屋上などで使用されるウレタン防水のトップコートとは?
トップコートが必要な理由や塗り替え時期は?
トップコートの種類や単価を教えて!
ウレタン防水のトップコートは防水層の施工が必要な理由は?
塗り替えにおすすめなタイミングから単価や種類など詳しく解説していきます。
適切な施工を行うために、ウレタン防水のトップコートの種類・特徴・施工のポイントについて、詳細にご紹介します。
防水工事を考えている方や自宅にウレタン防水を施工している方は、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
ウレタン防水とは
ウレタン防水は、液体状のウレタン樹脂を使用して、建物や構造物の防水層を形成する工法です。
耐候性や耐久性が高く、柔軟性や伸縮性にも優れています。
また、ウレタン樹脂は水に対する耐性が高く、劣化しにくいのも特徴です。
従来は主にバルコニーやベランダなどに用いられていましたが、耐久性が向上したことでさまざまな場所に使用されるようになりました。
現在では、屋上・駐車場・プール周りなど、さまざまな建物や施設の防水工事に利用されています。
一般的なウレタン防水の耐用年数は10〜12年程度ですが、適切なメンテナンスや定期的な点検を行うことにより、寿命を延ばせる可能性があります。
ウレタン防水の大きな特徴は、耐久性や施工の自由度が高いことです。
また大きなデメリットがないため、日本の防水工事の主流にもなっています。
しかし、施工時には下地処理や適切な素材選定などに注意が必要です。
適切な施工と定期的なメンテナンスを行うことによって、ウレタン防水の効果を最大限に引き出せます。
トップコートとは
トップコートは、防水層の最上部に塗布する層のことです。
雨や紫外線などの外部からの影響を受けやすい部分を保護し、防水効果を長期間維持する役割があります。
トップコートを塗布することで防水層が劣化しにくくなり、耐久性や耐候性の向上に効果的です。
とくに紫外線や気候の変化などによる劣化を防げるため、定期的にトップコートの塗り替えが必要とされています。
塗り替えを行うことによって防水層の寿命を延ばし、長期間にわたって建物や構造物を保護できるのです。
防水工事において、適切なトップコートの選定や施工は欠かせません。
最適なトップコートを選び、定期的に塗り替えを行いましょう。
そうすることにより防水層の効果が最大限に引き出され、建物の耐久性や安全性を維持できます。
ウレタン防水にトップコートが必要な理由
ウレタン防水は、防水層の上にトップコートを塗布する必要があります。
その主な理由は、建物や構造物を効果的に保護し、耐久性や安全性を高めるためです。
以下に、それぞれの理由について詳しく解説します。
ウレタン防水層を紫外線から守るため
ウレタン防水工事は屋上やベランダなどへの施工が一般的ですが、これらの場所は紫外線の影響を強く受けます。
紫外線は、防水層の劣化を早める原因の1つです。
ウレタン樹脂は耐候性に優れていますが、長期間にわたって紫外線にさらされると劣化が進み、防水性能が低下します。
そこでトップコートを施すことによって、紫外線からウレタン防水層を保護し、耐久性を向上させるのが可能です。
トップコートには紫外線カット効果があり、紫外線を反射・吸収して防水層を劣化から守ります。
遮熱・断熱効果を得るため
太陽光が強い場所では、建物に熱が伝わり、室温が上昇することがあります。
これにより室内の快適性が損なわれるだけでなく、冷暖房効率の低下や負荷の増加を招く可能性が高いでしょう。
トップコートには遮熱・断熱効果があり、太陽光を反射することで建物内部の温度上昇を抑えられます。
その結果、室内の温度を一定に保ち快適な居住空間を維持できるのです。
また冬季には室内の熱を逃がしにくくするため、室内を暖かく保てます。
汚れがつかないようにするため
ウレタン防水層は表面に粘着性があり、剥き出しの状態ではゴミや汚れが付着しやすいです。
とくに風通しの良い場所では、ほこりや花粉などが大量に付着して防水性能を低下させる可能性があります。
