの大規模修繕業者はどうやって探すのがよいですか?

A

管理会社や設計事務所の紹介のほか、インターネットでの検索、口コミ、自治体や業界団体の紹介窓口などを活用する方法があります。複数のルートで候補を挙げるのが望ましいです。

Q

修繕工事中に住民ができる協力はありますか?

A

音や振動に関する事前告知を周知したり、共用部の一時的な使用制限に理解を示すなど、住民側の協力が工事の円滑化につながります。理事会での情報共有も大切です。

Q

相見積もりを依頼する際に注意すべきことは?

A

同じ条件・仕様書で依頼することが基本です。比較を公平にするため、工事項目、数量、材料のグレードを統一し、見積もりの期限や提出方法も揃えましょう。

Q

見積もりの内容が理解できない場合はどうすれば?

A

管理会社や外部の修繕コンサルタントに内容をチェックしてもらうのが効果的です。遠慮せずに疑問点を質問し、書面や資料で説明を求めることが大切です。

マンションの大規模修繕の業者選定についてまとめ

マンションの大規模修繕は、建物の寿命と資産価値を守るために不可欠な工事です。しかし、工事そのものよりも「どの業者に依頼するか」が成功を左右する大きなポイントになります。

この記事で紹介したように、施工実績、見積もりの透明性、対応の丁寧さ、保証制度など、多角的な視点で業者を比較・検討することが重要です。また、長期的な視点を持ち、建物の将来像を見据えた提案ができる業者を選ぶことが、後悔のない修繕につながります。

価格だけにとらわれず、信頼できるパートナーとしての視点で業者を選び、マンション全体で納得のいく修繕を実現しましょう。

施工実績344件突破!WEB割キャンペーン実施中!