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東京都立川市のマンション大規模修繕に利用できる助成金・補助金や施工会社の選び方

東京都立川市のマンション大規模修繕に利用できる助成金・補助金や施工会社の選び方

東京都立川市のマンション大規模修繕に利用できる助成金・補助金や施工会社の選び方

2024/09/11

ビルやマンションなどの建物は、年数の経過とともに美観や耐久性が下がってしまいます。
そのままにしておくと、建物の安全性や資産価値などにも影響を与えるため、定期的なメンテナンスが欠かせません。
長期的に状態の維持や回復をするためには、計画的に工事を進めるだけではなく、費用の負担を抑えながら信頼できる会社を選ぶことも大切です。
そこで今回は、東京都立川市でマンションの大規模修繕に利用できる助成金・補助金、施工会社を選ぶポイントなどを解説します。
また、基礎知識をはじめ、工事内容・会社の選び方・費用の目安など、大規模修繕工事を進めるにあたって必要な内容も掲載していますので、参考としてご覧ください。 

大規模修繕工事の基礎知識

大規模修繕工事は、マンションや集合住宅の長期的な維持管理に欠かせない役割を果たします。
一般的に10年から15年ごとに実施され、建物の外壁・屋上・共用部分などの補修や改修を行います。この工事の目的は、建物の劣化を防ぎ、資産価値を維持することにあります。
工事の内容は多岐にわたり、外壁塗装・防水工事・設備の更新などが含まれます。実施にあたっては、事前の調査や計画立案を立てたうえで、専門家による診断や管理組合での合意が必要です。
費用面では、修繕積立金を活用するのが一般的ですが、工事の規模によっては追加の費用負担が発生することもあります。
居住者の生活への影響を最小限に抑えるため、工事期間中の騒音・振動・立ち入り制限などについても十分な配慮が求められます。
大規模修繕工事は建物の寿命を延ばし、快適な住環境を維持するために必要な取り組みです。

大規模修繕で行う工事内容を解説

大規模修繕工事は、建物の長寿命化と居住環境の改善を目的として行い、主に以下の工事が含まれます。

足場工事

足場工事は、工事を安全に行うための環境づくりを目的とした作業です。建物の外周に足場を組み立てることで、作業員が安全に高所作業を行えます。同時に、落下物防止ネットの設置や養生シートの取り付けをし、工事中の安全確保と周辺環境にもしっかり配慮します。足場の種類は、建物の形状や工事内容によって異なり、枠組足場やくさび緊結式足場などが一般的です。

屋上防水工事

屋上は雨風や紫外線などの影響により、建物の中で劣化しやすい部分です。屋上防水工事では、既存の防水層を撤去し、新しい防水層を施工します。一般的にはウレタン防水やシート防水などが用いられますが、建物の構造や環境に応じて最適な工法を選択します。また、雨水の適切な排水を確保するため、排水設備の改修も同時に行われることも多いです。近年では、断熱性能を高めた防水材料の使用も増えており、省エネ効果も期待できます。

外壁改修工事

外壁改修工事は、建物の美観を維持するだけでなく、雨から外壁材を保護する役割を果たします。具体的には、ひび割れや浮きの補修・塗装の塗り替えなどが行われます。近年では、断熱性能を高める外壁塗料の使用も増えており、省エネ効果も期待できます。外壁材は様々な種類があり、モルタルやALC、など多く存在し、よく使用されるタイルなどの場合はタイルの補修や張り替えを行います。

タイル工事

タイル工事は、建物の美観維持と防水性能の向上を目的として行われます。経年劣化によるタイルの浮きや剥落を防ぐために補修工事や必要に応じて新しいタイルに張り替えなどを行います。工事では、まず既存タイルの打診調査を行い、損傷の見られる箇所を特定します。その後は、浮いたタイルの接着・破損タイルの交換・目地の補修などを実施します。近年では、より耐久性の高い接着剤や目地材を使用することで、タイルの長寿命化を図る工法も採用されています。

鉄部塗装工事

鉄部塗装工事は、建物の金属部分の錆び防止と美観の維持を目的としています。主な対象は、手すり・ドア枠・非常階段・ルーバーなどです。工事では、まず既存の塗膜を剥がし、錆びを除去します。その後、下地処理を行い、防錆塗料を塗布し、仕上げ塗装を行います。近年では、環境に配慮した塗料や耐候性に優れた製品の使用が増えています。適切な塗装を行うことで、金属部分の寿命を延ばし、建物全体の美観を向上させることが可能です。