これらの汚れやゴミは、防水層の劣化を促進させる原因です。
トップコートを施すことにより、防水層の表面を保護し、汚れを付着しにくくできます。
また撥水性に優れたトップコートを用いると、より雨水や汚れが浸透しにくくなるでしょう。
これにより建物の外観が美しく保たれ、メンテナンスの負担を軽減できます。
滑りにくくするため
ウレタン防水層は、濡れると滑りやすくなる特性があります。
とくに屋上や階段などは施工面の上を歩くため、滑りやすいと転倒につながるため危険です。
トップコートには滑り止め効果があり、歩行時の安全性を向上させられます。
また耐摩耗性に優れた種類もあり、歩行や移動時による施工面の損傷を軽減できるのです。
トップコートはウレタン防水層の耐久性を高めると同時に、歩行エリアの安全性を確保するために欠かせません。
ウレタン防水トップコートの塗り替え時期の目安になる劣化状況
トップコートはウレタン防水層を保護し、耐久性や防水効果を高める重要な役割を果たしています。
しかし、時間の経過や外的要因によって少しずつ劣化するため、定期的に補修や塗り替えをしなければなりません。
以下で紹介する劣化症状が見られる場合は、メンテナンスを検討しましょう。
トップコートの塗り替え時期の目安
塗膜の種類 | 塗り替え時期の目安 |
---|---|
ウレタン塗膜 | 5~7年 |
シリコン塗膜 | 7~10年 |
フッ素塗膜 | 10~15年 |
アクリル塗膜 | 3~5年 |
ポリウレア塗膜 | 15~20年 |
トップコートの塗り替え時期の目安です。
塗膜の種類ごとに目安が違います。
トップコートの塗り替え目安になる劣化状況のタイプ
劣化状況によっても塗り替えの目安として判断できます。
特に下記の劣化症状が見受けられる場合はトップコートの塗り替えを検討しましょう。
表面の剥がれや浮き
トップコート表面の剥がれや浮きは、主に気温の変化や防水層の収縮によって引き起こされます。
そのまま放置すると雨水の浸入経路になり、防水層全体の効果が低下する原因です。
雨水が建物構造に浸透すると、深刻な問題を引き起こす可能性があるため早めに対処しましょう。
■チョーキング現象
チョーキング現象とは、トップコートの表面が経年劣化や紫外線によって粉状に剥がれる現象です。
外部からの紫外線や気候条件の影響を受けやすく、屋上や外壁などの防水システムに多く見られます。
チョーキングが進行すると防水性や耐久性が低下するため、補修や塗り替えが必要です。
摩耗
トップコートは、日常的な使用や外部からの摩擦によって摩耗することがあります。
たとえば、通行や物の移動などが頻繁に行われる場所では、摩耗の進行が早いです。
放置されると表面の保護性能が低下し、防水層へのダメージが進みます。
そのため、摩耗が見られた場合は早めの補修が必要です。
カビ・雑草・苔
湿度が高い環境や日当たりが悪い場所では、トップコートの表面にカビ・雑草・苔などが付着しやすいです。
これらはトップコートの劣化を促進し、防水層の性能を低下させる可能性があります。
雑草が成長して根が防水層にまで到達すると、抜いたときに水の浸入経路となるため、業者に相談して対処してもらうのが良いでしょう。
ウレタン防水で使われるトップコートの種類と単価
ウレタン防水で使用されるトップコートには、主にアクリルウレタン系とフッ素系の4種類があります。
トップコートの種類 | 単価(円/m²) |
---|---|
アクリル系トップコート | 1,000~1,500 |
ウレタン系トップコート | 1,200~1,800 |
シリコン系トップコート | 1,500~2,000 |
フッ素系トップコート | 2,000~2,500 |
これらの単価は一般的なものであり、具体的な価格は施工業者や地域によって異なる場合があります。
アクリル系
アクリル系のトップコートは、ウレタン防水工事で最も使われています。
理由として施工が比較的簡単であり、コストパフォーマンスに優れているためです。
また耐候性や耐久性も高く、適切なメンテナンスを行えば長期間に渡って効果を発揮します。
