コンクリート床の防水工事とは?大規模修繕工事の階段の防水工事はどうする?
マンションは時の経過とともに、劣化していくものです。
快適かつ安全な状態のマンションを維持し続けるためには、約12〜18年に一度のペースで大規模修繕を行う必要があります。
大規模修繕の内容は、外壁の修繕・屋根や屋上の防水工事・廊下や階段の修理・排水管パイプの交換などさまざまです。
そのなかでも、床に関する工事も大規模修繕で行うことをご存じでしょうか。
居住者が多い・人の行き来が多いマンションでは、コンクリートや鉄部などの強固な資材で作られた床でも傷みやすいものです。
そのため、床に関する工事も欠かせません。
今回は大規模修繕における床防水のなかでも、防水工事の種類・施工する必要がある場所などの詳細についてご紹介します。
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目次
大規模修繕で床の防水工事を行うべき理由
大規模修繕では足場を組んだり、日数をかけたりして大掛かりな工事が行われます。
そのなかの一つが、床の防水工事です。
床の防水工事は、マンションの資産価値を高めて安全使用していくために欠かせません。
理由としては、下記のものが挙げられます。
水漏れを防ぐため
マンションの多くは、コントクリート・鉄筋・モルタルなどの資材を用いて建築されています。
コンクリートややモルタルなどで作られている建物の劣化が進むと、ひび割れを起こします。
ひび割れが生じると外部からの雨水や湿気などが室内に入り込んで、水漏れ・湿気・カビなどを生じさせてしまうでしょう。
建物を水漏れから守るため・環境の悪化を防ぐためにも、床の防水工事は欠かせません。
美観を保つため
年数が経過するほどに、汚れや傷の数が増えて美観も失われます。
そこで、定期的な床の防水工事を行うことによって、汚れや傷が保護されて外観が保たれます。
コンクリート躯体を保護するため
床にひび割れが生じた場合、雨水が入り込む可能性が考えられます。
その場合、室内に水漏れ・湿気・カビを生じさせるだけでなく、マンションを構成するコンクリートの躯体を傷つけたりサビを生じさせたりする可能性もあるでしょう。
マンションの根幹となる躯体を守るためにも、床の防水工事は非常に大切です。
修繕費を抑えるため
床の防水を行わなかった場合、劣化のスピードが早まります。
劣化して建物へ雨水の浸入を許してしまうと、その分修繕費もかさみます。
防水工事を定期的に施すことによって、防水工事を行わない場合より修繕費を抑えられるでしょう。
床防水工事を行う目安
床防水の工事を行うにも、依頼を行う時期について悩まされる方も多くいらっしゃるでしょう。
劣化を防いで最適な時期に行うためにも、防水工事を行う状態や目安を押さえておくことが重要です。
劣化が見られるとき
床における劣化の症状は、ひび割れ・色あせ・剥がれ・膨れ・水たまりなどさまざまです。
劣化した状態を放置してしまうと、建物内部へ雨水が浸入してしまいます。
ひび割れや色あせ・剥がれ・膨れ・水たまりような症状が見られる場合は、できるだけ早く床防水工事を行いましょう。
耐用年数に達したとき
床における防水工事の施工方法は、ウレタン防水・シート防水・FRP防水・アスファルト防水などさまざまです。
そのため、施工の内容に応じて多少の違いはありますが、床防水工事の耐用年数は一般的に約10~20年と設定されています。
前回の施工から約10年以上の月日が経過している場合は、床の状況を確認したうえで施工を検討しましょう。
大規模修繕での施工箇所別の床防水工事の解説
マンションにおいて、床防水工事を施す場所はさまざまです。
漏れなくしっかりと施工を行うためにも、施工場所・施工箇所別の床防水工事についてチェックしてみましょう。
屋根や屋上
屋根や屋上は、雨水がたまりやすい部分です。
雨水が浸入してしまうと、雨漏りを生じさせることもあるため、しっかりと施工を行う必要があります。
用いられる床防水の工事は、アスファルト防水工法・シート防水工法・ウレタン防水工法などが挙げられます。