共用部改修工事

共用部の改修は、建物の資産価値向上と居住者の利便性改善を目的としています。エントランスホールの内装更新・集会室のリニューアル・駐車場や駐輪場の整備などが含まれます。また、バリアフリー化の一環として、スロープの設置や手すりの取り付けなども行われます。近年では、宅配ボックスの設置やオートロックシステムの導入など、現代のライフスタイルに合わせた改修も増加傾向です。共用部を改修すると、建物の印象を向上させながら居住者の満足度を高められます。

これらの工事は、建物の状況や管理組合の方針によって優先順位が決められ、一度に全ての工事を行うケースや複数回に分けて実施されることもあります。また、工事の内容や範囲は、事前の建物診断結果・修繕積立金の状況・居住者の要望などを総合的に考慮して決定されます。大規模修繕工事を適切に行うことで、建物の長寿命化・資産価値の維持や向上を図れるため、計画的かつ効果的な実施が必要です。

大規模修繕工事会社の選び方のポイント

施工実績と信頼性を重視する

大規模修繕工事会社を選ぶ際、まず注目すべきは実績と信頼性です。長年の経験を持つ会社は、様々な建物や状況に対応できる技術力を持っています。過去の施工例や顧客の評判を調べることで、依頼先の会社が信頼できるか判断できます。また、業界団体への加盟や各種資格の保有状況も、会社の信頼性を示す重要な指標です。施工の実績が豊富な会社を選ぶことで、質の高い工事と安心感を得られるでしょう。

提案内容と見積もりの内容を確認する

優良な工事会社であれば、建物の状況を詳細に調査したうえで、必要な工事内容を明確に説明します。また、見積もりにおいては、工事の内訳・使用する材料・工期などを具体的に示してあるとわかりやすいです。複数の会社から見積もりを取って比較することで、適正な価格と内容を見極め、検討することができます。もしも不明点や疑問点がある際は、納得いくまで説明を求めることが大切です。

施工業者の対応やサポート体制で判断する

大規模修繕工事は長期にわたるため、居住者との良好な関係を維持することが大切です。説明会の開催や工事進捗の定期報告など、情報をしっかり提供する姿勢も評価にあたります。工事中は色々な形で管理者や住民と関わることも多くなり、トラブルなども起きることのある修繕工事では丁寧かつスムーズな工事の進行を行える業者を選ぶことも大切になります。

大規模修繕工事でかかる費用目安

大規模修繕工事には、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。

令和3年に国土交通省が実施した「マンション大規模修繕工事に関する実態調査」をもとに、費用の目安をいくつか紹介します。

大規模修繕工事でマンション1戸あたりの費用目安

国土交通省によると、マンションの大規模修繕工事にかかる費用は、1戸あたり約75万円~125万円が平均とされています。

また、工事は数回に分けて実施するため、回数によって以下のように変動する傾向があります。

  • 1回目…約100万円~125万円/1戸
  • 2回目…約75万円~100万円/1戸
  • 3回目以降…約75万円~100万円/1戸

工事内容は築年数の経過によって異なり、長いほど手を加える場所も多くなります。

1回目の大規模修繕では主に外壁塗装や防水工事が中心ですが、2回目以降では設備の更新や耐震補強などが加わることがあります。

大規模修繕工事全体での平均費用とは?

大規模修繕工事では、半数以上が一戸あたり75万円以上の費用を負担しています。

例えば100戸の大規模なマンションで修繕工事を行う場合、中央値で7,600万円〜8,700万円程度が必要な計算です。規模に比例して一度で大きな費用が発生するため、事前に資金の準備を行う必要があります。またこの費用には、外壁塗装・屋上防水工事の更新など、一般的な大規模修繕工事の項目を含んでいます。

大規模修繕はビルなどの場合になると数千万円から数億円規模の大きな工事になるために、費用については事前の計画や資金準備が大切です。

大規模修繕時に追加で費用がかかる場合について

マンションの大規模修繕では、建物調査や見積もりの際には見つけられなかった細かな破損や不具合が施工時に判明することで発生します。通常の大規模修繕では施工前に建物調査を行い、マンションの状況や修繕箇所を把握します。しかし、死角確認しづらい部分や調査不足で発見の遅れた修繕箇所が判明すると、施工時に追加費用が発生します。どれだけ優良な業者に依頼しても、追加費用の発生が発生する可能性があるため、余裕を持った費用の準備が必要です。