以上のことから、ベランダ・バルコニー・屋上など、さまざまな場所で使用されているのが特徴です。
比較的安価なため、一般的な住宅や小規模な建築物にも広く利用されています。
ただし、耐用年数は他のトップコートに比べてやや短い傾向にあるため、定期的な補修や塗り替えが必要です。
ウレタン系
ウレタン系トップコートは、柔軟性と耐久性に優れた塗膜を形成することが特徴です。
この塗膜は紫外線や酸性雨などの外的要因に対して強い耐性を持ち、長期間にわたって防水性能を維持します。
また、伸縮性が高いため、温度変化による基材の動きにも追従しやすく、ひび割れが発生しにくいです。
さらに、施工が比較的容易であり、広範な用途に対応できるため、多くの建物の屋上防水に利用されています。
シリコン系
シリコン系トップコートは、耐候性と耐久性に優れた塗膜を形成することが特徴です。
この塗膜は紫外線や酸性雨、塩害に対して強い耐性を持ち、過酷な環境条件下でも長期間にわたって保護機能を維持します。
撥水性が高く、水分の浸透を防ぐ効果があり、カビや藻の発生を抑制します。
また、施工が比較的簡単で、乾燥時間が短いため、作業効率が良いです。
高い耐久性から、メンテナンスの頻度を減らすことができ、コストパフォーマンスに優れています。
フッ素系
フッ素系のトップコートは耐用年数が長く、遮熱性や断熱性にも優れています。
大型建築物や商業施設など、高い耐久性と防水効果が求められる場所に最適です。
厳しい気候条件や紫外線などの外的要因にも強く、長期間にわたって効果を発揮します。
一方で、その性能に比例して費用が高くなる傾向があります。
そのため、一般家庭や小規模な建築物に使用されることは少なく、大規模な施設や公共施設などで使用されるのが多いです。
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トップコートの塗り替えが必要になったら?
トップコートの塗り替えが必要になった場合、防水の専門業者に依頼しましょう。
トップコートの塗装だけであれば、一般的な塗装業者でも問題ありません。
しかし防水層を保護し続けるには、防水に関する知識が豊富な専門業者に依頼するのが最適です。
防水の専門業者は防水工事に精通しており、適切な材料や施工方法を選定し、高品質な施工を提供してくれます。
また、防水層が劣化している場合や水漏れが起きている場合は、単純な塗り替えだけでは問題を解決できません。
適切な判断と施工を行うためにも、トップコート塗り替えは防水の専門業者に依頼するのが重要です。
業者を選ぶ際は評判や口コミを参考にし、複数社から見積もりをとって比較しましょう。
そうすることで、自分に合った業者を見つけられます。
まとめ
ウレタン防水を施工する際は、トップコートの塗布が欠かせません。
トップコートを施すことによって、ウレタン防水の性能が最大限に発揮できます。
そのためには、適切な業者選びや施工が必要です。
トラブルを未然に防ぐためにも、これから防水工事を行う方は以下のポイントを押さえておきましょう。
- ウレタン防水のトップコートは防水層を保護し、耐候性や耐久性を向上させる役割を担う
- アクリルウレタン系とフッ素系の種類があり、それぞれ特徴や使用場面が異なる
- 屋上やベランダなどにトップコートを塗布する理由は、防水層を保護し長期間の耐久性を確保するため
- トップコートは紫外線から防水層を守り、遮熱・断熱効果を得る
- トップコートには、汚れがつかないようにしたり滑りにくくしたりする効果もある
- 劣化症状として、剥がれや浮き・チョーキング現象・摩耗・カビ・雑草・苔の付着が見られる
- トップコートの塗り替えが必要になったら、防水の専門業者に依頼するのが重要
- 適切な業者選定と施工を行うことで、防水層の効果を最大限に引き出せる
今回の記事を参考にして最適なウレタン防水の施工を行い、適切なタイミングで補修や塗り替えを行いましょう。
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