シート防水工法は、防水のシートを貼り付ける方法です。
アスファルト防水工法はシートを液体状の防水材兼接着剤による張り付け、ウレタン防水工法は液体状の防水材を塗布して防水を行います。
共用開放廊下
マンションのエントランスから居住する部屋までに通る廊下が、共用開放廊下です。
複数人の居住者が共有して使用するため、共用開放廊下と言われます。
共用開放廊下は吹きさらしになっている場合も多く、雨水が浸入しやすい部分です。
居住者が歩行しても滑ることのないよう、防滑性を持つ塩ビシートによる防水工法が用いられます。
より強力な防水を行うために、塩ビシートによる防水工法とウレタン防水工法を組み合わせて行うこともあります。
外部階段
外部階段に床防水工事を施していない場合もありますが、建物を良い状態で保つには床の防水工事が必要です。
用いられる防水工事としては、ウレタン防水工法や塩ビシート防水を使用する工法などが挙げられます。
ベランダ
屋根や屋上と同様に、紫外線の影響を受けたり雨水がたまりやすい部分です。
用いられる防水工法は、耐久性や耐水性に優れたFRP防水工事・建築物にかかる負担が少ないウレタン防水工法などが挙げられます。
バルコニー
バルコニーも、屋根・屋上・ベランダとともに雨水が入り込みやすい部分です。
防水工事としては、FRP防水工法やウレタン防水工法などが用いられます。
マンション大規模修繕の床防水工事の種類別の作業内容
マンションの床防水工事を行うにあたって、さまざまな工法があります。
場所や用途に適した工法で施工を行うためにも、工法について知っておくことが非常に大切です。
ウレタン防水
ウレタン樹脂塗料を塗布することによって、ゴム状の防水膜を作る工法がウレタン防水です。
工法は、3つ挙げられます。
- 通気緩衝工法...ポリウレタンの樹脂を一定の厚みを保った状態で均一に流し込む
- 密着工法...液体ウレタン塗膜防水材を塗布して防水層を作り、水を防ぐ
- メッシュ工法...メッシュシートを使い、頑丈な防水層を形成する工法
シート防水
下地のうえに防水シートを敷き詰めて固定することによって、防水層を形成する防水工事がシート防水です。
工法は、2つあります。
- 接着工法...接着剤で直接防水シートを躯体に貼り付ける
- 機械的固定工法...円盤状のパーツで防水シートを固定する
FRP防水
防火性・防水性に優れた繊維強化プラスティックを用いた防水の工事が、FRP防水です。
施工する際は塗布面を綺麗にし、ポリエステル樹脂の塗布とガラスマットの貼り付けを行います。
アスファルト防水
液状に溶かしたアスファルトを合成繊維不織布のシートに染み込ませたものを使用することで、防水機能をより強固にする工法がアスファルト防水です。
工法は、下記の三つが挙げられます。
- 常温工法...熱を使用せずに防水層を作成する
- トーチ工法...バーナーを用いてシートと床を接着させて防水層を作る
- 熱工法...熱を加えて溶かしたアスファルトを用いて防水層を作る
床防水別の耐用年数と費用の目安
施工の内容によって、耐用年数が異なります。
工法の違いに加えて耐用年数や費用の目安を知り、次の施工に備えましょう。
ウレタン防水
ウレタン防水の耐用年数は、約8〜10年です。
1平方メートルあたり5,000〜8,000円が、費用の目安とされています。
シート防水
シート防水の耐用年数は、約10~15年です。
1平方メートルあたり4,000〜8,500円が、費用の目安とされています。
FRP防水
FRP防水の耐用年数は、約10~15年です。
1平方メートルあたり4,000~8,000円前後が、FRP防水の目安とされています。
アスファルト防水
アスファルト防水の耐用年数は、約15~25年です。
1平方メートルあたり5,500〜8,500円が、費用の目安とされています。
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マンション大規模修繕で床防水工事をする際の流れと注意点
マンションの床防水工事を行う際には、流れを把握しておくことが大切です。