参考情報:国土交通省 「令和3年度マンション大規模修繕工事に関する実態調査」

立川市の大規模修繕で利用できる助成金

立川市において大規模修繕に直接関わる助成金は確認できませんが、耐震化助成制度として以下の助成金が存在します。

緊急輸送道路沿道建築物の耐震化助成制度

緊急輸送道路沿道建築物の耐震化を支援しています。

震災時の建物倒壊による幹線道路の閉塞を防止するため、平成23年4月に施行された都条例では、立川市域の特に重要な道路として、杉並あきる野線(五日市街道)、立川東大和線(芋窪街道)、立川昭島線(広路・中央南北線)、立川所沢線(立川通り)、立川青梅線(新奥多摩街道)、三ツ木八王子線(残堀街道)、市道1級14号線(松中通り)等が特定緊急輸送道路として指定され、その沿道建築物の所有者に対して耐震診断の実施を義務付け、耐震診断の結果が安全性の基準に適合しない場合は、耐震改修等を実施するよう努めなければならないと規定されました。

一方、令和4年5月に見直された東京都防災会議の被害想定では、立川断層帯でマグニチュード7.4の地震が発生した場合、立川市内の建物被害は6,000棟を超えるとされ、南関東では、今後30年以内にマグニチュード7クラスの大地震が70%の確率で発生すると予測されています。このため、立川市では指定された特定緊急輸送道路に加え、立川駅周辺の市道1級5号線(すずらん通り・やすらぎ通り)、都道149号線(南口大通り)、市道1級21号線(北口大通り)の一般緊急輸送道路を同等に重要な道路として位置づけ、追加路線を含めた沿道建築物を対象に、耐震診断や耐震改修等に係る助成制度を設けて、災害に強いまちづくりの実現に向けて耐震化を促進しています。

本助成金の利用をご検討の際は、申請の前に必ず事前相談をお願いします。

対象建築物

次のいずれにも該当する建築物です。

  • 敷地が特定緊急輸送道路又は市の要綱に定める緊急輸送道路に接していること
  • 昭和56年6月1日施行の耐震基準改正前に建築された建築物(旧耐震基準)
  • 道路幅員の概ね2分の1以上の高さの建築物

助成対象者

対象建築物の所有者です。(ただし、分譲マンションの場合は当該建築物の管理組合又は区分所有者の代表者、共同で所有する建築物等の場合は共有者全員によって合意された代表者)

助成内容

予算の範囲内において次の各号に掲げる費用の一部を助成します。

  • 耐震診断に要する費用(一般緊急輸送道路沿道建築物のみ)
  • 補強設計に要する費用
  • 耐震改修に要する費用
  • 建替えに要する費用(前号に定める助成を受けて耐震改修を行った建築物等及び次号に定める助成を受けて除却を行った建築物等を除く。)
  • 除却に要する費用(第3号に定める助成を受けて耐震改修を行った建築物等を除く。)
問い合わせ先
市民生活部 住宅課 住宅対策係
〒190-8666
立川市泉町1156-9

電話番号(代表・内線):042-523-2111(内線2562)
 電話番号(直通):042-528-4384
ファクス番号:042-528-4333

立川市の街並みや代表的な建物

立川市は多摩地域の中心に位置しており、市の中心部にはJR立川駅を中核とした大規模な商業地区が広がっています。駅周辺には大型商業施設や百貨店が立ち並び、多摩地域随一の商業の中心地として多くの人で賑わいます。

特筆すべき施設には、国営昭和記念公園があります。広大な敷地内には、季節の花々・日本庭園・レクリエーション施設などがあり、市民や観光客の憩いの場として人気です。

防災の要所としても重要な役割を果たし、立川広域防災基地は災害時に首都圏の防災拠点として機能します。

産業面では、かつての米軍基地跡地を活用した産業団地があり、先端技術産業の集積地としても知られています。また、多摩都市モノレールの車両基地もあります。

文化・教育面では、たちかわ創造舎や立川市子ども未来センターなど、芸術や教育に関する施設が充実しています。

また、JR中央線・南武線・多摩都市モノレールが通っており、都心や多摩地域各所へのアクセスが良好です。

マンション・建物名
住所
ライオンズマンション武蔵砂川 
東京都立川市上砂町5丁目15-1
ハイネス立川 
東京都立川市錦町3丁目12-16
立川防災館(東京消防庁 立川都民防災教育センター)
東京都立川市泉町1156-1
子ども未来センター
東京都立川市錦町3丁目2-26

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