また過ごし方においても、注意点を押さえておきましょう。
マンションにおける床防水工事を行う流れ
マンションにおける床防水工事は、下記のような流れで行います。
- STEP
施工を行う場所の確認
施工が行われる場所を確認し、状態や条件を把握します。
確認には、建物の構造や周辺状況の調査が含まれます。
- STEP
施工を行う場所や状態に応じた工事内容の決定
施工が必要な箇所や状態に基づいて、具体的な工事内容や方法を決定します。
これには、技術的な検討や設計が含まれます。
- STEP
見積もりの作成し、施工会社と契約する
決定した工事内容に基づいて、必要な費用や必要な資材・人件費などを考慮して見積もりを作成します。
複数の施工会社から見積もりを受け取り、適切な会社と契約を結びます。
契約内容には工事のスケジュール・費用・保証などが含まれるでしょう。
- STEP
マンションの居住者への連絡
工事が行われることをマンションの居住者に通知し、工事の影響やスケジュールについて説明します。
説明をする際は、住民とのコミュニケーションが重要です。
- STEP
決定した日時での工事
契約に基づき、事前に定められた日時に工事を開始します。
施工中は安全に留意し、計画通り進めることが求められます。
- STEP
工事の完了
工事が終了したら品質の確認や最終検査を行い、必要ならば居住者に報告します。
完成した工事物を引き渡し、契約条件に基づいて支払いが行われます。
注意点
床防水工事を行ううえで、安心できる企業に任せることが大切です。
見積もりは1社だけにとるのではなく、複数の会社に見積もりを取って費用を比較しましょう。
また、工事が完了した後の完了点検や定期的な点検も必要です。
施工を業者へ任せるだけにするのではなく、施工後のアフターフォローをしっかりとしてもらえる業者を選ぶことで問題が生じた場合も安心して過ごせます。
また、マンションに住む居住者への配慮も怠らないようにしましょう。
施工が開始すると騒音や道具の移動による通行の妨げなどが生じるため、施工開始前には居住されている方々へ連絡しておくことも重要です。
大規模修繕工事での床防水まとめ
大規模修繕工事を行うなかでも、床防水は欠かせない工事の一つと言えます。
床防水工事を行うことによって、雨漏りを防いで建物の資産価値を高められるでしょう。
- 大規模修繕で床の防水工事が必要な理由には、水漏れを防ぐため・美観を保つため・コンクリート躯体を保護するため・修繕費を抑えるためなどが挙げられる
- 床防水工事は、ひび割れや色あせ・剥がれ・膨れなどの症状が見られたら、できるだけ早く対処する
- 床防水工事の耐用年数は一般的に約10~20年と設定されているため、前回の施工から約10年以上の月日が経過している場合は施工を検討する
- 施工箇所別では、屋根や屋上・共用開放廊下・外部階段などに、床防止工事を行うことが一般的
- 床防水工事の施工方法には、ウレタン防水・シート防水・FRP防水・アスファルト防水などが挙げられる
- 工法の内容にって耐用年数や費用が異なる
- マンションの防水工事は流れを把握し、居住者への説明や配慮も怠らないようにする
大規模修繕工事において床防水を考える際は、施工を行う会社へ複数の見積もりを取るほか、適切な工法を選ぶことも重要です。
施工にかかる費用も選択する工法によって異なるため、その点に関してもしっかりと確認しましょう。
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- 大規模修繕工事
- 解体工事
- 防水工事
- 外壁塗装
- 屋根工事
- シーリング工事
- 長尺シート工事
- 下地補修工事
- 足場工事
- タイル工事
- 洗浄工事
- 電気、水道、外溝工事等
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施工価格と見積りには絶対的な自信を持っていますので、他社との相見積りも大歓迎です。
ご予算と現場調査の結果、長期的な視点での資産価値向上をバランスよく考慮し、お客様にとってベストな選択肢をご提案します。